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20090614 Sun [長年日記]

増村保造『曽根崎心中』

増村保造の『曽根崎心中』というより、梶芽衣子と宇崎竜童の『曽根崎心中』というほうが....実は、ボクもさっき初めて知った。増村保造が監督してたということ。どうも増村保造というのは若尾文子との『卍』とか『刺青』とかの印象で、ATGでつくってたのなんか知らんかった。勉強不足(^。^;) あら、wikiみたら『ザ・ガードマン』もやってたんだねぇ。
どんなもんでしょね、この『曽根崎心中』 台詞まわしなどは歌舞伎の『曽根崎心中』を意識してんだろうけど、と言いながら、歌舞伎も観たことない。文楽の『曽根崎心中』は観てるけどね。その台詞まわしに少し馴染めないのだけれど、それはおいといて、物語そのものにひっぱりこんでいくのは流石ですよ、って、何が流石? 近松? 増村保造? 梶芽衣子?....
道行でかの近松の一節が全く引用されなかったのもなんで? 『曽根崎心中』ってとどうしても、これがないとね。あれれってところです。天満屋の縁の下のシーンがこの映画でのピカイチです。ここでの梶芽衣子がもう最高です。

この世の名残、夜も名残。死にに行く身を譬うれば、あだしが原の道の霜、一足ずつに消えていく、夢の夢こそ哀れなれ。あれ数うれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め、寂滅為楽と響くなり。鐘ばかりかは草も木も、空も名残と見上ぐれば、雲心なき水の音、北斗は冴えて影映る、星の妹背の天の川。

映画の初めに「男も女もひとすじに恋と誇りに生きた時代」とテロップが入るのだけど、然り。


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