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うらまごまご日記まごっとmaggot

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20090202 Mon [長年日記]

1周年

flickrをアップするヒマもねぇ(^_^; だからこれが100viewsいくまでこのままにしとこw

四ツ橋に引っ越して、正確にはきょうで1周年。曜日的にはおととい。考えてみれば、昭和町ではたぶんにエエ加減だったかもなので、ギャラリの周年日はきょうのほうがいいかもw

それはそうと、まる一年で、また内装工事やってます。もちろん一人で。で、えらいことになってます。たぶん、土曜には間に合わないだろうw。ということで、きょうはもう帰ろう。手のひら、ペンキで真っ白('_;)


20090203 Tue [長年日記]

内装工事2日目

昼からぽつぽつ雨降り。傘さして夜中に帰るのもたまらんので、シュラフで寝ることにして、4時ごろまで頑張る。壁2度塗りで90%。床材をひっぱがす。さぁ、床はどうする? バックヤードの模様替え。

giboの鬼娘、豆もって登場。2日続きで夜に西遊記。きょうはトルコライス。


20090204 Wed [長年日記]

内装工事3日目

シュラフに入って寝てたのに意外と寒い。作業してたら暑いので暖房つけてなかったからか、朝方けっこう冷える。起きてぼーっとしてたら、紙谷氏が来てコーヒー。夕方、giboでカットのkouriが差し入れ。

月曜夜中の4時帰り、火曜泊まりで、2日も風呂入ってないと、さすがにさすが。ワーゲンをあっち行きこっち行きさせるのに、9時に終了させて帰る。疲れて、ぼーっと『昨日・今日・明日』の「昨日」、「今日」だけ見てひと眠り。夜中にやっと風呂。

床こすり死にそう。バックヤード、本棚、デスクの位置変える。引き伸ばし機、ようやく鎮座。


20090205 Thu [長年日記]

内装工事4日目

工事の予定が金曜までで土曜から開廊は実質無理ということで、工事休みを2/9月曜まで延長。つぎの『ノンタイトル』が、うまい具合に誰も入ってなかったのがラッキー、って喜んでられないのだが....

きのうクルマで帰ってるので地下鉄でいつもくらいの時間に行く。ほどなく川本さんが陣中見舞い。ソーセージバケット^_^; そのあとコーナンにペンキを買いに出がてら、かまたけでかまたま。

床材のひっぱがしたのがかなり劣悪なのだが、えええい、ままよぉ〜とペンキをかけ始める。やってしまったらもうどうしようもないわけで、それないりになかなかの色目です。夕方に岡森が冷やかしに(陣中見舞い無し)。全面塗ってしまうと、あとは乾くまで何もできないので、8時過ぎにチャリで帰る。

かまたけのかまたま

久しぶりに そそ、ほぼ1年ぶり。四ツ橋に引っ越して、ぐっと距離的に近くなったのに、逆に時間が合わなくなった('_;)

店に入るなり、ガ!ちゃんが「かまたまでしょ」と勝手に決っています。釜たけは、ちく玉ぶっかけが看板メニューなのだけど、やっぱりかまたまでしょ。よそでかまたま食ったらがっかりするばかりなのだが(なか卯だったか、丼たたき割ったろかと思うた)、かまたけのかまたまはもう何をか言わんやのバカ美味さに涙ものですよ。ガ!ちゃんは「美味しいというより、(1年も食べてなかったら)懐かしいでしょ」と言うのだが、正味美味しい。こんな美味いものを1年も食べてなかったのが惜しまれましたよ。

デ・シーカ『昨日・今日・明日』

きのうは日付が変わらないうちに家に帰って久しぶりにDVD。しんどいときによくみれるねぇって、ぼーっと地上波見てるのと同じなのだ。むしろ地上波テレビのようにいらつかなくていい。

で、きのうみたのが『昨日・今日・明日』の「昨日」と「今日」の部分。きょうになって『明日』。ソフィア・ローレンとマストロヤンニの同じ組み合わせで短編3本。それぞれに違った役回りをこなしているのだが、この2人、上手すぎる!それ以上になにも言えないくらいに上手すぎる。

話のおもしろさでいくと断然『昨日』で、デ・シーカっていうとネオレアリズモってくらいに『自転車泥棒』から離れられないのだが、それをもっとも彷彿させてくれるのも『昨日』。子どもが「腹ボテ」を連呼して歩くシーンは最高。
『今日』は短くて、ありゃって思ってるうちに終わってしまうのだけど、その投げ出され感がとてもシュールで、ボクは好き。ラストでソフィア・ローレンが手を振って走り去るのがとてもいい女に見えるのはドMなのでしょうか。
『明日』が前の二つに比べたら、めりはりがなくて、ちょっと中途半端か。おもしろいんだけどねぇ、疲れがたまってたからかもしれない。


20090206 Fri [長年日記]

アービスのブス

いまや、わが家では伝説、あるいは都市伝説として語り継がれる「アービスのブス」がきょう昼飯食いに入った店に出現。この「うらまご」はよう検索で上に浮き上がるから、ヘタに店の名前はかけませんですけどね、ギャラリーの近くで行列のできる店ですよ〜だ。
行列に並んでまで食うというのは許されないので、とは言っても、ちょっとだけなら待ってあげます。実は数カ月前にも一度、誰も並んでなかったので、表戸を開けて中に入ろうとしたら、おばはんが「呼びますから」というのにむかついてさっさと帰ったのだ。そしてきょうは表におっさん一人だけ。しかもポカポカと暖かだったのでおっさんの後ろに並んだ。その間に表にあった看板のメニューを見ると1000円。ん?昼のただ1プレートに1000円は高過ぎないか。ランチは1コインでしょうがと、あくまでビンボーモード。あ、でもビンボーでなかったときでも、1プレートに1000円はアウトだった。ま、1年にいっぺんくらいはいいかと。
待たされること10数分。そろそろ限界ってときに、やっと中に入れられる。ざっと見渡したところ、客は15人。そして、ほぼ一律のプレートを食してるのがたったの5人。そしてほとんどの客がゾンビのように黙りこくっている。そしてそしてすぐ前に座っていた女3人組みが伝説のアービスのブス。あ、いや、アービスのブスはけたたましくやかましかった。この連中はほとんどことばを発しない。美味そうにでもなく、ただひたすらスプーンを口に運ぶだけ。まさにアービスのゾンビ。そしていままた出ようしている女2人も、往来を歩いているのも見たことのないようなブス。客という客がみな気持ち悪い。
水が運ばれるのに5分。そのとき、「チキンは切れました」という。仕方がないので違うのを注文。さらに5分ほどして、注文は何でした? アホか? さらに「切れそうですが、注文どうします」「なくなったら帰る」「切れました」

2度と来るか!!ボケっ!

夜にキャサリンにこの話をしたところ、アービスのブスに大笑いして「神さんが、そんな高いもんは食べんでよろしと無くならせてくれたんや」と、然り。

ちなみにお昼はかわりにとん平で豚モダン。婆ぁ3人の昔臭いお好み焼き屋に荒まされた心もなごんだ。

内装工事5日目

床を一部引っ剥がしたのが気になってやっぱりベニヤ一枚薄いので埋める。床はとりあえず今回はこれで行くしか仕方がない。まぁ、どうにかなるだろう。意外と床なんか見てないしね。そう思うと、逆に意外と床も見てたりする^_^; 床と壁の境目を塗り上げて、あとは壁の隅とか、ちょっとしたムラの修理。あと、夜になってパーティションのコンパネ4枚も塗る。


20090207 Sat [長年日記]

内装工事6日目

床に関してはもうどうしようもないわけで、ちょっちょペンキの乗りの悪いところを補修していちおうおしまいにする。表の看板とかも補修したりで内装工事は98%終了、したことにする。バックヤードの整理。100均で生理用のタンポン...こりゃ--; 整理用のかごやらを買って、いや人間が生きるってことは捨てるに捨てられないものと生きるってことだななどと。

岡山からマビトくん来る。佐々木マキが彼の口から出てきたのにはちょっとびっくり。あぁ、よく考えたら、うちの子らと同じ年代だから、彼のお父さんの影響なのね。


20090208 Sun [長年日記]

わたし、中村漁協のなかむりゃ〜です

人は見かけで判断しちゃいけないとφ(◎。◎‐) いや、誰がこの写真の人はどう見ても中村漁協のおっちゃんでしょう。うちの港にあがる魚はうめぇ〜ぞぉって。思わず本人目の前にして、「見かけによらずめっちゃポップ」と言うてしまいました。見かけによらずと言えば、中村さんの後ろにこれまた「見かけによらずめっさ優しい」写真を撮る兒嶌さんが。いやいや、見かけによらない両横綱のそろい踏みですやんか。
はい、すいません、去年の《Reverberation−残響−》も見逃してるし、06年ナダールでの《mega》も見てません。中村さんの作品をまともに見るのは初めてみたいなもんです。4×5で撮ってロールで焼く......ぅ〜〜ん、それだけで〜〜〜〜〜〜〜(;_ _)O パタ...ハッタリじゃなしに、どこまでマジメにやっているかじゃないですか。どこぞのバァタレに爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいぞ。
ちゅうかね、1週間前に「なぜ腐肉」かと話してたのですが、その腐肉には非常に詩的な意味合いもあるのですが、そうそう、屠殺がどうとかこうとかで、とにかく殺したらちゃんと食ってやらないといかんということになって、それが今どう関係するかというと、この中村さんが撮った魚たち、どいつもこのあと中村さんが食ってやった、あるいは食ったあとだと言う。唯一、下の写真で右側のハゲだけは撮影に手間取ったためにあったまってしまって食えなくなったらしい。このような素材を撮られてしまうと、それを見せられた者はとても困るのですよ。いや、すごかった。カマウっさんが「伝説」というだけある。


中村浩之写真展『 mega 【R】』
2009/2/8(日) 〜 2/14(土) 12:00〜19:00 11(水)は定休日
Gallery☆Limelight☆(大阪/帝塚山)

3年はね^_^;

ボクと同期の人間は、っていうと、定年まであと3年なのですね。あと1年、2年ってなら、もうちょっとだけでも頑張ってみようかと思うのですが、この3年と言うのは微妙に長い。かくいうボクは5年残してさっさとケツ割ってやりましたが。一般的にはあと5年も残しては早すぎるだろう、もったいないと言われたわけです。事実、しんどいですが、ふ〜、早く、年金ほしい。
なんで急にこんな話かというと、きょう陣中見舞いに来てくれたYさんが「この3月で辞める」と。つくづく悪い時代になったなぁと思うのです。うん、辞めたほうがいい。経済的な問題じゃなく、こんな時代には自分本位で生きないといけないとボクは大賛成します。がんばって!!!

森山大道《サンパウロ 路上にて》

鰻谷サンスイの上映イベント。それに合わせて、写真を3点出展。
《サンパウロ》のことはおいといて、最近手に入れた『森山大道論』をきのうの晩に読んでいたのだが、渚ゆうこが書いているところで、「新宿を撮る」のでなくて「新宿で撮る」のだと。ふむふむ、そうそう、と何度も首肯してたもんだから、それが「サンパウロで撮る」と置き換えて見ていると、ますますそうだと思える。
それとタンゴのブエノスアイレスとサンバのサンパウロを比較すると、どちらが湿っているかというと、そりゃ、ブエノスアイレスで、大道は何てったっけ、要するにセンチメンタルに流れようとするのをいかにふっきっていくかという意味でサンパウロの乾いた空気のほうが自分に合っているという。うん、そのことは、つい最近、まゆがミクシに書いていたばななの『感情を入れずにものを見ること。風景や人や出来事を心の動きと切り離して観察することです』 、そしてまた『なぜ植物図鑑か』に通じて行くの。とは言うものの、それを大道が完璧にできるかというとまったくそうでないのが、やっぱりボクにとっても原点なのだと確信。


20090211 Wed [長年日記]

若松孝二『エロティックな関係』

監督:若松孝二、製作:奥山和由、出演:内田裕也、宮沢りえ、ビートたけし

これでおもしろくないいわけないがないはずなのに、おもしろくない(-_-;)
製作が1992年ですから、宮沢りえが『サンタ・フェ』直後、そのせいか内田裕也の役の名前が「シノヤマキシン」、ついでにビートたけしは「オクヤマ」と人を食ってるのだが、誰がこんなくだらんこと考えんだろ。いえ、それで映画そのものがよかったら、それも○になるだろうが、つまらん映画では、そのような役の名前ってのは完全にすべってます。
で、いろいろあるんですよ、バブル崩壊前後。さすがの若松といえどバブルに足元すくわれたのか、まったく若松らしくない。こんなもの若松でなくても撮りますよ。で、宮沢りえも今みると、よくこんなので一世を風靡したなってくらいさっぱり。クレジットみると、りえママまでクレジットされてんだから。 ちなみに、これは78年だかに、内田裕也がつくってるんだけど、そのリメイクらいい。元のはまったく知りません。
あ〜、こんなのだからバブル期って、きっとつまらんかったのでしょう。


20090212 Thu [長年日記]

内田吐夢『飢餓海峡』

これをはじめて観たのは、中1だったか? 当時、本間千代子のファンだったボクちゃんは道頓堀の大阪東映に本間千代子を観に行って、そのとき2本立てのもう1本がこの『飢餓海峡』だったはず。いや、この『飢餓海峡』だけで3時間もあるのに、2本立てとは... なんせ、40年も前のことだから、そこらの記憶はあいまい。ひょっとしたら、本間千代子の映画を観に行ったのに、終わってしまっていて、しかたなくこの『飢餓海峡』を観たのかもしれない。そこらの事情は曖昧だけど、この映画そのものはすごく覚えていて、いや、中2の頃って、ボク、まだまだ「良い子」でしたから、この映画にど肝抜かれて、かなりショッキングだった気がする。

あれから40年、もう一度観よう観よう、観ようと思いつつ、40年^_^; でね、きのうの晩の2時近くに観始めて、終わったの5時よ。きょうはもう眠い眠い。なのに、きのうの晩は冴え渡ってしまって、途中で止めようと思ってたのに、もう止まりません。それくらいに求心力が強い。映画がまともに映画だったころの映画ってこんなんでしょう。
左幸子、三国連太郎がうま過ぎる! 伴淳三郎も。それらに比べたら、高倉健なんてまだまだひよっこって感じがするくらいに、そこらの役者が凄すぎる。絶対、お薦め!
あと40年ぶりに観たいと思ってるのは、「神々の深き欲望」 これもリアルタイムに何回か観てからこっち全く観てないのでした。

長谷部安春『野良猫ロック セックスハンター』

だめ、終わってます(-_-)
梶芽衣子だからって、野良猫=>ズベ公=>梶芽衣子って思ってたら、とんでもなくて、梶芽衣子は単にお飾り。サソリ、修羅雪でブレイクするのはこのあとなのですね--;
話の本線は安岡力也で、基地の町で、女(ナオンなんていきまいてるのが時代を感じて嗤ってしまうのですが)をハーフの男にもってかれるとパニックになった連中がハーフ狩り(安岡力也は狩られるほう)をやるってんだけど、超超つまんねぇ。脚本に大和屋竺がかんでるからもっと期待したけど、完全に駄作。
藤竜也の役回りがまったく男前じゃないです。反吐が出そうなくらい男前じゃない。藤竜也って、『愛のコリーダ』のイメージが強烈に残ってるので、こんな役やってたのかとがっかりもいいとこ。


20090213 Fri [長年日記]

斎藤耕一『内海の輪』(1971)

これはその当時、劇場で観た(はず)。もちろん、封切館じゃなく、2〜3番館w
で、最初に三国連太郎が岩下志麻を指圧するシーンがあるのだが、岩下志麻の行きそうな表情で、あれは三国連太郎が、衣装の下で岩下志麻のあっこをきっちり触っていると噂が流れた。真実はいかに。二人だけのヒミツでしょうw いや、この二人ならあってもいいかと^_^; (話、変りますが、石橋蓮司は「花と蛇」で杉本彩をきっちり触ってます^_^;)
で、その当時はもっとおもろいかと思ったのだが、いまなら黒木瞳が演っても不思議じゃない程度の話。意外とつまらんかったなぁ。当時には気づいてなかったのだが、監督が斎藤耕一でしょ。あ、そっか、斎藤耕一って名前が入ってきたのは「津軽じょんがら節」(73年)以後だから、このときは誰が監督と気にもしてなかった。その斎藤耕一にしてはつまらんね。
三国連太郎も、まさに怪優ぶりを発揮してるのだが、途中からは中尾彬に話が行ってしまって、この中尾彬では岩下志麻の相手は役不足(をっと、「役不足」のことばの使い方間違うとるね(-_-;))。
その岩下志麻、この映画でちょうど30歳。昔の女優ってほんとオトナだなぁ。


20090214 Sat [長年日記]

中江功『シュガー&スパイス 風味絶佳』(2006)

なに、このベタな映画は? ちょっとかんにんしてほしいんですが
あのですね、山田詠美は90年代にはむちゃ読んでいたんだけどね(『A2Z』まですべて単行本で持ってるくらい)、この原作の『風味絶佳』で谷崎賞なん? 原作、読んでないからわからんけど、ぅ〜〜ん、詠美ねぇ
この映画、実は、DISCASでずっとリストアップしていて、ところがこういう映画って原作はずしてくれるのがよくあるので、ずっと躊躇していた。同じように赤坂真理原作の『ヴァイブレーター』もずっとリストアップしたまま。『蛇にピアス』もリストに入れたけど、ぅ〜〜ん、パスしたほうがいいか(-_-;)
ちょうどヴァレンタイン特集で日本映画専門chでやってたから、ようやっとのことで観たのですが。なんかやたら、ダラダラなんだけどねぇ。夏木マリも過剰演技で白けるし、柳楽優弥&沢尻エリカもなぁ。つい最近、岩下志麻とか見てたら、昔の映画は役者がオトナだったなぁと思うことしきりで、それに比べたら、ガキくさくて見てられない。詠美って、元来ベタベタに湿っぽいのだけど、その湿っぽさをうまく覆う術を心得ているととらえてたんだけど。この映画は、単に湿っぽい、テレビで安易に作られるドラマの延長にしかみえないね。
とゴタク書いて、wiki見たら、なぁ〜〜んだ、監督の中江功って、テレビドラマべったりの人じゃん。道理でなぁ。なんか、変に納得。映画つくってるの、もう一本が『冷静と情熱の間』かよぉ。この映画もやたらめったらだらだらしていて、途中でぶん投げたのだった。やっぱり、しっかり監督で見極めないとアカンねぇ。

トムヤンラーメン

業務スーパーにて発見。たしか5コ入りで200円くらいだったか。

めっさ美味っ!

ちょいとスープかわりに、なんてのがいけない。もう脇役を通り越して、完全に主役。もうたまらなくて、きのうもおとといも食った。さすがにきょうは自重^_^; 今度はレタスとかほりこんでベトナム風にして食ってみよう


20090215 Sun [長年日記]

LastFM

そんなことしてるヒマはないのだが、ふっとLastFMに。あら、もうとうにSignUpはしていたのだ。あれやこれやといくつかIDを試して無事ログイン。LastFMでどうなるってもんでもないのだが、ミクシの音楽はあまり使えない。iTuneのなんちゃらも思ったほどイマイチで、ちょっとLastFMで遊んでみることにする。


20090219 Thu [長年日記]

ヨーハン・ヤーコプス展

ベルギーフランドルセンターの写真展からは目が離せない。今回はもう1週間前の2/12から始まってるヨーハン・ヤーコプス展。
入っていきなり、右側の壁の3枚に悶絶してしまう。なんか胃の中をわしづかみにされたような...(朝飯も食わずに行ったから、胃の中はたぶん空ですがw) そういや、こないだカマウっさんが証明写真だよなんて、なかば冗談交じりで話してたけど、まさにこれぞ証明写真ですよ。証明写真の意味がよくわかる。この前からポートレイトに関して思うところありで、だよねぇ〜〜(^_^)
アウグスト・ザンダーとかの系譜が生きてるのか、はたまたヘルムート・ニュートンの退廃性もほの見えてくる。いきおいポートレイトに目を奪われてしまうのだけれど、建築を撮ったのがまたいい。ふっと見落としてしまうところだ。もったいない、もったいない(^_^;
ステファン・ヴァンフレーテレンのときもそうだったけど、DMの写真がいちばんつまらんの。ネットで紹介されているゲイの写真はサイコーです。ちなみに一部ではあるけれど、3枚が1セットになってるらしい(そう見てとれる)。このゲイの写真も同じゲイを撮った2枚にはさまって、貴族っぽい大きなテーブルの写真がセットになっていて、その退廃性に思わずくすぐられる。
全体的にガスっとストレートにわしづかみされるという感じで。これすよ、これ!!
いまネットで、ステファン・ヴァンフレーテレン自身のサイトを見てたのだけど、ぅ〜〜ん、唸らされまくり。そうそう、少し前にここにもアップした p0cket-paul といい、なんでヤツらはみんなこんなにポートレイトが上手いのだろう。
ボクもがんばってバシバシ証明写真、撮ろう!(^_^)

ついでといったらアレですが、その足で、TEDDyちゃんの初出展をナダ−ルに見に行く。

榎戸耕史『ありふれた愛に関する調査』

奥田瑛二ってのはどうもトレンディドラマの「いけメン(←死語)」っぽい印象がきついんだけどいいねぇ。こういうどうにも冴えない男やらせたらバッチリですよ。たぶんに、頭いいんだろな、この人と思わせるところがある。 この映画はおもしろい。時代のずれとかはあるのだが、そんなことを超えてしまってる。バブル時代の、逆な閉塞感がとてもいいのでした。
あ、ついこないだ見た『もっとしなやかに もっとしたたかに』が、いちおうのデビューか。このときの奥田瑛二も良かったなぁ。あれは風間杜夫(その頃にはもう売れていた)も出てたけど、風間は完全に脇役で、森下愛子というより奥田瑛二の映画だった。
奥田瑛二はNHKの『宮本武蔵』でも又八の役で情けない男が似合ってたらしいが、NHK、特に大河と朝連はまったく見ないからわからん。


20090220 Fri [長年日記]

諏訪敦彦『H STORY』

って、アラン・レネの『ヒロシマ モナムール』をベアトリス・ダルをつかって、リメイクしようとする映画(『ヒロシマ モナムール』のリメイクじゃなくて)だということに見始めてから気がついてんの。おまぬけ。
アラン・レネの『ヒロシマ モナムール』のまごれびゅ書いたのが、2004年の12月。およそ4年前。そっから、ぱったりまごれびゅは途絶えてたんですけどね。うはぁ〜、この『H STORY』は2000年でしょ。なんで、そのときにたどり着けないのか、われながら恥ずかしいというか、口惜しいというか。
町田康に映画の中で語らせるのだけれど、40年前のことばを同じように語れるのか? 『ヒロシマ モナムール』がつくられたのが1959年。原爆から15年。そして『ヒロシマ モナムール』から『H STORY』までが41年。リニアに時の流れを比較できないとしても。。。ちなみに阪神大震災から14年。
そしてやはり「忘れられない」ということばにひっかりを残して、映画制作は頓挫する。
HなStoryじゃなくて、Iが逃げたHistory


20090223 Mon [長年日記]

クロード・シャブロル『愛の地獄』

Allcinemaには《ヌーヴェル・ヴァーグの巨匠C・シャブロル監督が、浮気症の悪妻に翻弄され落ちぶれていく生真面目な男の姿を描いた作品。》と紹介されているけど、《浮気性の悪妻》じゃなくて、嫁(エマニュエル・ベアール)が美人すぎるがゆえに、《浮気性の悪妻》と妄想がこうじて破滅していく男の話。そりゃ、ベアールみたいなの嫁さんだとヤキモキするワwボクは大好きですけどね、エマニュエル・ベアール


20090224 Tue [長年日記]

二つ目小僧


 

野村芳太郎『真夜中の招待状』('81)

小林麻美主演....をい、小林麻美って、やっぱりデルモ(←古っ^_^;)でしかなかったのね。小林麻美に女優を期待するのが大まちがい。
っていうか、こらっ、野村芳太郎(-_-メ)、エエ加減にしいや。ひどすぎるだろ、これ。火曜サスペンス以下じゃないですか。小林麻美が大根だというのはいたしかたないにしても、バイプレーヤーが、軒並みアウトって、こんな映画も珍しい。ふつうは、小林麻美を売りにして、まわりで盛り上げるものなんだが、何から何までひどすぎる。小林薫にしてもなんだかどうでもいいし、渡瀬恒彦なんて瞬間だけ。藤田まことにあの役はないだろ。
救いはっていうと、小林麻美のビーチクがちらっと拝めるくらい。それにしてもなぁ。ビーチクを拝むだけに2時間はつらすぎる。
このあと、麻美の映画は「野獣死すべし」のみってのは、いい加減、この映画で嫌気がさしたか。製作意図がまったくわからない。こんな映画つくってるから、松竹も終わってしまうってことです。


20090225 Wed [長年日記]

パトリス・ルコント『親密すぎるうちあけ話』

もうエロい、エロい。ハダカどころか、ビーチクも出てこないのに、このエロさってなに? 見てるうちに長イスに押し倒したい衝動がむらむら。もたそれをぐっとこらえる緊張感がなんとも言えないんですね。たぶん、20代ではわからないエロさかもしれません。
『真夜中の招待状』を見たあと、あまりの情けなさに、見始めたのだが、これが『真夜中〜』とはうってかわってぐいぐい引っ張り込まれる。あんな映画のあとにみたら、何でもよく見えるのかもしれませんがw さすがに時間が時間なだけに途中で切って続きをってことにしましたが、いや、こうでないとね。オトナです。『真夜中〜』に限らず、日本の映画みてるとガキくさくていけない。それに対して、ほんとオトナの映画ですねぇ。
アンナ(サンドリーヌ・ボネール)が、税理士のウィリアム(ファブリス・ルキーニ)を、カウンセラーと間違えて、話し始める。そこから二人の抜き差しならない心理的な関係がという...ちょっと『読書する女』を思い出したけどね。いいねぇ。

クロード・シャブロル『いとこ同士』('59)

なぜか抜け落ちてるシャブロル...ヌーベルヴァーグを語る上で外せないらしい『いとこ同士』。これがあたったおかげでロメールの『獅子座』ができたってさ ポールがちょいとすかしててイヤミったらしい感じが始めはするのだが、これもありかと。それにひきかえ、シャルルのほうがどんどんまぬけになっていく。なるほど『狂った果実』('56)からのインスパイアね。時代のずれはしかたないにしても、なんせ50年前のだし。しかし50年かぁ。ヌーベルヴァーグも石原慎太郎も半世紀前の話になりましたか。。。。



20090227 Fri [長年日記]

クロード・シャブロル『ボヴァリー夫人』

《かつてトーキー初期にジャン・ルノワールが、そして米国ではヴィンセント・ミネリが映画化したフロベールの不朽の名作》とはいうが、たとえば、谷崎の『鍵』なんてのも数多く映画化されてるんだけど、どうなんでしょね。
『嵐が丘』にしろ『テス』にしろ、文学作品を映画化しても頓挫してるわけです。 それらの原作は読んだりはしてるけれど、いや、この『ボヴァリー夫人』なんかも、その存在は知っていても(なんでも旺文社文庫にまで入ってた! いちおう当時の旺文社文庫ってのは、「蛍雪時代」や「赤尾の豆単」の旺文社ですからね、その旺文社がこんな裁判沙汰にまでなるような、今で言うとR15指定の文学を文庫化して出版してたのですよ ながい注釈あいすまん^_^;)読んでませんけどね、たぶんこの先も読まないだろうなぁ。
で、どうなんでしょね。見ていて、やけにたんたんとその出来事を追い続けるなぁと思っていたら、AllCinemaにはけっこう酷評されている。それはシャブロルだから故の、非常にからい目の評。うん、やっぱり、そうなのか。シャブロルといえど、こういう文学作品に手を出すとつらいのだろう。じゃ、ルノアールってづだったんでしょね。きっと、見ることもないでしょうけど。


20090228 Sat [長年日記]

記録11

森山大道の《記録 NO.11》を入手。今年の1月に出たてで、去年の夏に大阪を写したと。で、例えば表紙の写真(↑の写真)は北新地のここw


大きな地図で見る

あ、これ、あそこやんかというのがいっぱいある。新世界も何枚かある。新世界を撮ったのを見ても、今さら新世界もないだろうというベタなのに、大道の新世界はなんでこんなかっこいいのだ。
中平卓馬との対談で卓馬が「ずいぶん良く知ったもの、知った人が映っているけれど、そんなものはまったく気にならない。知っているぼくでもね。全部あなたが見た世界の一つの構築物になってしまっている。」(「写真という言葉をなくせ!」'69年)

悔しくもあり、羨ましくもあり、そしてオレもがんばろうと、何やってんだよ>自分とケツ叩かれてるようで(^.^;) まじ、がんばろ!


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