よそ様の日記　　sea of tranquility　2002/08/29

それはともかく、ワイドショーを見て驚いた。相変わらず見物人や報道陣がどっと繰り出して「日本国民のアイドル」「全国民のペット」の如く迷子アザラシは注目を浴びまくり、その騒ぎも加熱するばかりで、さぞ周辺住民は迷惑していることだろうが、何と「タマちゃんの寝姿」をスクープとして流しているのである。しかも「深夜になっても見物人が後を絶たちません。昼間の喧噪と餌が取れないのか激痩せしたタマちゃんの体調が心配です。あまり刺激せず、疲れたタマちゃんを夜くらいはゆっくり休ませてあげましょう」てなことをヌケヌケとホザいているのである！それはオマエやろが！夜くらい放っておいてやれよ！とツッコまずにいられなかった。

　結局のところ、ボクが考えるところ、マスコミの責任のなさに尽きると言ってしまう。マスコミの影響力の強さというものをもっと自覚して報道すべきなのだ。奴らは、すぐにネットを引き合いに出して、30000アクセスがあったとか騒ぐが、視聴率1％は1200000ということをもっと肝に銘じるべき。 　逆にマスコミにふらふら踊らされるような受ける側にだけはなりたくない。

まごれびゅ　　ウォン・カーウァイ『花様年華』 (2000 仏,香港)

お通夜

の話は、本まごのほうにおいといて、帰りに古本屋よったりして、夕飯がすっかり遅くなってしまった。結局、家の近くの天下一品で大盛り。で、まわりは、餃子定食にしたり、さらにそれにビールだとか、夜の10時にそんだけ食うたら腹にこたえるだろうに、なんて思うのは年のせい？　大盛りにしたことだけでもやっぱり並にしとけばよかったかと思ってる。

よそ様の日記　ちゃとらん帰還にツッコミ（長いのでこっちでツッコミます）

うちのグラマーちゃんことぶうぶうはしょっちゅう脱走しておるよ。人が玄関先に来たときなどちょっとした隙をうかがって脱兎のごとく脱猫することいくたびか。

この前なんか、宅急便来たときに脱猫して、おっちゃんにハンコ捺さなアカンし、しゃあないのでほっといたった。しばらくして見に行くと、隣の小学校の敷地の中を悠然と歩いてやがんの。呼んでやったら、こっちへ戻って来ようとはするのだが、金網フェンスまでよじ登れない、跳び上がれない。だってグラマーちゃんだもん。だったらどこから入ったんだ？

フェンスを越えるのを諦めたようで、また悠然と歩いて植え込みの陰に隠れて見えなくなった。もうどうにもならんのでまた放置プレイに切り替えて家に戻ってたら、それから30分ほどして、マンション中に響き渡るようなでかい声で鳴きまくって「をらぁ。迎えに来いいいいいいい！」　何様やねん。

ところで猫というのは水平感覚は非常にあるらしいが鉛直感覚が全くないみたいよ。というのは、家猫#1のたまもよく脱猫したんだけど、その当時住んでたのが某マンションの1006号。そこから脱猫して、廊下の端の階段を駆け下りて、そこで自分が階段を下りたという感覚が抜け落ちて、真下の906号のドアの前で入れてくれぇ〜と泣きわめいていた。今のグラマーぶうぶうも階段のとこまでは来れるけれど、何階まで上がればいいのかようわかっとらんみたい。前なんか真下の家のベランダで一日過ごしてたこともあるらしい。困ったもんだわ。

■本日の食事　朝：チーズパン1、コーヒー1　昼：ピザ　夕＠天下一品：ラーメン大

■本日の買い物　＠BOOKOFF上野芝：南Ｑ太『さよなら　みどりちゃん』、＠福永懐徳堂：山田詠美『姫君』、三島由紀夫『短編全集２　夜の支度』

モノクローム

とりあえずさっさと仕事をすませフケる。フケてモノクロの写真のあがりを取りに行く。やっぱりパリの町はモノクロが似合うと、思わず写真に見とれる。やっぱり銀塩はいいなぁぁ。でも金かかるのだった。

これでこないだのヨーロッパ旅行の写真はひとまずでそろって、整理が大変だわ。まだしばらくヨーロッパの余韻にひたってられるのはいいこと。

本日のタイガース

きょうも快勝。誰がお立ち台に上がっても不思議じゃない試合で、マジック点灯した７月はじめ時点の強いタイガース復活

で、本日のマジック…巨人10　中日9　ヤク10　広島12　　をを〜っ、対中日はついに一ケタ

■本日の食事　朝：レーズンブレッド、コーヒー1　昼＠樹：冷やし中華大盛り　夕：さわら味噌付け、小松菜、冷ややっこ

■本家まごまご日記　カルボナーラ (3)

[news] 首位走行中に妨害される…男子マラソンでハプニング

レースは２０キロ付近で飛び出したデリマが３５キロ過ぎまで独走態勢だったが、３６キロ付近で、突然飛び出した男にコース外に押し出されるハプニングがあった。沿道の人らに助けられてもどったが、苦しそうな表情を浮かべた。その後、３８キロ付近でバルディニに抜かれ、さらにケフレジギにも抜かれた。

このアイルランドのスカートおっさん、F1かでも飛び出して妨害して禁固刑を受け、さらにウィンブルドンでもコートに乱入するなど前科ばりばり。ちなみに可哀想なデリマはピエール・クーベルタン・メダルを受賞。

このマラソンにて、アテネオリンピックもなんとか無事終了

[news] 台風九州上陸

こんな台風でも北海道-大阪の飛行機は飛べるのだった。そのとばっちりでこっちは軟禁状態よ-_-;　
大阪は夜の10時過ぎた(鳥取市付近)あたりから雨風が強くはなってきたが、そんな暴風警報が出て大騒ぎするほどのこともなし。
そうそう気象庁のサイトでじゃ、レーダーの映像じゃなくて、ふつうの天気図も動くのね。おもしろーい。

暴風警報出てるんだからさっさと帰りましょう(^_^;)

帰りにアカ組事務所に寄って、きのうのライブのビデオを見ながら、しばし遊ぶ。

■本日の食事　朝：トースト2、コーヒー2　昼＠なか卯：親子丼　夕：海老天ぷら、サラダ、蒟蒻

■まごまご日記　 ラブホの空間を妄想してみる

あ嬢様テニス

あ嬢様とふたりでテニス。あ〜、お外はどしゃ降りです。しっかし二人だけで２時間もテニスやるもんじゃないな。正直疲れた。

終わってから、腹へったので飯食いに行こうって言うと、なか卯でカツ丼食いたいって、あ、あのですね、そんなチープなんでいいんすか。ほら、あ嬢様なんだからさ、せめてさ、イタ飯がいいかなぁなんて言うてほしいもんですｗ

お知らせ

先日、お知らせしたように、gallery maggot オープンに伴い、http://maggot-p.com/　のURLは完璧にgallery maggotに乗っ取られます。カンタンに言うと、いままでみたいなアフォなことは書けなくなります。それもこれもショーバイ、ショーバイ。

で、プライベート的に、このうらまごは存続させるので、奇特な方はこのURL《http://maggot.tdiary.net/》をブックマークされるか、アンテナ等に登録されることをおすすめします。

お知らせ　その２

"gallery maggot" Opening記念展

　香港HongKong/大阪Osaka

香港と大阪。
この似通っているような、でも全く違うような、
それぞれの町のそれぞれの空気、におい、温度、
そして人、顔

香港HongKong by Eddie Law / 大阪Osaka by maggot

■10/7(Sat)〜10/22(Sun)　12〜20:00

■gallery maggot
　Abeno-ku Showacho, Osaka Japan
　大阪市阿倍野区昭和町 1-2-4 初音ビル202
　地下鉄谷町線の文の里駅すぐ(御堂筋線昭和町からも徒歩3分)
　tel: 06-6628-5235

■gallery maggot オープン記念パーティー　10/07(Sat)

　　誰かエライ人がスピーチするとか、
　　とくに形式ばったパーティーはしませんが、
　　飲み物などもご用意していますので、
　　三々五々お越しください。

※　逆パターン　香港 by maggot / 大阪 by Eddie 展も予定しています。

[cine] アキ・カウリスマキ『浮き雲』　非運礼賛

あはは、これはずっと前にも見ていて、そういや、カティ・オゥティネンが『過去のない男』だったか、舞台挨拶に来たときも見に行った。それくらい結構なカウリスマキファンなのです。
吉本並にお決まりの運のなさの連続。吉本並ってのもわけわからんですが、ハンで押したようにお決まりの運のなさ、バカくさく笑えるくらいの運のなさってとこです。それはもうサディスティック、いや、Ｍのほうか、ここまでやってくれたら痛快です。そして以前にまごれびゅにも書いたのだけれど、カティ・オゥティネンの無表情はサイコー！　いいなぁ、とってもいいなぁミニマリズムの美ですよ。

はも鍋

　ヤモ家ではも鍋ご馳走になる。ま、はるかのイラレの授業料ってもんですが、はもの時期逃しかけてたのだが、はるかが「わたしお金出すから、はも鍋にしたげて」と、小さいときから知ってるけど、オトナになったんやねぇと感心。はも鍋のあとタイガースではるかも一緒に４人で二次会。ごちそらまぁ。

「我らの獲物は一滴の光」

　高梨豊と、詩人の吉増剛造の二人写真集のタイトル。あまりのかっこよすぎのタイトルにのけぞる。これはルネ・シャールというシュールレアリズム周辺の詩人の詩の一節らしい。調べたら、フランスじゃかなりの詩人らしいのだが、そういうのがなかなか日本に紹介されない現実。吉増剛造だからこそのタイトルか。

迷走台風

これは２年前ジュンクとやった展示《Stranger in Paradise 》の一枚。震災の夏にジュンクが花巻〜遠野〜吉里吉里と歩いた、その頭がさがる蛮行に敬意を感じて、ジュンクが歩いたのとは逆に大槌から車で上がっていった。知ってる人は知ってるだろうけれど、ジュンクが遠野から峠を越えてたどり着いたラーメン屋のラーメンは美味かったとどこかに記してる。そのラーメン屋に行きたかったのだ。もちろん彼はそのラーメン屋でも一枚撮っている。いや、何枚か撮ったうちの一枚を見たのだ。その彼の写真のラーメン屋の女将さんに是非会ってみたかった。と、そのような理由で大槌から上がっていったのだが、ジュンクのもう一枚、この栗林で撮ったものもあった。栗林は大槌から10km近く入ったところ。ラーメン屋橋野食堂はさらに10kmほど。彼がこの栗林で撮った写真の現場近くに車を駐め、周囲を歩いてみた。すると河川敷に震災の仮設住宅が建てられていたのだ。なんでこんなところに、というのが一番の印象。なんでなんだという疑問というか、憤りに似た気持ちがシャッターを切らせた。
あれから３年。ひょっとしてこの仮設も急遽仮の土地に設けられたのかもしれない。それにしても震災から２年半なのだが、どこか別の土地に移っていてくれることを希う。
どうか無事でありますように。そしてこの谷も。

釜石市栗林町第２０地割
39° 20' 43.56" N 141° 50' 1.01" E