誰が監督したのかも全く知らない、あさま山荘の映画が3,4年前にあった。役所広司がでてるヤツね。まったく見る気もしなかったのだが。若松孝二が、それを見て、「こんなもの(-_-;) オレがつくる」と怒り狂ってできたのがコレ。よくぞ若松を怒り狂わせてくれたものです(^_^) 3時間ちょいの長尺。一気に見てしまう。たぶんセクトによって、ナンセンス!などの声も出てくるのかもしれない。それはそれとして
このあさま山荘に○機が突入するのは、テレビ史上に残る、現場中継だった。そのテレビを見ながら、ボク自身は何をしていたかは、ここでは書けない。が、自分史でもそうだけど、この1972年というのは70年以上に、劇的といったらいいのか、ドラスティックな変節点だったなとしみじみ思う(いまに即して考えれば、『写真よさようなら』だって72年だし)。ちょっといろいろありすぎて....いまでも津波のように押し寄せてくるよ。 こんなふうに振り返ってしまうのは第4Qにさしかかったからなのか。
『光と影』が4月だったか、復刊されて、その写真展が心斎橋のアセンスでやってる、なんて知らんかった。大道さんのオフィシャルではアナウンスされてはいるけど、森山大道コミュにも書き込みがないし、ボクだって、土曜日にお客さんに教えてもらったところ。 作品はすべてその『光と影』からので、プリントしなおした? 大道さんのもっとも落ち込んでいたときから這い上がってきたときのもの。だから作品そのものも静か。だから煽り立てられるというほどのエネルギーが押し寄せてくるってわけでもないのだが。 意外と静かで、15分ほど見ていたのだが、その間、他に誰も来ない。もったいない。表に出たら、浴衣なんちゃらでお姉ちゃんの行列で、心斎橋筋は人だらけ。
山本政志ってのは、なぜか好きだな。低予算だしw、役者はヘタというかね、芝居させないんでしょ、きっとw なんかちょっとキツネにつままれたような、山本政志の「とりかえばや物語」。あんまり深く考える必要もなくてよろし。 この映画ってホラーのくくりだけど、そうみると超つまらんでしょう(^_^; 逆に、ホラーだったら、ボクが見ないんだけどw