高校生の時、学校から帰ってくると、カーテンひいて部屋を暗くして、アホほどでかい音でWE LOVE YOU。そしてふーっと一服。そんなことも思い出す秋の空。って、おとといはほんま秋晴れ!って感じだったけど、きのうきょうは蒸し暑くて、ちょっと夏が戻ってきたよな。でも終わったあとなんかに屋上に上がってみると、やっぱり秋だわ。
しかし、今、聞いても、ニッキー・ホプキンスのピアノはかっちょエエ!
原題が「HELAS POUR MOI」ちなみにexciteで英語に直訳させると「alas for me」...どこでどないなって「決別」となるのかようわからん(-。-;)
これって、《ヘーラクレースはゼウスとアルクメーネー(ペルセウスの孫に当たる)の子。アルクメーネーを見初めたゼウスは、様々に言い寄ったが、アルクメーネーはアムピトリュオーンとの結婚の約束を守り、決してなびかなかった。そこでゼウスはアムピトリュオーンが戦いに出かけて不在のおり、アムピトリュオーンの姿をとって遠征から帰ったように見せかけ、ようやく思いを遂げた。アルクメーネーは次の日に本当の夫を迎え、神の子ヘーラクレースと人の子イーピクレースの双子の母となった。》(Wiki「ヘーラクレース」)を知らないと、つらいっちゃつらいのだけど、まぁ、いっかぁ^_^; なんか例によって、あれこれ引用がいっぱい出てきて、ごちゃごちゃに頭の中を掻き回されて、わけがわからんのだけど、それらが何から来てるのだとか知らんでもええわけで、それと同じようにラシェル(ロランス・マスリア)のところに、シモン(ジェラール・ドパルデュー)の肉体に神が入って来て関係するのが、上に引用したヘラクレスのギリシャ神話に基づくといっても知ったこっちゃない。知ってたら知ってたで、ちょっと頭の中を引っかき回されるのがましなだけ。
わけわからんちゃわからんわけだけど、物語、あるいは映画を、解体して、ぶっちゃけておくから、あとはどうぞお好きに再構築しましょね、ちうのが、ゴダールなわけで、この妙に余韻をひく、というか、ひとつひとつ気になって残ってしまう快感は何なのだ。