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20051101 Tue [長年日記][news] 月とランデブーサンケイ新聞に少し前に掲載されたらしいが、満月をバックにコウノトリが飛んでいる写真。これが合成とわかって、サンケイを猛烈に揶揄する記事がきょうの讀売に載っていた。(讀売新聞に掲載されていた写真の方が鮮明で、月のクレーターの紋様もコウノトリもくっきりすっきりしていた。) 20051105 Sat [長年日記]20051106 Sun [長年日記][book] 村上龍『半島を出よ』はぁ、やっとこさ読み終わった^_^; いやー、おつかれおつかれw だって、龍ほんとにしゃべり過ぎんだもん、ぶっ厚い単行本が上下2冊だぜ。
楽しいというのは仲間と大騒ぎしたり冗談を言い合ったりすることではないらしい。大切だと思える人と、ただ時間をともに過ごすことなのだそうだ。 ボクはNHKの女子アナがコリョと春吉に餃子食いに行くとこ好きだなぁ。あれは、もう完璧に龍の分身ですよ。 20051108 Tue [長年日記][book] 森山大道『Buenos Aires』ふらっとアセンスによったら、なんと大道の新しいのが2冊も並んでるじゃないですか。瞬間的にレジに持ってっててる人。家に帰るまで待てなくて、スタバに座って、ページをめくり始める。 [book] 森山大道『宅野』してこちらは聞き慣れぬ「宅野」という言葉。大道の父親の墓のある島根県の地名。2年前の春にも島根県立美術館で大々的な森山大道展が催されたのは、その関係らしい。 わおー、いま調べたら宅野って、太田と温泉津のちょうど真ん中じゃない。ああ、温泉津また行きたいなぁ。
なりゆきで、きょうはどういう日だったかというと、まさに「なりゆきまかせ」な日だったのです。起きて、ぼーっとマックの前に座ってると、酔狂から「いまからHDDもっていってええか」と電話があって、ま、1時間ほどで済むだろうと思ってたら、何時間もかかりそうなので、その間に天天有にラーメン食いに行って、それでもまだ終わらなくて、酔狂は3時に家に帰らないといけないと、2時に作業は中断してさっさと帰ってしまった。 というわけで、この天気のいい日にぼーっとしてるのももったいないし、ほんとなら京都くらいまで遠征しようかと思うてたくらいだったので、よっこらせと出かけて、あ〜、やっぱり荒木経惟の『写真の話』を読みかけてたのが、ちょっと刺戟ックで、ちょっとはマシかなと思えたんだけど、やっぱり今は、「廃れ」は写したくないという欲求が強くて、それはこの半年、ずっと続いてるのだが、「廃れ」って結構受けるもんだし、意外と「廃れ」って写しやすいんだよなぁ、誰も見とらんから、それでついつい安易に「廃れ」ばっかり写してしまって、そう、キミも「廃れ」ばっかし写してたらダメよw つうかね、まぁ、荒木経惟のご託宣により、あ、別に荒木経惟が「廃れ」を写すなとは言うとりませんですけど、かといって、それでもやっぱり「廃れ」もちょっとくらいは写してんだけど、それはしばらくお蔵入りにしてしまいますよ。「廃れ」を前面に出したらやっぱいかんよ。で、そうしてたら、大道の写真集を見つけて(ちゃんと大道のサイトチェックしとけよな)、ああ、ボクってすぐのせられちゃうから、勇気百倍よw わけわからん話でごめんなさい。ボクの単なるメモです。 20051109 Wed [長年日記]『春の雪』きょうから読み始めたのが『愛の渇き』 「何、読んでるんですか?」って聞くから、「三島由紀夫」と答えたら、「あ、わたし見ましたよ」って、ああ、『春の雪』かいな、ったく。あればかりは見たくない映画の筆頭かもしれない。映画の良し悪しの問題じゃなくて、『春の雪』だけではなくて『豊饒の海』については特に思い入れが深いもんだから、自分で紡ぎ出したイメージを壊したくない。それだけ。妻夫木クンかぁ。 その昔、オヤジがクリス・クリストファーソンだったかの『午後の曳航』を見て、つまらんかったと言ってたのを思い出す。無理もないかなと、日本人のねっとりした情感、とくに三島はよりねっちりとしてるから、そんなものアメリカ人にはわからんのちゃうかと。ボクは見てないけどな。 でも映画『春の雪』が出発点であったとしても、三島を読んでみようとすることはいいことかもしれない。 20051110 Thu [長年日記]訃報■桂吉朝まだ50だって、胃ガンだったって。 米朝の弟子って、枝雀が逝き、吉朝が逝って、あぁ、どーなってんだよ。つうか、上方落語、まともに落語ができるのばっかり逝ってしもて、ろくなの残っとらんじゃないの。キミらな、テレビのお笑いばっかり出とらんと、まじに落語勉強しなさいよ。 27日って、つい2週間ほど前やない、米朝と二人会やって、楽屋では酸素吸入しながら、高座に上がって『弱法師』やったらしい。たぶん本人はわかってたんだろうな。合掌 訃報■本田美奈子こっちのほうがマスコミでは大きくとりあげられてんだけど、正直、ボク本田美奈子の世代じゃないから、いまいちショックってわけでもない。骨髄ガンね。 ところで本田美奈子のサンスポの訃報の記事に今年亡くなった有名人が表になってた。 ■高田渡-心不全 ありえるはなぁ、あの人、酒飲みすぎよ。ベロベロでステージに上がってたらしいけど。高田渡の場合は最初の『自衛隊に入ろう』が鮮烈だったけど、ディランをこっそりパクったりして、もうさっさと見限ってたから、しゃあないね。酒瓶の横にも《健康のため飲みすぎに注意しましょう》と書いとくべき。 ■小森和子-老衰 95歳だってよ。そういや、今年始まってすぐに亡くなったとか聞いたことあるけど、忘れてた。 ■林由美香-不明 林由美香なんて、あんまり知らんだろ。うわ、ここに書いたら、「林由美香」の検索でどっちゃり来るようになるかもな。へへ、往年のAV女優ですよ^_^; 「ジーザス」にも出てたかな。かなり行ってしまってるAV女優で、とうに時代は過ぎ去ってしまってもAVやってたらしくて、「おまえなんか並大抵のことやってても売れない」と自転車で秋田やら東北を走りながら、やりまくった、しゃぶりまくった、という話、聞いたことある。そのビデオ、見てへん、見てへんw で、死因が不明というのも、彼女にはさもありなんことだと。 20051112 Sat [長年日記]♨を、を〜〜っ、出たぁ〜(^_^) って、(人によっては)出てへんかもしらんけど、HTML4対応のブラウザで、Unicodeフォントがインストールしてへんかったらアカンらしい。自分も表示させたい〜〜って人は、簡単よ《♨》
なんで突如、♨かというと、この♨、つまり「温泉マーク」はかつては連れ込み旅館のことをさしたわけ。右の写真、クリックしてみ。ちゃんと看板にも♨ついてるやろ。 20051113 Sun [長年日記]紅葉はまだぢゃようやっとのことで、日曜の朝起きできて、あ、それはTSUTAYAに10時までに返却という至上命令のせいだったのだが、とにかく9時半過ぎには家を出て、京阪で七条。そこから東山の山伝いに銀閣まで歩くという無謀。 双葉の豆大福結局、出町まで歩いて、出町がもう5時過ぎてた。双葉は5時やともうアカンだろと思うてたのに、前まで行くとまだ人がなんぼか並んでる。だいたいやねぇ、並ぶのはキライなんだけど、双葉の場合は並んだとしてもすぐなので列の後ろについたら、店の女の子が「もう大福は売り切れてしもうて、豆餅だけしかないんですが、でもそれもここなら売り切れてしまうかもしれへん、おすえ〜〜」 あ〜、書くの面倒だから、すっとばして うりゃあ〜〜、ひとりで56個も買うな! 56個もいっぺんに買うおっさんのおかげで目の前で売り切れじゃ。常識ってもんがあるだろが。買うほうも買うほうだけど売るほうも売るほうや。1マンコ買うアホおったらどうすんだべか。 しゃあないので、出町の駅のとこで売ってた《京都 醍醐庵》と詐称する豆大福を買うたんやけど、「本社大阪府守口市 工場滋賀県大津市」ってどういうことやねん! おまけに、ありゃ餅やないで、米粉練っただけやろが、むかつきまくる。 ほんやら洞甲斐さんからのメッセージ(一部抜粋)
『来春の35周年を目前にして、ほんやら洞はいまだかつてない危機に瀕しています。』 ----------------------- 京都の写真家・甲斐扶佐義さんのほんやら洞が存亡の危機に瀕しているそうです。くわしくはほんやら洞HPを参照というけれど、そのことについてはあまり記されてないよう。とにかく甲斐さんに支援をお願いします。京都に行ったら、ほんやら洞に甲斐さんの顔を拝みに行ってあげてほしい。京都まで行けない人は中公文庫『京都猫町さがし』(これが一番手に入りやすい)を。 20051116 Wed [長年日記][book] 太宰治『人間失格』いまさら言わずもがなの『人間失格』ですけど、30数年ぶりに読み返してみたってわけ。まぁ、ボク自身も失格ですからw ゑっ、何に失格かって、あははは、うりゃ 20051117 Thu [長年日記]『虞美人草』ヤモが読み直していて、おもろいでぇーというと。はい、さっそく青空文庫からその部分を引用 《嘘は河豚汁である。その場限りで祟がなければこれほど旨いものはない。しかし中毒(あたっ)たが最後苦しい血も吐かねばならぬ。》 いいねぇ。炯眼だよなぁ。をっ、この直前もいいなぁ。 《若い女と連れ立って路を行くは当世である。ただ歩くだけなら名誉になろうとも瑕疵とは云わせぬ。今宵限の朧だものと、即興にそそのかされて、他生の縁の袖と袂を、今宵限り擦り合せて、あとは知らぬ世の、黒い波のざわつく中に、西東首を埋めて、あかの他人と化けてしまう。それならば差支ない。》 ををーっ、言うてくれてるぢゃないの、さすが漱石先生よ。うん、なになに、 《小夜子と自分は、碁盤の上に、訳もなく併べられた二つの石の引っ付くような浅い関係ではない。》 うううむ、意味深長な、「訳もなく併べられた二つの石」ね、うううみゅ。まさに、秋深し、となりは何する人ぞ、ですなぁ。って、なんのこっちゃらようわかりませんが、そうそう、ちょっと前にヤモが、この表現はええよぉって見せてくれたところ 《時ならぬ春の稲妻は、女を出でて男の胸をするりと透した。色は紫である。》 「九寸五分の恋が紫なんじゃない、紫の恋が九寸五分なんです」 20051120 Sun [長年日記][book] 本日の『虞美人草』《愛の対象は玩具である。神聖なる玩具である。普通の玩具は弄ばるるだけが能である。愛の玩具は互に弄ぶをもって原則とする。》 アフォな人のために注釈:ここでいう愛の玩具というのは決して大人のオモチャでありませんことよ。続いて 《我を立てて恋をするのは、火事頭巾を被って、甘酒を飲むようなものである。調子がわるい。恋はすべてを溶かす。角張った絵紙鳶も飴細工であるからは必ず流れ出す。我は愛の水に浸して、三日三晩の長きに渉ってもふやける気色を見せぬ。どこまでも堅く控えている。我を立てて恋をするものは氷砂糖である。》 かと思へば 《女の二十四は男の三十にあたる。理も知らぬ、非も知らぬ、世の中がなぜ廻転して、なぜ落ちつくかは無論知らぬ。大いなる古今の舞台の極まりなく発展するうちに、自己はいかなる地位を占めて、いかなる役割を演じつつあるかは固より知らぬ。ただ口だけは巧者である。天下を相手にする事も、国家を向うへ廻す事も、一団の群衆を眼前に、事を処する事も、女には出来ぬ。女はただ一人を相手にする芸当を心得ている。一人と一人と戦う時、勝つものは必ず女である。男は必ず負ける。具象の籠の中に飼われて、個体の粟を喙んでは嬉しげに羽搏するものは女である。籠の中の小天地で女と鳴く音を競うものは必ず斃れる。》 そう、明治であれ、大正、昭和であれ、平成であれ、勝つのは必ず女なのだ。それを男のほうが女より強いと勘違いするアフォ男のいかに多いことか。かうゆうことを書いてゐるかとと思へばまた 《花の香さえ重きに過ぐる深き巷に、呼び交わしたる男と女の姿が、死の底に滅り込む春の影の上に、明らかに躍りあがる。宇宙は二人の宇宙である。》 Maggie's Farm書き綴るもうっとおしいのだが、人民を大切にしない王は必ずや斃れる。国は滅ぶ。肝に銘じておきやがれ。 I ain't gonna work for Maggie's pa no more. 20051122 Tue [長年日記][book] PEN 05/12 "写真家の仕事。"chikiやんの通報できょう買って、帰りの地下鉄で見たよ。やっぱり大道は、あ、いや大道先生の写真はかっこいい。どれ見てても惚れぼれしちゃうよ。ところで、どうでもいいんだけど、 「マイルス・デイビスとジョン・コルトレーンが奏でる、絶妙なブルースが聞こえてきそうな音楽的写真でもある。」 なに、書いとるねん、この解説書いてるやつは(-。-;) マイルスやコルトレーンを引き合いに出すなんてこと自体、思いつくままの記号的に並べた浅薄さが見え見えじゃんか。同じ書くなら、八代亜紀とテレサ・テンがデュエットしてると書けんかね。 20051123 Wed [長年日記]よそ様 黒ラッコの烏賊自分が知っている場所で写真を撮りたい。 まさに。 20051124 Thu [長年日記]自画自賛何がどうだって言わないけど、これは本当にすごいよ。咄嗟のことだったので、構図とか考えてる余裕なんてことは全くなくて、(でもいつも構図なんかそんなじっくり考えてないかw)それにしても20D様々ってところ。A95ならもっと違う写真になってたか、撮り損なってた。すごく速いの。立ち上がりだけでなく、AFの速いのなんの。A95なら確実にブレてたな、ISO400までしかなかったしね。 本日の『虞美人草』《宇宙は謎である。謎を解くは人々の勝手である。勝手に解いて、勝手に落ちつくものは幸福である。疑えば親さえ謎である。兄弟さえ謎である。妻も子も、かく観ずる自分さえも謎である。この世に生まれるのは解けぬ謎を、押しつけられて、白頭に※(「にんべん+亶」、第3水準1-14-43)※(「にんべん+回」、第3水準1-14-18)(せんかい)し、中夜に煩悶するために生まれるのである。親の謎を解くためには、自分が親と同体にならねばならぬ。妻の謎を解くためには妻と同心にならねばならぬ。宇宙の謎を解くためには宇宙と同心同体にならねばならぬ。これが出来ねば、親も妻も宇宙も疑である。解けぬ謎である、苦痛である。》 20051125 Fri [長年日記]11月25日何日か前より、ああ、またその日がやってくるなと思いながら、いざその日になってみると、きっちり忘れてしまってる。夜になって、写真整理するときに思い出してやんの。
こないだ、ふと思ったこと。高校時代に大宰に耽ってころ、それは大宰が入水自殺してからちょうど20年の頃だった。それはずいぶん以前の、いやはるか昔のことのように思っていたのに、三島の自決からもう35年だぞ。とんでもない昔のことだ。蛇足だが、あと15年も経つと、三島が青空文庫に入るのだよ。 20051127 Sun [長年日記]from flickr basuraverse - the flickr group invite spam piles up
you know the scenario - you 'no thanks' an invite only to have the same inconsiderate spammer resend it the following day with some lameass excuse. the solution is to keep a trough of really crappy slag shots marked as private and flood the group for a day or two until you are banned. 福原ご近所、撮らないとと思いながらも、きょうは福原ですね。ボクの場合、日本全国ご近所隊の隊長だったしw とはいうものの、阪神電車は元町までしか乗ったことがない。もっとも阪神は元町までで、その先は神戸高速、山陽電鉄なんだけど、ぴっと新開地まで乗ってったのだった。新開地といえば、あなた、全国区の福原ぢゃないですか。そのど真ん中をカメラ片手にうろつき回って、ときには構えちゃってるなんて、危ないですよ〜w 良い子は真似しないように。でも客引きのニイチャンをまともに狙ったわけでもないので、そうそう白昼に刺されるわけないっすよ。あんまりよくわかってない分、こわいもんなしってところかもなw 新開地ってオヤジの街だなぁ。新世界とはちがう、ちょっと新鮮な面白さがあった。 あとはまた例によって、元町、三宮とオネエチャンさがして^_^; |
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