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うらまごまご日記まごっとmaggot

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20090601 Mon [長年日記]

木津川

いちおう休みなのでね(-。-;)、チャリでふらっと出て、北加賀屋経由で千本の橋をチャリ押しながら越える。上りはカシャカシャ撮りながらだったのだが、下りは一気。木津川右岸(大正区側)を北上したのだがどうもパッとしない。ほとんど川岸が工場や倉庫に占拠されていて出ることができない。大浪橋までなんかだらだらといちおうおさえるだけのチャリ行。

さ来週の「大阪環状線」に備えて、途中、ちょっと境川の猫と遊んだりしながら、大正から弁天町までほぼ線路沿いにチャリ行。環状線の高架と住宅の間のごく狭い路地などもあったりで、それでもなぁ。安治川の橋まで走ってはみたけど。


20090602 Tue [長年日記]

五社英雄『鬼龍院花子の生涯』(1982)

あ、「なめたらあかんぜよ」って、これかぁ^_^;
なんでも夏目雅子、あのシーンでスタント立てる予定だったのに、他の女優さん、夏木マリやら佳那晃子がばっさり脱いでるのに自分だけがというので、事務所の猛反対を押し切って、きっちり脱いでくれてます(wikiより)。ってね、仲代達矢がばっちり掌で隠してくれて、ビーチクは瞬間だけ....をいをい(-。-;) いや、そんな夏目雅子のT首が見える、見えないより、夏目雅子というだけでもう涙モンですよ。なかなか出てきてくれないんだけどね。
岩下志麻も凍りつくような美人加減だし、夏木マリってこんなよかったかって思わせる良さ、いや、いいんだわ。きっちり刺青全裸だしね...をい(-。-;) いや、だからハダカはハダカでいいんだけど、それが売りになるハダカじゃなくて、必然性があるんですね。仲代達矢がちょっと単調なんだけど、これが彼の代表作って言ってもいいんじゃないかと思える熱の入り方。2時間半、ぐいぐい引っ張り込まれます。さすが。

破竹&鯖味噌

信州の郷土料理(-。-;)
いまが旬の破竹ですが、こないだ破竹に妙な味付けをして真空パックしたのをもらったのだが、これがまた不味い。なんとか食えんかと、鯖の味噌煮の缶詰めをスーパー玉出で買うてきて、一缶鍋にぶちまける。この空いた缶に水を2杯たして、薄くなった分を適当に醤油で味を調整。そして不味い破竹を、いやほんとうは美味しい破竹をぶちこんでおしまい。むっちゃ簡単で、ボリュームある汁物のできあがり。きょうはこれにおでんを半分コしておなかいっぱい。美味ぁ〜っ(^○^)


20090603 Wed [長年日記]

国を背負う覚悟

ミクシの宣伝に《国を背負う覚悟がある》を見て、朝からイヤな気分になる。
だから脳みそ筋肉単細胞人間はイヤなんだよ。勝手に死んでこい!

風邪気味

腐れインフルエンザ騒ぎで、悠長に「風邪ひいてまんねん (c)改源」とも言えない。
そのインフルエンザ騒ぎも、犯罪者扱いまでしたくせに、もはやすっかり鳴りを潜めて、ほんとマスコミに躍らされてる。日本って、いつからこんなファッショ体質になったんだい?って、ずっと昔からか。上のサッカーもそうね。ワールドカップかなんか知らんが、「君も覚悟を示せ。」ってアフォか。ほっといてくれ。
で、体調のほうはいまいちよろしくない。きょうはだいぶマシだけどね。理由は簡単で、暗室による極端な夜中帰りがたたってるというわけ。まぁ、しゃあないね。


20090604 Thu [長年日記]

堀江慶『ベロニカは死ぬことにした』(2005)

DISCASのレビューに《見ていくにつれて、これは映画ではないぞ、としか思えず。小劇場の舞台。にしか見えてきません。おそらくは、その役者たちの演技にあると思います。》とあったけど、まさにその通りで、それも70年小劇場じゃなくて、21世紀型小劇場。いや、そのいまの小劇場の演劇を観てるのじゃないのだが(-。-;)
正直、期待外れもいいところで、この堀江慶ってどっちかっていうと演劇の畑のほうが合ってるんじゃないか。でもわざわざ観たいとは思わないけど。役者が若すぎるね。若いったって、真木よう子がこの映画のときで23歳、ところがきのう観た『鬼龍院花子の生涯』の夏目雅子が25歳、『五瓣の椿』の岩下志麻は23歳。どうよ、この20年からの間に女優は幼なくなったのか。まぁ真木よう子を責めるのは酷かもしれない。
やっぱり演出がね、結局、舞台から抜けきれない演出で、映画であるダイナミズムがまったく感じられない。照明ひとつにしたって、ほとんどワンパターン照明で途中で飽きる。セリフまわしも小劇場にありがちのガナリ一本やりでうんざり。デフォルメするならするで、もっと演出のやりようってもんがあるでしょう。


20090605 Fri [長年日記]

暗室

きょうから独身なのでね、即、暗室なのですが、電話があったり、カミムーが来たりで、いまいち調子が出ないまま、はい、お疲れさまでした。


20090606 Sat [長年日記]

再び暗室

始める前にちゃんとセレクトしとけよと思うのだが、「これ、いつのだ?」モノ発見。去年の春先に工場撮りに高砂行ったときの。絞り22で1分?そういうデータは極力忘れてしまうw 焼くときも一緒。大きくするときは、たんびたんびで段階するのもなぁと思いつつ、根が吝嗇だからw あ、これは今晩、焼いたのではなかった。たまたま見つけて、デジ化しただけ。というのは、きのうはイマイチだったので、きょうは空いてる時間にネガを整理して、ある程度は、これとこれと目星をつけといた。と、言っても、また気分次第にセレクトしてるのだけど。そのせいか、きょうはサクサクと(^○^)


20090608 Mon [長年日記]

休みだけど

金土の暗室に、日曜の展示作業ですっかりダウンして、あ〜、天気はいいんだけどねぇ、出て行く気がしねえと、しばしだらだら。ようやっと出てはみたけど力雀でコーヒー飲んで、それからふわりでマッサージしてもらう。
芦原橋の環状線と汐見橋線のクロスを出そうと思っていたのだが、ストックがいまいち気に入らないで、急きょ撮り直し。でもとりあえず撮ってきました。
夕方から展示作業の続き。あ、自分の分ね。ちょっとイタズラ心が騒いぢゃってからに、後出しジャンケン ホイって、そのおかげでまた夜中かよ、ちっ(-。-;) 中之島の上流、銀橋の下を流れるのは、旧の淀川、これは●川ってんだよ(^◇^;)


20090610 Wed [長年日記]

入梅

らしいです。遅くまでゴンと完治と3人で飲んで、雨の中をチャリって帰る。


20090611 Thu [長年日記]

ヤフオク

出品無料キャンペーン。せっせこ出品。買うてください。
ヤフオク maggot_p
ミクシも最近はほとんど書こうという気が起らない。ちゅうか、こっちもたいして書くことないのですけどね。


20090612 Fri [長年日記]

金守珍『ガラスの使徒』

唐十郎原作主演で、金守珍が監督。つまり唐組と新宿梁山泊の共同製作の映画ですけどね、そして稲荷卓央ですから、図式的には唐十郎の芝居の構造をそのまま映画にもちこんだ、そいう映画です。だから映画としてどうなんだ?っていうと、???が正直なところ。稲荷の所作なんか、どうも映画の所作じゃないです。やっぱりこれはテントの中で観ないと。


20090613 Sat [長年日記]

EGO-WRAPPIN' タバコ

はじめてのプカプカ 煙にむせる
息つぎの『間』も 惜しむ悪さは
ケタ違い zeroの死骸
異常な執着がひそむ

吐き捨てる つじつま合わせすすむ
ふくみ笑いの くちびる
待つ声は勘違い 追いつかない
たどりつけない

shara run...
主盲を砕く 話し口調はつづく

罠にはめる Fraze 強く香る TRACE
さびれた口癖 立てつく間なく NO NO NO
足もとに毒 底しれず吐く
心地良さも悪くない

shara run...
主盲を砕く 話し口調はつづく

罠にはめる Fraze 強く香る TRACE
さびれた口癖 立てつく間なく NO NO NO
足もとに毒 底しれず吐く
心地良さも悪くない

吐いつくばれ 吐いつくばれ

また暗室

いや最近毎週土曜は暗室ですが、そりゃそうですね、温度がベスト。といってもそろそろ限界か。きょうなんかは気温が29℃とか上がってたので、エアコンをドライで入れて、まぁ測ってはないけど、液温もなんとか。
きょうは自分のは3枚焼いただけで、あとはおねえさんのお手伝い。お手伝いっても、いいの?あんなゴリゴリのプリントで(^◇^;)ふふふ。


20090614 Sun [長年日記]

増村保造『曽根崎心中』

増村保造の『曽根崎心中』というより、梶芽衣子と宇崎竜童の『曽根崎心中』というほうが....実は、ボクもさっき初めて知った。増村保造が監督してたということ。どうも増村保造というのは若尾文子との『卍』とか『刺青』とかの印象で、ATGでつくってたのなんか知らんかった。勉強不足(^。^;) あら、wikiみたら『ザ・ガードマン』もやってたんだねぇ。
どんなもんでしょね、この『曽根崎心中』 台詞まわしなどは歌舞伎の『曽根崎心中』を意識してんだろうけど、と言いながら、歌舞伎も観たことない。文楽の『曽根崎心中』は観てるけどね。その台詞まわしに少し馴染めないのだけれど、それはおいといて、物語そのものにひっぱりこんでいくのは流石ですよ、って、何が流石? 近松? 増村保造? 梶芽衣子?....
道行でかの近松の一節が全く引用されなかったのもなんで? 『曽根崎心中』ってとどうしても、これがないとね。あれれってところです。天満屋の縁の下のシーンがこの映画でのピカイチです。ここでの梶芽衣子がもう最高です。

この世の名残、夜も名残。死にに行く身を譬うれば、あだしが原の道の霜、一足ずつに消えていく、夢の夢こそ哀れなれ。あれ数うれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め、寂滅為楽と響くなり。鐘ばかりかは草も木も、空も名残と見上ぐれば、雲心なき水の音、北斗は冴えて影映る、星の妹背の天の川。

映画の初めに「男も女もひとすじに恋と誇りに生きた時代」とテロップが入るのだけど、然り。


20090615 Mon [長年日記]

『欲望の沼』

とある女の人wとメールのやりとりしていて、「沼」という語から、ふと思いだす。
「欲望の沼」というのは、初めて観た18禁映画です。いま観たら、たいしたことないんだろうな。女が鏡の前で全裸でオナニーするシーンがあるおかげで18禁だったのですが。ギリシャ映画です。もう40年も前のことです。窓口で「歳、いくつ?」とお姉さんに聞かれて、「じゅ、じゅはち」と(^_^;
をっと、今、goo映画で調べたら、《脚本・監督はギリシャ映画界の新鋭コスタス・マヌサキスで、66年カンヌ映画祭にギリシャ代表で出品された農村青年の暴行殺人を描いた異色篇》とな。カンヌじゃぁぁ。そういや、岩下志麻の『心中天網島』も18禁だった。これは北野シネマの会員に18歳とウソでも書かれていたので難なく観れましたが、そんな時代だったんですw


20090616 Tue [長年日記]

北野武『アキレスと亀』

タケシの映画はそう好きなほうじゃなくて、あ、もう『ドール』から観てないな。この『アキレスと亀』はおもしろかったですよ。なんてったって、絵の具かついで、壁にチャリで激突するの、あのシーン最高におもろい、ゲラゲラ笑ってたのだけれど、終わってからDVDのおまけのメイキングみてたら、タケシもゲラゲラ笑ってんだね。そりゃ、やってたらおもろくてしゃないわな。その場の乗りで、本が変わってしまうらしくて、そいうところがボクはとても気に入った。 げらげら笑うたというと、風呂場のシーン。樋口可南子がタケシを風呂の湯の中に押し込むところね。
ぶっちゃけ(-。-;) はじめ、マチスの子どもの頃の義母やってるのが樋口可南子だと勘違い(ほんとは筒井真理子)しばらく見ないうちに、樋口可南子もえらい変ったなと思いながら、で、タケシはどこで出てくるんだろと 子ども-青年の間がえらい長かったから余計にそう感じた。
マチスの青年時代(柳憂怜)はさすがにタケシでは無理だけど、幸子は樋口可南子なら化けれると思うよ。樋口可南子のインパクトに比べて、麻生久美子はちょっと弱いね。
これ機会にタケシのさかのぼって観てみようかなと思ってしまった。


20090617 Wed [長年日記]

ジュリアン・デュヴィヴィエ 『並木道』

ジャン・ピエール・レオの若いこと、このときまだ16ですね。そして、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督はというと、フランス映画黄金期の巨匠、ほら『パリの空の下、セーヌは流れる』ってタイトルは聞いたことあるでしょ。ボクも観たことないけどw で、その巨匠がヌーベルヴァーグやっちゃってるんだから。もうたまらんって。はい、『勝手にしやがれ』も1960年でした。
この映画のハイライトはなんってっても、レオとモニークの屋根の上のキスシーンで、胸きゅんきゅんします。


20090618 Thu [長年日記]

市川崑『鍵』

まごれびゅから 拾ってきました

  • 59年 市川崑監督 / 京マチ子・中村鴈次郎 (3.5)
  • 74年 神代辰巳監督 /荒砂ゆき・観世栄夫 (2.3)[4]
  • 83年 木俣堯喬監督 /松尾嘉代・岡田眞澄 (-)[2.5]
  • 84年 ティント・ブラス監督 /S.サンドレッリ・F.フィンレイ (-)[3]
  • 97年 池田敏春監督 /川島なお美・柄本明 (1.8)[-]

    ちなみに上のリストの( )はCinemaScapeの採点平均 ついでに[ ]はまごれびゅの★の数

というようにこの谷崎の『鍵』は過去に5度映画化されてるんだけど、神代、木俣、T・プラスのは観ました。やっぱりこれは映画にしたらアカン!の代表だね。で、CinemaScapeでも3.5とボチボチのポイントを稼いではいるものの、なんかいいんだか、良くないんだかわからんコメントが並んでいる。さて

日記の「鍵」を、裏木戸の「鍵」に置き換え

原作に忠実である必要はないけれど、許される変更と許されない変更があるのですよ。この改変は絶対に許せません。この一点につきます。これじゃただの不倫話になってしまうだろ。カメラワークがどうこう、市川崑がどうこう、鴈治郎がいいとか、京マチ子は渋すぎるねとか、すべってぶちこわしてあまりある。もうボクとしては怒り狂ってます。

神代監督の『鍵』は、荒砂ゆきという女優(日活ロマンポルノ女優)でわり食ってるけれど、こうしてみると神代監督はは偉大ですよ。あ、決して荒砂ゆきがどうにもならんっていう意味じゃなくて、京マチ子という大看板を向こうにまわしたときに、ゑ?荒砂ゆき? 誰、それ?って この時点でハンディ背負ってるわけですが、そのくせ、観世栄夫とか、河原崎長一郎なんて、この時点でまだまだ青臭い仲代達矢よりずっといいしね。やっぱり神代辰巳と市川崑の立つ位置の差じゃないでしょか。

昔々に聞いたセックス描写、つまりもろ挿入を、汽車の連結器がガッチョンと結合する映像に換えて表現している。その話を聞いたのは中学生くらいのときだったか。へぇ〜っと思いながら、そんな表現をしている映画を観たことがなかった。はい、この市川崑の『鍵』ですよ。なんか意味、あんのか(-。-;) 唐突に汽車が出てきて、はい、二人はやりましたよ、などとしなくてもいいでしょ。奇をてらうというか、苦肉の策なのか、あそこでそのような暗喩は滑稽でしかないというのがわからんかなぁ。(同じようなことをコーエン兄弟がやってたんでしょか? コーエンはあまり好きじゃないので知りませんが)
『鍵』から『瘋癲老人日記』への流れを考えてしまうので、市川崑という期待で観るとあり得ない映画でありました。『瘋癲老人日記』から引用しときます。

モウコレ以上クダクダシク書クノハ止メル。接吻ニハ遂ニ逃ゲラレテシマツタ。口ト口ト合ハセナイデ、互ニ一センチホド離レテ、アーント口ヲ開ケサセテ、予ノ口ノ中ヘ唾液ヲ一滴ポタリト垂ラシ込ンデクレタゞケ。

20090619 Fri [長年日記]

五社英雄『女殺油地獄』(1992)

「女殺油地獄」なんて題名そのものは扇情的なんだけど、原作でのお吉って、そう色恋を感じさせるわけでもなく、だいたい与兵衛とお吉に、色恋の関係なんかなかったはず。実は72年だからもう35年も前かぁ、佐藤信の『女殺油地獄』やったんだよね。そのときにやっぱり原作知らんかったらまずいっしょってわけで読んだけど、近松のわりにって感じだったような。道行もないしね。たしか文楽でも観たはずだけど、忘れたw
さてこの映画じゃ、樋口可南子でしょ。そこへ五社英雄だから、題名通りに「女殺し」って、まだ言うのですが、「女殺し」って「未亡人殺人事件」を連想するより、「よっ、後家殺し」つまり、殺人じゃなくて、女をイカセルって感じがしませんか? あ、お吉は未亡人後家さんちゃうねw でも樋口可南子で与兵衛が堤真一だから、女が男を食っちゃおうって展開が当たり前に考えられるでしょ。わ、「女は魔物」ってときの樋口可南子にはぞっこん。ボクにも言うてほしい。ははは、というふうに、樋口可南子は大々好きなんだけど、果たしてこの映画がよかったかというと、イマイチです。
これだけ原作を変えてくれたらあっぱれとしかいいようがないんだけど、変えたんだから樋口可南子をもっともっとエロく引っ張って欲しかった。あ、これ五社英雄の遺作ですか。ぅ〜〜ん

「最近ガールズトークという言葉を耳にするとイラッとする」

はい、よし棒とこから。
「まさにその通り!!!!」とは思うのだが、実際、「ガールズ・トーク」ということばが使われている現場に居合わせたことがないのだった。おばはんトークの現場ならあるw
おばはんトークというかさ、子どもが小学校とかに行くようになった奥様たちが集まって、4,5人で、お昼にランチ行ってべちゃくちゃしゃべってるのはみっともないです。まぁ、おっさん連中が、夜に飲み屋で仕事の愚痴こぼしてるのといい勝負ですがね(-。-;)
もう2年以上前だが、昭和町のとある喫茶店、いやあの類いは喫茶店とはいわずにカフェってんですか(-.-;)、そこにひとりで入ったら、その奥様4人ご一行様が高歌放吟、いやさすがに歌を歌ってたわけじゃないですが、大声でくだらない話題のおしゃべり、そして大笑いにはうんざりした。この大笑いってのは、男でもイヤですが.. ほんとみっとみないです。連中の旦那の顔を見てみたい。


20090620 Sat [長年日記]

芸能人ブログとケータイ小説にムダな改行が多い理由

ふははは、またよし棒とこからのネタぱくり。
この話、【な】が10年前から言うてる「非段落文体」やん。この【な】の主張する「段落文体」には同感で、清風南海の図書館報に5年ほど前に書いてやった。あれは我ながらの名文だったなw。つまり

    舐められとるや、すっこすこの本を売りつけやがって。それは読み手も悪いのだ。びっしり文字が埋まってたら、「ひぇ〜〜、こんなの読めません」と逃げ出すから、ますます、すこすこの原稿料稼ぎだけのいい加減な文章を売りつけられるのだ。もっと文章と格闘しろよ。

という趣旨の文章でした。ちなみにこの一文を書いたときに、自分が持っていた谷崎潤一郎選集の『卍』から、ページ2段の2ページにわたって改行がない部分をさがして画像を載せたのだった。中学生に『卍』はと、担当のおっさんは苦笑していたが(笑)
確かにモニタの中では、改行なしの文章は読みにくいかもしれないが、印刷物もそのようなすこすこの文章になって、それが当たり前になるのはヤバいでしょ。


20090621 Sun [長年日記]

夏至

だったらしいです。道理で朝が白むのも早いわけだ。すっかり明けきって帰宅。眠い。ふぁ〜〜〜(~O~) 一日が長い。

アルテピアッツァ美唄

きのうのことだけど、アルテピアッツァ美唄という美唄の廃校を彫刻家・安田侃が常設で展示していて、どうのこうの、今度、森山大道展がそこであるとか、山口→高田の経路で知らされる。「美唄市落合町栄町」とググルと、あらら、東明やん。ゑ?安田侃って、美唄東高、45年生まれってことは...で、何小学校やったん? わかれへぇん。


20090624 Wed [長年日記]

フィリップ・ガレル『内なる傷痕』(71 仏)

これはかなりきついでしょ。よほどのNICOのファンでないと(^_^; まぁ難しく考えないで、NICOのMTVとでも思ってぼーっとみてたらいいんちゃうでしょか。もちろん、MTVの映像とは比べ物になりませんが...
延々、歩き続ける映画。長回しの連続。なんでもこれはガレルがニコといい仲だったときに荒涼たる地で撮りだめた映像が元になってるらしい。チュニジアとアイスランド。
それと神話がベースになってるのだけれど、それがさらにきついなぁ。それでもあんまり肩ひじ張らずに見てたらいいのです。ふぅ〜〜んって具合に。

五社英雄『北の螢』

ついこないだは美唄の話で、きょうはその川向いの月形・樺戸集治監の話。北海道の開拓のために、囚人を樺戸監獄に集め強制労働させて造ったのが、行刑道路。その昔、行ったなぁ(  ̄- ̄)トオイメ  詳しくはこちら
でね、やっぱり岩下志麻なんだけど、ボク的には岩下志麻より夏木マリに惚れちゃいます。そして映画の中で象徴的に使われるのが、「かんかんのう」という俗謡で、音はこんな感じ

    かんかんのう きうれんす
    きゅうはきゅうれんす
    さんしょならえ さあいほう
    にいかんさんいんぴんたい
    やめあんろ
    めんこんふほうて
    しいかんさん
    もえもんとわえ
    ぴいほう ぴいほう

青木正児著「支那文藝論藪」所収「本邦に伝えられたる支那の俗謡」によると、
 》見やしゃんせ、妾が貰うた九連環、両手に取り持ち解けども解けず、
 》ホーカイ、小束で切ろうか、切れはせぬ切れはせぬ
九連環というのは中国の智慧の輪の一種で、切るに切れない、解くに解けない。だから男と女というのは九連環のようだとは言いえて妙。そう言われて、なんかグラっと来るのはなんで(^_^;
はい、そして森進一のの挿入歌のくささと来たら、演歌も演歌、ど演歌なところがステキでした。


20090625 Thu [長年日記]

降旗康男『魔の刻』(1985)

またしても岩下志麻ですけどね、岩下志麻だからって何でもいいってわけがなくて、これあたりはどうにもならない駄作中の駄作、ほとんど火曜サスペンスってところでしょう(-。-;) あ、原作の北泉優子ってテレビドラマの人か。それにしても田中陽三が脚本で原作をばっさりやっちゃってるというので期待したんだけど、どうにもねぇ、超つまんねぇ。母子相姦の話ですけどね、母親・岩下志麻と息子・坂上忍。あのですねぇ、母子相姦するような息子は母親を何と呼ぶのだろ。まさか「おふくろ」じゃないよなぁ。そのまさかの

「おふくろぉ〜〜っ」

の絶叫で締められたら、白けまくるでしょ。いや、マジ、何て呼ぶの、ふたりで抱きあってるとき? 「お、おふくろ、い、いきそ(-_-;)」ってか(爆汁)
母子相姦に走らせたきっかけが。東大に二度も落ちたからって、そんな話の設定自体安易すぎるのだが、あ、あのねぇ、ちょっと冷静に考えてみましょうよ。東大に二度落ちるってことはそのときに既に二十歳じゃないですか。二十歳の息子と??? 二十歳を過ぎた息子が??? もうむちゃですよ、話が。あるんですか、そんなの。知ってる範囲にそういうのいないからわからんけど。ふつうなら、わからんでもないが...となるんだけど、わからんって(-。-;) それにその息子がほかにつくった女が、岡本かおりだと岩下志麻と勝負にならんでしょ。ほんとむちゃくちゃもいいところ。それだけならまだしも、岡田裕介をからめて、もう何を考えてつくってんだというレベル。日本映画の終焉だね。チィ〜〜ン!


20090626 Fri [長年日記]

マイケル・ジャクソン

朝、起きると、ボソっと「マイケル・ジャクソン死んだって」とキャサリン。あわてて、ネットで開いたら。Motchanも「マイケル・ジャクソンが呼吸停止だってよ! 」と書いている。ほんまかいなと、なかば信じられない。そしたら、CNNでいまやっているとの書き込みとか入ってきて、キャサリンはCNNにかじりつき。とりあえずBillie Jeanで追悼。

篠田正浩『無頼漢』

とくに岩下志麻ずいてるわけではなくて、まぁ流れというか、気分ですw で、この映画はべつに岩下志麻で引っ張ってるってわけじゃなくて、いちおう出てます程度(-_-;) 仲代、丹波、小沢昭一、渡辺文雄、米倉斉加年の、「無頼漢」の群像劇というところ。
脚本が寺山ですよ。そして70年ですよ。が、リアルタイムで観ていて不思議でないのに観てない、観たという記憶が全くない。あは、70年の4月か、公開は。それどころじゃなかったワ(^_^; それにしても寺山のラインでも、あんまり語られないなぁ。なんで?
はしばしにおもしろいんですよ。でもなんかまとまりがない。いまいちぱきっとしない。それより、なんでこの映画が東宝なのか、そのほうが不思議。たぶんに金の問題なのか?東宝だからってもんでもないけど、70年ぽさもあまり感じないで、なるほど脚本寺山ってのもうなずけるようなわからんような。奥歯にものがはさまった映画。煮え切らない。


20090630 Tue [長年日記]

千葉県のこの謎の巨大な穴は一体何なのか?

ミクシでうろついてたら発見(^.^;)


大きな地図で見る

いや、まさに何じゃこりは?モンでしょ。もう少しズームアウトしてみたら、なんとchiki麿の近くじゃないか。というと、すぐに行き着くところは

すると芋づる式に『ナイトメア ある夏の思い出』

とか、さらに、『つげ君の密かな楽しみ』 20数分でサイレントですが...

森崎東『時代屋の女房』

長いこと職員室の机のひきだしにこの原作・村松友視『時代屋の女房』の文庫が入っていた。たしかブクオフで『夕陽炎々』だかを読んでみて、ちょっとはまってみて、やはりブクオフで買ってきたのだった。だけど、『夕陽炎々』を読み終わる頃に、小説より映画っぽいなという感が強くて、村松はもう読まなくていいや、というわけで、ほりこみっぱなし。辞めるときにその文庫はどっか行った(^.^;)

さて映画の方の『時代屋の女房』ですが、原作、読む必要ないやんね。たぶんそう変わらないだろう。原作に忠実ってわけではなくて、たぶん村松の書く物語そのものが映画っぽいんでしょ。そして、男の甘さ、いやになるくらいの男の女々しさが前面に出てくる。まさに男の身勝手とセンチメンタリズム
そのエエとこどりっちゅうか、それこそ男の身勝手な解釈で、その身勝手をフィードバックさせてしまう自分。あぶない、あぶない...これが夏目雅子でなかったら、夏目雅子が死んでなければ、泣けてくることもないかもなのに。でも....「でも、なに?」って言いましたね(-_^;)


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