| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コメント・ご意見・ご感想は、e-mailにて コメント(ツッコミ)はできない設定にしています。 |
20090701 Wed [長年日記]ノスタル爺Motchanが「ノスタルぢぢぃ」なんてタイトルでミクシに書き込んで、Eaglesの『Hotel California』のユーツベを引いている。それからたどって行き着いたのが
うは、ほんまにブーイングの嵐やん。これはさすがにリアルタイムでは知らないし、だいいち、この65年当時ってのは、Beatlesがやっと日本に輸入されてきて、「ビートルズ旋風」などというお題でジェスチャーやってんだけど、ロカビリーと区別がない。それからあの♪〜しーらぶじゅいぇいぇいえ〜というハイ・トーンの歌声が女の声に聞こえて、Beatlesは女のコーラスグループなのだと思ってた。そんな時代だから、よほどのマニア、あるいはボクよりもう5つ6つ年上でないと、ディランを体験してないでしょ。そしてこのライブ映像がフォークギターをエレキに持ち変えて登場し、猛烈なブーイングで「You're Liar!!」と叫んだという伝説のライブ。 ノスタル爺 part2ついそのあとゆーつべでノスタル爺に浸る 黒系にめざめたのが、糸井吾郎が深夜放送でリズムアンドブルースいえぇ〜〜って叫んでた
そしてなてったってウッドストック。そりゃジミヘンなんだけど、もうぶっ飛んでしまったのはこっち
やっぱりジミヘンなのですが、いま気がついた(-_-;) このワイト島は逝ってしまうほんの2週間前(;_;)ゴーン
山下敦弘 『リアリズムの宿』
つげ義春の『リアリズムの宿』と『会津の釣り宿』が原作らしいが、長塚圭史 、山本浩司 の2人を軸にして、それに 尾野真千子をジョーカーのごとく絡ませるロードムービー。これは久々に観た快作中の快作 絶対、おすすめ!!! 20090702 Thu [長年日記]ロウ・イエ『ふたりの人魚』(2000)
原題がSOUZHOU RIVER、漢字で書くと、蘇州河。なるほど、蘇州ねと、「蘇州夜曲」の蘇州をイメージするのだが、実際、蘇州河というのは、はい、wiki《太湖の瓜涇口を源として発し、上海市街地の外灘北端にある外白渡橋の近くで黄浦江に合流する。全長125km、うち上海市内を流れる距離は54km。》あらら、すると淀川規模なのか。で、黄浦江もそのあとすぐ、長江に合流し、そしてすぐに東シナ海。この黄浦江も太湖から流れ出てるわけで、まぁ、だいたいが蘇州が長江下流すなわち揚子江の低湿地だった。あら、映画と全然違うほうに話が行ってしまってる。え〜、蘇州河というのは、蘇州夜曲とは全然イメージがちがって、大阪で考えたら、木津川ってところか。もっとも「上海市内を流れる距離は54km」ってんだから、木津川なんてたかが5kmほど、ケタが違う。要するに、周囲が工場地帯であったりして、かなり雑把な土地。はい、その蘇州河を舞台に話が進む。 20090703 Fri [長年日記]竹中直人『無能の人』('91)
「千葉県のこの謎の巨大な穴」→長浦→「やなぎや主人」とつながって、つげ義春をまた引っぱり出してるのですが、この竹中直人の『無能の人』、ちょっと竹中直人監督をみくびっておりました(-_-;) だから今まで観なかったんだけど 《原作者のつげ義春は、ロケ地の一つである多摩川へロケの終わった翌日に再度訪れるが、石屋のセットや小屋は跡形もなく、寒風に吹かれる河原の枯れた葦を眺めながら、祭りの過ぎ去った後の一人取り残された寂しさを味わったという。(『つげ義春ワールド ゲンセンカン主人』(ワイズ出版))》wikiより 20090704 Sat [長年日記]キスして 抱きしめて
キスして 抱きしめて「愛してる」って言って
真夜中に 突然 目が覚めて
触れた指先も 笑い声も 瞳を閉じればすぐに
だから いつも
眠れなくなって 起き出して
雑踏にまぎれて消えた言葉達を ふと思い出して
それで そして
20090705 Sun [長年日記]20年ぶりの再会まずはこれ
これって南津守の二重階段トマソンで、発見は20年前。詳しくはトマソン報告書#012を見ましょう。さて、このエリアはしょっちゅう行くのだが、その後、確か、あのあたりにあったはずなのにとおぼろげな記憶でさぐってみても見つからず、てっきりもうとうに取り壊されたとばかり思ってた。
なんでも今年のGWに写真撮り歩いていて見つけたという。を〜、もうなくなったと思っていたものが、偶然か、はたまた必然といえば必然、なんとなればボクらにとってはすごくフォトジェニックなエリアなのですよ、それが再発見できたというのもネットの力のすごさか。 そしてギャラリーに着いてすぐ、ググルでチェック なるほど、道路が三角形をなしていて、この一辺はボクの場合はほとんど通らない。といいながら、つい1ヶ月前にも通ってるのだ。そのときはこの物件の向いの津守斎場にばかり気をとられていて見落としている。人間の観察力なんて、先入観で見ているのか、てきとうなもんだワ 20090707 Tue [長年日記]クロード・ガニオン『Keiko』(79)'79年のATG配給。といってもこの頃にはボク自身ATGともご無沙汰でした。オッサン化しつつあった時期でもありましたが。というわけで、まったく知りません。抜け落ちていました。
ごく普通のOL23歳....あ、いきなり最初のシーンってのは、高校時代の先生と「あおい」という名の連れ込みホテルに(^。^;) いや、ボクの場合はそんなおいしいことなんかありません(爆死) いや、余談w ゑっ?それで処女喪失なの?いくら時代とはいえ、70年代、それももう80年かって頃に23歳まで処女って、今から考えても想像できません。 ちょっと気になる映画で、桃井かおりと奥田瑛二の『リバイバル・ブルース』もチェックすることにします。 20090709 Thu [長年日記]クロード・ガニオン『リバイバル・ブルース』(03 日,カナダ )『Keiko』から20年経ってるとはいえ、これも演出手法としてそう変わったわけではないだろう。けど内藤-桃井、内藤-奥田、奥田-桃井 この3通りのからみ、前の『Keiko』とは比べものになりません。役者だぁ〜〜桃井「相手がさぁ、どうやったら気持ちよくなるかなとそればっかし考えて行けないというタイプなの、わかる?」 癌で余命いくばくとない奥田を引っ張り出して、20数年ぶりにバンドを再結成しようとする、話としては、あんまり好きじゃないんだけれど、この3人の絡みと演出手法がばっちりはまって、見ていて飽きない。 あ、塩次ファンは必見です。塩次ファンなんてマニアックなんだからとうに見てるか(^_^; 20090711 Sat [長年日記]梅雨明け天気図からすると、停滞前線ばっちしで、どう見てもまだ梅雨明けしたとは言えませんけど、「梅雨は明けたの!」なぜなら蝉がジャンジャン鳴きだしたから ジム・ジャームッシュ『ミステリー・トレイン』ジャームッシュは、ほとんどすべて以前に見ていて、どれも2度、3度なのに、永瀬のせいか、『コールド・フィーバー』(ボクにしたらイマイチ)と勘違いしてもういいかと思ってた。あぁ、これね、プレスリーの『ブルームーン』がキーになるやつね。くわしくは、まごれびゅに、すでに書いてらw 20090712 Sun [長年日記]クエンティ・タランティーノ『KILL BILL』DISACASのレビュー、アマギンさんが絶叫
タランティーノさん、オッケイでーーーーっす!
売れる必要もなければ、理解される必要もねぇ!気に入った奴が
これぞT級とは的を得ています。他のレビューは、血糊の量のことがほとんど。やぁ、ここまでやってくれれば、血糊がどうのこうのと言う気はさらさらありません。B級劇画を見ているようでおもしろかった。疲れてるときにはこういうのがいいね。
20090713 Mon [長年日記]大判小判@LimeLight間違えて先週の月曜に行きそうになった(^_^; 大判小判はきのうからw 本格的に梅雨明けか、会う人ごとに、あいさつは「暑なったねぇ」で、写真撮るというか、写真撮るために動くのにめげる。それでもという思いでGRで2本。ギャラリーにようやっとという感じで逃げ込んで、即、現像。 20090714 Tue [長年日記]森山大道『遠野物語』から覚書きたとえば、ある場所へ写真を撮りに行くにさいして、あるテーマらしきものを決めたとき、ほとんど、それに関して、そのために資料を調べたり、事前に調査をしたり、なんてことを、絶対と言っていいぐらいしないんです。(中略) これは僕の独断になってしまうんですが、僕は僕がカメラを持って立っている場所こそが、すなわち僕にとって抜きさしならない現場であり、写真のすべてである、と言うことなんですね。それは言い換えると、たとえどんな予備知識やイメージを持っていようと、それらは必ず現場によって簡単にくつがえされるという考え方です。だから、方法論とか原点らしきものをもし仮に僕が求めるとしたら、それはすべて現場であり、現場からなんです。 20090715 Wed [長年日記]阿木燿子『TANKA 短歌』(2006)どうしようもないです(-_-;) 黒谷友香が全裸になってくれようが、なんかこんな映画で脱いだなんてのが可哀想なくらい。黒谷の相手となる黄川田将也、村上弘明という男がどうしようもないのですね。いや、男優そのもというよりその男を描くのが酷すぎます。なんで?となるのですね、どうして黒谷友香はこのような男と関係するのか、どうにもなぁ。ポルノならポルノでいいのに、半ばトレンディドラマのように仕立て上げ、それもいつまでバブルやってんだいってシロモノ。2度のフォアグラを食すシーンなんて噴飯もんです。たった3年ほど前の作品などとは全く思えなく、なんかほんとに時代に取り残されたマスターベーションとしか感じれません。ちぃ〜〜ん(# ゜∀゜) 20090716 Thu [長年日記]石井輝男『ねじ式』 (98 日)
やっぱ、オーレン・イシイ輝男はすごいのだった。 くわしくはまごれびゅ(前に観たときに書いたのだけれど) 20090717 Fri [長年日記]婁燁『天安門、恋人たち』2006年、これで婁燁(ロウ・イエ)は5年間の映画制作禁止処分
問題の天安門事件('89)にしたってそうだけど、中国ってのはほんとようわからん。『霸王別姫』なんか見てたって、きのうの善はきょうの悪で、きょうの悪はあしたの善ってところがある。まぁ、それはようわからんとして、考えてみれば、この映画の描かれる天安門事件89年で、ベルリンの壁崩壊が90年、ソ連邦崩壊が91年、同時期日本はバブルまっただ中で、だれも彼も、ボクもそう、浮かれ気分で平和日本アンポンタンでしたよねぇってしみじみ。それはそれとして、調子こいて、天安門事件に自分の学生時代を重ねてみて、それから10年、20年か......( = =) トオイメ そうして、まんまにせつない気分になってしまうのも平和ぶぉけ...かもしれない。 20090718 Sat [長年日記]眠れぬ夜は君のせい静かに夜の帳が 2人を包んで
バスが揺れるたびに 触れる肩にまだとまどうから
今夜夢の中 どうか逢いにきて その願いがもし叶うなら
静かな夜はあなたを 思い出してしまう
何も知らぬうちに心が離れてしまわぬように
恋焦がれたなら 想うその人と 夢の中でもし逢えるなら
今夜夢の中 どうか逢いにきて その願いがもし叶うなら 20090719 Sun [長年日記]リチャード・C・サラフィアン『バニシング・ポイント』『イージー・ライダー』にしろ、『俺たちに明日はない』にしろ、当時ニューシネマと呼ばれたのは、けこう破滅型で、行ってまえ!でもあとは...という、けっこうその時代をついてたのね。だから逆に「死に様じゃなくて、生き様が問題なんだよ」と言いながらも、けっこうそれらの、三島由紀夫のあの一件も含めて、妙に死に様に憧れていた。 20090720 Mon [長年日記]若松孝二『連合赤軍 あさま山荘への道』
誰が監督したのかも全く知らない、あさま山荘の映画が3,4年前にあった。役所広司がでてるヤツね。まったく見る気もしなかったのだが。若松孝二が、それを見て、「こんなもの(-_-;) オレがつくる」と怒り狂ってできたのがコレ。よくぞ若松を怒り狂わせてくれたものです(^_^)
このあさま山荘に○機が突入するのは、テレビ史上に残る、現場中継だった。そのテレビを見ながら、ボク自身は何をしていたかは、ここでは書けない。 森山大道『光と影』@アセンス心斎橋
『光と影』が4月だったか、復刊されて、その写真展が心斎橋のアセンスでやってる、なんて知らんかった。大道さんのオフィシャルではアナウンスされてはいるけど、森山大道コミュにも書き込みがないし、ボクだって、土曜日にお客さんに教えてもらったところ。 20090722 Wed [長年日記]つげ義春『流れ雲旅』
わたしたちが<旅人>であるとき、わたしたちは<風景>に向かって歩き、<風景>とふれあい、そして<風景>を通りすぎていく者だ。風景あるいは土着の生活に対してわたしたちはわたしたち<旅人>のもつまなざしにひとつの決意をこめざるを得ないのだ。わたしたちが風景=生活社のまなざしを内部に持ち得るなど考えるのは、おそらく愚かしい空想だ。
たしかにわたしたちは、花の下で夢みるようにとけこむように死んじまえたら、それは無上の幸せだと思う。あるいは老人遍路たちは旅をしながら、死になじむこころを求めているのではないか。<日本人>の理想的な死にかたとは、そんなものであるのだろう、と思った。 ところでこの『流れ雲旅』は、つげ義春がひとりで著した、つまり文も写真もつげだとばかり思っていた。写真、上手いよなぁと思っていたら、写真は北井一夫だったし、文章は大崎紀夫。なぁんだ、つげ義春は本職の絵だけだったのか。でもそのコアとなるのはつげなのだけれど。 久しぶりにすき焼きを食す。やっぱりいい肉は美味い。 20090723 Thu [長年日記]ベルナルド・ベルトルッチ 『ドリーマーズ』(03 英)
ベルトルッチの印象はというと、イマイチなんだよねぇ。で、この『ドリーマー』はどうかというと、やっぱりイマイチ。
フランスの5月革命の中で隔絶してしまった男と女と男を描くのだけれど、数日前に『連合赤軍 〜』なんて泥臭いのを観てしまうと、これでいいのかなどと思える。 20090725 Sat [長年日記]石井隆『死んでもいい』
ヘタすりゃ火曜サスペンスに陥ってしまうのを、ふみとどまっているのは、大竹しのぶ、永瀬正敏、室田日出男の3人。役者がいいと締まるもんだ。ラストでの大竹しのぶはギョッとするくらい美しい。それまでの2時間はあの絵のためにあったような気がする。 山田勇男『蒸発旅日記』
つげの『貧困旅行記』の「蒸発旅日記」から、かなり原作に忠実。が、これはつげじゃないですよ。なんか別のもの。直前に観た『死んでもいい』は役者がよかったのに、芯になる役者が絶無。ふつうさ、メインが弱かったら、なんとかサイドでもたせるのに、サイドの面子もからっきし。なんかさぁ、やたら妙ちきりんな記号が目立ち過ぎ。時計はすべて裏だし、あんなに時計を見せる必要なんてないしね。こういう映画って、つげの愛読者がおおかたを占めるのにねぇ、「睡眠薬」などと太ゴチックで書かれた薬袋を映し出すなんてずっこける。それに木村威夫の美術がますますつげ離れしてしまう。それはそれなりにいいのだけど、例えばカフェ・カリガリの装置はさすがに木村威夫なのだが、そこに配されたテーブルがどうにもいけない。そうしたディティールまで手が届かない低予算がみえみえ。それなら木村威夫でなくて、その分を別のところにもってけばいいのに。山田勇男って監督はどうも木村威夫組らしい。 |
|