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うらまごまご日記まごっとmaggot

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20091101 Sun [長年日記]

フランソワ・トリュフォー『日曜日が待ち遠しい!』(1983)

 トリュフォー監督の遺作。なんていうと仰々しいのだけれど、軽快なミステリーを遺作にしてしまう(いや、遺作となってしまったのか)のもトリュフォーらしいのか。実際、倒れるまでにつぎの作品の脚本にとりかかっていたというのだから、本人自身はこれが最後かななどと意識してなくて、ごくふつうにつくった映画でしょ。
 で、ファニー・アルダンですが、最近、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキとかね、こういう熟女というのも変か、熟した女がいいなあとつくづく思う。そしてトリュフォーの脚フェチに座布団3枚!

岡本喜八『肉弾』(1968)

 この映画をリアルタイムで北野シネマで観たのが40年前。この映画とモデルとなった終戦との時間の隔たりが20数年。つまり映画からこっちのほうが倍の時間が経過してしまった。この時間の差って何なんだろ、というのが40年ぶりに観ての感想。 そりゃ、大谷直子もふけるわ、などと変な感慨。これデビュー作で全裸で雨の中を駆けていくのが、当時の高校生のボクには刺激的だった。いや、それにしても昔くさい顔してるワ。『ツィゴイネルワイゼン』などとは比べものになりませんねw
 岡本喜八ってこんなにキッチュだったと思わせる、風刺たっぷり。戦争のしかもドン亀作戦(だっけ?)の悲壮感はともすれば重苦しくつまらない映画になってしまうのを、見事としかいいようのない演出。40年経っても色褪せしてない。


20091102 Mon [長年日記]

本日のお歩き

 きのうの雨の低気圧が東へ抜けて、完璧な西高東低。ビル風が強烈でチャリ吹き飛ばされる。写真撮るにもちょっとめげ気味(-_-;) やっとカロでランチ。休みなのにトンとカズが来るというのでギャラリーで待つ。『詩写真(仮)』3冊ご購入。感謝_(._.)_
 4時に田住クンと天満で待ち合わせてぶらぶら歩き始める。彼のリクエストで、夕暮れ迫る淀川土手へ。が、この寒さは尋常じゃないよ。半端じゃない。そんな寒風吹き荒ぶ中を中津まで歩くなんて狂気の沙汰だよ。中津に着く頃にはもうすっかり日が暮れて、まぁ、中津ガード下は昼間でも暗いからいいんだけどね。茶屋町のマクドでコーヒー休憩したあと、中崎町を、このあたりもつまらなくなったなぁとボヤキながら、天五商店街を抜けて、まるみでお好み焼き。冷えきった手のひらを鉄板であぶってお疲れさま。時間も短かったし、なんせ寒かったのだけれど、なんだかんだで4本。

 これがまるみの豚モダン、650円。直径25cmはあるか、でかすぎて50mmでは入りきれない。しかも開放だから、ボケまで入ってます(^.^;)  


20091103 Tue [長年日記]

西川美和『ゆれる』(2006)

 娘にずっと薦められていました、西川美和いいって。1年ほど前に『蛇イチゴ』は見たけど、それからほっぽり出したままだった。
 ぅ〜ん、わかるんだけどねぇ。いい映画だなぁとは思うんだけどね。なんだろうなぁ、たぶんラスト近くの8mm映像がくどいというか、説明的すぎる、わかりやすくしすぎ。日本的予定調和。そこまでの緊張感がプツッと途切れてしまうんだよ。なんかもったいないなぁ。それでもラストのラストでの香川照之の顔でホッとしたような、一転、タイトルロールに変わって、♪〜すれちがうクルマの〜と入ったところで「すれ違い」ということばがバシッと自分にヒットしてきたのは確か。

きょうもさぶい

 さてきのうの分を現像しようかと、あら、先週に現像液を流してしまったのだった。じゃ、と、原液100ccしか残ってないじゃないの。あらら、と、D-76を溶かそうと、が、湯温がぬるくてなかなか溶けきれない。ほんとテキトーなのは困りもの。まぁ、しゃーないね。どうせ一日寝かしたほうがいいし、きょうの現像はあきらめました(^.^;)


20091104 Wed [長年日記]

グーグル検索第2位!

 このtDiaryは検索語の逆リンクができるのよ。えらいでしょw ろくな検索語でとんで来てないのだが、例えば

まんこの写真 / 裏本 / まんこ女 / 胎児が密漁するとき / 京都 しる幸 / フェリーニ サテリコン / ヴィムベンダース 都会のアリス / "上村一夫" "上海異人娼館" / "it's all over now, baby blue" フォーク / あいりんセンター / "it's all over now, baby blue" ボブ・ディラン ニューポート / お化け煙突 秋刀魚の味 / ニューヨークストーリー / 女のおめこの写真 / 樹々は緑か / うらびでお

という次第。またこれで《まんこの写真 / まんこ女》で来るんだるな、ご愁傷様。
 それはさておき、1ヶ月前に「誰のボイスがうざいかは〜〜」と書いたもんだから、「ボイスがうざい」でググると、堂々第2位、あ、間違いでした、22位でした。まじウザいおかげで、twitter 始めたんですけどね。そのせいでミクシ見るのもほとんど無くなりましたよ。ミクシの日記は元々マジに書く気はなかったので、こっちにリンクしちゃってもいいけど、ウザいのがこっちに来るのもなぁ。というわけで半ば放置プレー。

本日

さて現像、現像。せっせとしないことにはためてしまったらあとが大変でしょ。と、停止用のビーカーがない。さがしてみたけど無いものは無い。それもそのはず、こないだ踏んでしまったのだった。それはロートを使えばよろしと現像開始。ところで、この数日の寒さだろ、温度計はどこだ? まぁ、いいか、部屋の中に置いてたんだから20℃はあるだろとテキトー(-_-;) 現像液ぶちこんでからやっと温度計発見。定着液の温度を測ってみると18℃しかない。うははぁ〜は、1分長くすりゃよろし。いや、こんな調子で、まぁ大丈夫ですww 誰か、うるさいのは、それだからぁ..とか言うかなw はい、きれいに上がってますよ。

ボイス・アプリ block

 上の「ボイスがうざい」でググってみたら、やっぱりそう思ってるのがいっぱいいて、しっかりミクシのコミュに、非表示の方法が載っていた。早速、試してみたら、きれいさっぱり。ついでだから、ウザいアプリも消したった。そのソース(firefoxの場合、要アドオンstylish)

@-moz-document domain("mixi.jp") {
/* ボイス一式非表示化 */
div.echo, .myAppli, #appliUpdate div.contents { display: none !important; }
}

20091105 Thu [長年日記]

王家衛『ブエノスアイレス』('97)

 まごれびゅに書いたと思ってたら、『恋する惑星』も『天使の涙』も書いてないでしょ。あらあらって、そうか、まごれびゅ始める以前に見てんだよねぇ。

 はい、そのときはゲイ映画の印象がきつくてね、何かイマイチって感じがしたのだけれど、いま見返してみると、なかなかどうしていいじゃないの。男と男だとかね、もうそういうことは表面的なことで、たまたま男と男だったというだけのこと。いや、どうしても今の日本(少なくともボクのような世代の日本)じゃ、おかま!と蔑まされ、フーゾクの範囲に押しやられてるんだけど、デレク・ジャーマンなんかを見てると、環境が違ってたら、ゲイやってたかもしれないなと思う。とか言って、オンナ好きだから、バイだな(^.^;)
 ひとつのキーワードになるのが「やり直そう」。フェイ(トニー・レオン)とウィン(あの『霸王別姫』のレスリー・チャン)がうまくいかなくなるたびに、ウィンが「やり直そう」とよりを戻してくる。が、究極的に、駅で電車から降りて「やり直す」のはフェイのほう。その降りるに降りれなかったフェイの背中を押すのがチャン(チャン・チェン)。あら、すんまそん、ネタばらしだね、ったく。
 近いところでは、ブエノスアイレスっちゃ、森山大道の『ブエノスアイレス』なんだけれど、この王家衛『ブエノスアイレス』で流れるブエノスアイレスも、それに勝るとも劣らないくらいの映像で、思うにこのころのドイルのカメラは好きだなぁ。『天使の涙』なんかでも使った手をまた使ったりしているのだが、猥雑感がたまらない。なんかぞくぞくしてしまいます。バーのタンゴダンサーのシーンもかっこいいしね。カーウァイがインタビューで言ってたか、サッカーの歓声とラテンミュージックでますます猥雑感を盛り上がる。


20091109 Mon [長年日記]

フランソワ・トリュフォー『隣の女』 (81 仏)

 いじいじしたメロドラマって、意外や、ボクを知ってる人は意外でもないと思うだろうが、好きですねぇ。また見てしまいぬ、だってファニー・アルダン、好きなんだもん。なんでだろ。前はそうでもなかったのに。というわけで、詳しくはまごれびゅにて。

きょうのチャリ行

 チャリで走ったら撮れないのわかってんのに、ついまたチャリで出かける。まずは大原霊園に女郎さんの慰霊碑があると聞いて、歩いても数分だけど。たぶんこれかなと。あ、でもこれならずっと前から見てたなり。
 次、はりもぐらさんの町猫の撮影現場へ。当たり前のことだが猫はいなかった。かわりに彼女の写真に写っていた猫がいた場所のすぐ横にエサ用の皿があり。
 ちょろっと王子商店街の端っくれを通って、墓裏の崖上の道を通り抜け、「ハレマ硝子の通りを上から見る。飛田、今池ガードを通り抜けて釜が崎へ。ペチッと音がしたなと思いながら、新今宮の信号を渡ったところで自転車パンクに気づく。タイヤを見たら、全周にわたって芯が出かかっている。こりゃいかんなと今工の南にある自転車屋へ行ったら、これはタイヤ交換しないとアカンと言われて2000円。イタっ(>_<) が、これも必要経費。
 大井でカツカレー。芦原橋のガード下で猫を撮ってると、おばちゃんが話しかけてきて、「うちはバカチョンやから、ちゃんと撮れんわ」と使い捨てを見せてくれる。おとといまで猫の写真展やっていたと話すと、あした行くから見せてやと、ほんまかいな。そのあと芦原橋の駅向こうで、たぶんケンカだろ、耳がちぎれかけてる猫を撮る。
 大正橋から、微妙に松島新地をはずして通るはずが、ど真ん中をつっきって、安治川につきあたって、富島倉庫周辺でちょっと撮ってはみたけどピンと来ない。川を渡って、野田、海老江をかすめて、鷺洲から福島、そしてヨドバシでTri-Xの長巻き買うてたら、もう日が暮れかかってきていて、ますます撮る気になれなくて、先週はあのクソ寒い中を歩いて、すっかり暗くなっても撮っていたというのに。やっぱり歩きましょう。やっぱりチャリでは撮れんのだった。撮っても乗ってこない一日。

ギャラリーめぐり

帰りはちゃんやんとギャラリ巡り。
■ギャラリー遊気Q(北浜)《B工房展》
 CHUさんも出してたけど、さすがゴトーさんのプリントはきれいで目をひく。あのあたりを見ていると大きいのも焼きたくはなるが、いやいやアンセル・アダムスのいう音譜がないと話にならんでしょ、と、最近つくづく思う。方法論じゃなくてね、自分の写真を見失わないこと。
■ギャラリーもず
 村橋さんに会いに行ったら、ちょうど田中さんという人の陶芸の展示。パッと見たら、ロイヤル・コペンハーゲンかと思えるくらいの作品がずらっと。師匠はにあたる人はマイセンだと教えてもらったが、そこんところはようわからない。ボクなんかが手に出来る食器なんてのは、いくら高いと言ってもプリントもん。それに対して、ずらっと手描きの作品が並ぶとわからないまでもすごい。世の中にはそれぞれの道を突き進んでいる人がいる。
■10W gallery 谷敦志・中村★写真展 -double noise-
 好き嫌いは別にして、突っ走ってる人の作品というのは目にしておくべきだなと思うのね。あ、谷さんの作品は前から好きですよ。決して真似できない。まったく違う作品というのもきっちり見ておくべきだと思う。そのことはおとといも高田さんと蜷川実花を見ながら話してたこと。つくりこむなら徹底的にやるべきだと。そして中村さんは今回初めて見たのだが、2in1で、つまり異るイメージを1つの中に配置している。これは前からすごく興味があることで、詩写真というのもそのひとつの形だと自分では考えている。真似するというのでなく、この2in1はいずれなんかの形でやってみたいとすごくソソラレタ。
■ギャラリーカレイドスコープ《カブと旅した日本一周 〜菊池友宏 写真展〜 》
 まあ25? 5ヶ月間にカブで日本一周をしたときに撮った7000枚の中から250枚を展示。1枚1枚の写真がどうこうとかじゃなくて、肩に力がはいっていない分、すごく楽しめた。ボク自身が12年前にBajaで日本一周してるからよけいにそう思うのだけれど、彼の行程はすごいよ。本州の一番幅の広いところ、つまり新潟-石川と名古屋-東京の間を5回も行ったり来たり。そしてかなり外周つまり海岸線を走っている。紀伊半島も回ってるし、能登半島なども2周したって。ボクのようにただ駆け抜けましたじゃない。単に記録に徹しているのが、けったいな小細工されるよりなんぼいいことか。勉強になります。

※ 中村さんの名前がどうも文字化けするらしく、★に置き換えています。正しくは10W galleryを見てください_(._.)_


20091111 Wed [長年日記]

猫おばちゃん

 おととい、芦原橋のガード下で猫を撮ってたら、おばちゃんに声をかけられて、それがまた大阪のおばちゃんの代表みたいな人。「わたしきょうこれからえいかんどー?かんえいどー? どっちや、そこへ紅葉みにくねんけど」と。先週やったら猫の写真展やってたのにと言うと、「こないだデジカメ買うてんけど、使い方わからへんから、教えてくれへん? あした(火曜日)行くワ」と、ほんまかいなと思うてたら、きのう来なかった。やっぱりと思うてたら、きょうちゃんと京都でおみやげの絵はがき買うてきてくれてやってきた。
 はい、ちゃんとレクチャーしてあげましたよ。「兄ちゃん(と言うけど、二つ若いだけやで)、携帯で紅葉撮ってきてんけど見てえや」って、携帯渡されて、ひとの携帯さわるのイヤやんか。彼氏からのメールとか見たらどないしまんねんと言いながら、三枚だけ写ってた。それも手ブレ(^_^; もっとぎょうさん写したんやけどなぁ、3枚しかあらへんか?
 と、まぁ、とことん大阪のおばちゃんだったが、しゃべっていて楽しかった。「詩写真」も買うてくれて、まさにおばちゃんがおみやげにくれた絵はがき通り。あ、はい、サツマ芋のお饅頭もごちそうさまでした。美味しかった。



20091112 Thu [長年日記]

ロジェ・ヴァディム『危険な関係』(1960)

 初めて買ったジャズのレコードが、アート・ブレイキーの『危険な関係』、そのあとにリー・モーガンの『サイド・ワインダー』だったか。ちょっとこの2枚のどっちかは記憶にあやふや。もちろんどちらもシングルのドーナツ盤。その当時の音源というのは限られていたから、どっちもイヤになるくらい聞いた。考えてみれば、いくらでも音源が手に入る今と比べると、逆にシアワセだったような気がする。
 それから40年の時間を経てやっとその元の『危険な関係』を観たのだから、感慨も一入(←漢字テストだw)。いきなり、タッタタタたらららぁ〜〜んとリー・モーガンのペットが流れるんだと思いきや、タイトルバックは、ポンポポポポポンとモンク。これがまたたまらない。しばらく途切れることなくモンク、モンク。が、このモンクの不協和音が心地よすぎて、すーっと眠りにウトウト(〃´`)〜o○◯・・・ いかん、いかん(-。-;) この数日、見ながら寝てしまうのが続いている。疲れてるのか。キャサリンに「寝てんちゃう!」と起こされて、巻き戻し(ん?DVDで巻き戻すというのも変か)たら、30分も寝てたのが判明。困ったもんだ。

 さて肝心の映画ですが、寝てしまうような退屈な映画というわけでなく、そりゃジェラール・フィリップにつきるのだけれど、ボク的にはもうジャンヌ・モローですよ、ジャンヌ・モロー。しかも60年だから、若い!可愛い!小悪魔。こういう女に唆されてみたい!と。なんかもうぞくぞくしてしまうなぁ。
 話はまたそれるけれど、『危険な関係』は文庫でも出てたのね。アート・ブレイキーで知ったときには映画を観るにも観られず、ビデオなんてなかった時代ですもの、しかし「危険な関係」という言葉にそそられてオカズになるかと文庫も買ったはず。結局、読めてないままどこかに。それで、ジャンヌ・モローが自分への愛を証明するために、ジェラール・フィリップに他の女と寝させるのだけれど、エロい話なわけで、いまならハダカ全開だろうけど(あ、スティーブン・フリアーズ監督がマルコビッチでリメイクしてんだよなぁ、オリジナル観もしないで観る気がしないので観てませんが)、なんせ60年ですから、ビーチクも見えませんよ。見えたからってどうなんだって、そいえば『イマージュ』なんて超つまらんかったし、それより見えなくても、ジャンヌ・モローのドレスのジッパーが下げられて、背中が見えるだけでぞくぞく来ちゃう。はい、背中フェチなもので(^。^;) ジェラールが関係するアネット・ヴァディムもジャンヌ・ヴァレリーも、ビーチク見せずとも適度なチラ見せしてくれていいですねぇ。
 をっと、アート・ブレイキーは、後半になって、実際にパーティでのライブシーンががっちり見せてくれるし、を^、そうそうモンクのピアノソロの『危険な関係』も流れて、いやぁ、なんでこんな満足、満足という映画なのに、なんで居眠ってしまうのか、われながら情けない。


20091113 Fri [長年日記]

あれこれ

 あれこれやれそれと狭い世界で、ずーっと長い時間(何十年というスパン)ですからいろいろね。そうして、「我が道を行く」 それでいいんじゃないでしょか。は?何かww

ピエトロ・ジェルミ『刑事』

 最近ちょくちょく来てくれるUさん(同い年)のおすすめ。おとといも来てくれた時にこの話になって、「つい最近、衛星でやってたから見たのだけれど、思ってたほどたいしたことなかったなぁ」と。をいをい。きょうもまたすーっと眠りに引き込まれながら、3時間がかりで(^。^;) ほんまどないなっとんねん。

 はい、ボクと同年代なら誰もが知っている♪〜アモーレアモーレアモーレアモレミオ〜ってやつですよ。このころのイタリア映画というのは、同じピエトロ・ジェルミの『鉄道員』にしろ、ルイジ・コメンチーニの『ブーベの恋人』にしろ、映画音楽(サウンドトラックなどということばもなかった)が流行ったもんねぇ。映画は見なくても音楽は知っている。そういえば同じジェルミの『誘惑されて棄てられて』どっかにないかな?

 う〜んと、Uさんの言うようにやっぱりもうひとつだったかなぁ。CCことクラウディア・カルディナーレもっと使ってくれないと。ピエトロ・ジェルミ自らはりきりすぎ(^。^;) 中盤でぐーっとサスペンス仕立てにもってくんだけど、そこのところでCCは完全にカヤの外。そのことがラストが見えやすくなってしまうんだよねぇ。とは言うものの、サスペンスの中に、パニーニ好きの刑事とかをうまく配置してたり、映像としてもしっかりしていて、やっぱりイタリア映画の黄金時代の一角をになっただけのことはある。まぁ、ボクの世代は、こういうふうに簡単に見れるようになったんだから、あの♪〜アモーレアモーレを口ずさみながら懐かしんでみても損はないでしょ。


20091114 Sat [長年日記]

一気に

 急に夜だけ独身になったので暗室開始。あれこれとやかく考えたところでどうにもならんので、素ぅで行くことに決める。
 1時過ぎに「真夜中の闖入者」がドアをコンコンとノック。むっちゃ、びびった(☆_★) twitterに暗室してるとボクが書いたんを見て、覗きに来たとか。これからクラブだってさ。元気〜っって、ボクだって10年前まではクラブ〜〜ぅだったから。で、一気に来月のナダールの分6枚焼いてしまう。帰ったら3時過ぎ。


20091116 Mon [長年日記]

本日のチャリ&お歩き・ああブロニカ編

 まずは腰をもんでもらいに。きのう来てくれた文さんの情報で桃ケ池へ枯れた蓮を撮りに。そのためにブロニカを持ち出したのだ。ところが、そのブロニカ、先日から電池切れ。さっさと電池交換しとけばいいものを低速だとまだシャッター切れるもんと放置。やっぱり1/125じゃ切れない。そこで1/60にしたときに何をとち狂ったか、絞りを開放の2.8に。ぐわぁ〜、なんぼ薄曇りとはいえ、ぶっ飛んでますよねぇ(^。^;) しゃーないなぁ、えいやっと22に絞って(むちゃくちゃや(^。^;))、はぁ?シャッター切れません。やっぱり電池切れ。あれは最期のあがきだったか。ほら、よくあるでしょ。ちょっと使わないとなんぼか回復するという、アレですよ。しかしそれもさっきのシャッターでご臨終。昭和町まで戻って買いに行きましたよ、800円也。高っ(-。-;)
 気を取り直して現場に戻って、あぁ、ブロニカ最近巻き上げも具合悪くて、たぶんギアの噛み合わせがよろしくないのでしょ。フィルムパック付け直したりしたらうまくいくのです。で、さて渾身の一枚って、はりゃ?シャッター切れません。 ん?電池切れじゃなくて、シャッターの故障? じゃ、電池交換する必要はなかったの? 金返せ(-。-;)と、が、しかし、この期に及んでブロニカまで故障かゐ('_;) 目の前、真っ暗。くらくらくらとその場にへたりこんでしまいましたのはウソ。ちっ。GR(アナログな!)があるわい。だいたい、ブロニカなんて似合わんのだよ。と、枯れ蓮を一枚も撮れずに桃ケ池をあとにしたのであった。いや、GRでも撮ったし、20Dでも撮りましたよ。しっかし、こうなるとブロニカはただの漬物石同然。漬物石を肩からさげてどこへ行く。

本日のチャリ&お歩き・「先生!」編

 よほどブロニカを家に置きに帰ろうかと思案しつつも目指すはお好み焼きとだらだらと安立に向けてチャリる。安立駅の踏みきりを渡るときに、すれ違ったクルマからいきなり「せんせ〜!」
 アカヒデ君、つまり赤井英和です。ウソ。久しぶりに会ったので、すぐ近くのサテンでコーヒーなんぞを飲み語る。まぁ、いつもこれで撮ってんねんとGRを見せたりして、きょうはこんなんもと件のブロニカを取り出して、はっと気がついた。遮光板がぁ〜〜(-。-;) あのときフィルムパックを外したときに遮光板つっこんだままじゃないかぁ〜〜。そりゃ、電池換えてもシャッター切れんわ。ブロニカが正しいのだよ。試しに多重にして、キャップ閉じたままでシャッター切ったら、ガチョーンとブロニカの爆音、そしてホッと安堵(ここらブロニカ知らん人はスルーしてください。要はわたしめがスカタンなだけです)
30分くらいアカヒデ君とくっちゃべって、立ち飲みは昭和の心だとか言うてたなぁw 安立商店街に入ったところで駐輪。いよいよ歩き始めます。と、すぐにえーちゃんのお好み焼き。いや、きょうの目的のひとつね。250円です、豚玉。半分、お持ち帰りだけど、店の中で座って鉄板で食べれる。やっぱりお好み焼きは鉄板で食わないといけません。そして安くないとイカン!声を大にして叫びたい。えーちゃんのお好み焼きはそのコストパーフォマンスからして超一流。もうちょっとお金持ちだったときは、豚玉食って、すぐにイカ玉も食ったのに、豚玉一枚でガマンの子。
 腹八分目以上になって、紀州街道南下。と、脇道それたりしながら、大和川を渡る。大和川を越えたのはいつ以来? かつては毎日毎日、大和川を越えていたというのに。大セルもすっからかんになってしまって、あの赤白の煙突ももうなくなって、阪神高速の工事が始まってた。もうちょっとなんぞ撮れるかと思うたのに、あんまり撮れんかったなぁ。大セル跡を大回りするように鉄砲町や高須神社のあたりを歩いたけど、歴史建造物の類はいまいち撮る気がしないで、予想してたほどピンと来なかったなぁ。久しぶりの20Dだったから200くらいは切ってるのだが、ぅ〜ん、どうなんだ? 撮ってみてはこんなの撮ってたらイカンぞなと思えるようなんばっかりの気がしてのってけなかった。日も暮れてきて、秋風寒く、チャリまで歩いて戻ったのでした。

蓮実伸郎写真展『黒い川』@ギャラリーライムライト

どんな仕掛けかは秘密にしとこ。かなりきわどい写真展といっていいのか、しかしきわどい展示をやってこけないのは蓮実さんの写真に力があるからでしょ。パワーじゃなくて、力ね。そしてあれだけの数をそろえられるというのも力なんです。

鈴木清順『夢二』

 これ見るのももう何回目か、くわしくはまごれびゅでどうぞ。はい、おしまい。って(^_^;
 こないだDVD見ながらつい寝てしまってるのが続く。きょうは大丈夫だろうと思っていたらやっぱり静かに眠りの世界へ。疲れてるのか。


20091117 Tue [長年日記]

ベルナルド・ベルトルッチ『ラストタンゴ・イン・パリ』

 これも以前にも見たことがあって、はい、まごれびゅ。不思議なもので何回見てもはんのうするところは同じ。ハ・ペニスってか(^_^;
 それはそれとして、マーロン・ブランドとマリア・シュナイダー、お互い名前も知らない、名前は必要ないという、それが、今読んでる(いつまでかかってるんだ(^_^;)村上春樹に通じる。そしてラスト、「私はあなたを誰か知らない」
 話は変わるが、いまやっている『詩写真(仮)』の高田さんは長い間のタンゴ好き。タイトルにタンゴとあるけど、タンゴが出てくるのはラスト近くだけ。だからどうなんだ?って聞いてみたら、ラストには泣いてしまったって。タンゴって、よくわかってないが、かくも情熱的というべきものなのか。  


20091118 Wed [長年日記]

ベルナール・ラップ『趣味の問題』

 最近、映画1本見るのに3時間がかりってどうよ(^.^;) 原因は寝ころんで見てたら寒いのでフトンひっかぶってるからなんだろうけど、それにしても10分、15分なんて、すーっと眠りに入っている。とっとと寝ろよ>自分とは思うのだがねぇ。

 さて、これはまさに「趣味の問題」でしてね、ベルナール・ジロドーがジャン=ピエール・ロリを操って、自分の分身、というのも何か変なのだが、を創出しようと、ロリはロリでそれにけなげに応えていく、一種のSMですね。愛ですよ。おもしろいことはおもしろいのだが、ボクにはあまり気持ちのよろしくない映画でした。ほんと「趣味の問題」
 ちなみに原題は「Une affaire de gout」英訳すると「A business of taste」 ずばり「味見役」ですね、つまり食べ物に限らず、女も味見で終わらせるなんて(^_^;


20091120 Fri [長年日記]

140kingofpop

 あぁ、やってもた(-_-;) とある人からtwitterのダイレクトメッセージが届いて、信用できる人からだったので、ついクリックしたら、何か胡散臭いトップページに。こりゃイカンと察知して一度は退却。が、あの人、おもろいネタをもってるからと再度クリック。そのサイトに入ってみると、なんやら《Michael Jackson tribute》などと書かれている。《twitter appli》などとも。どうもゲームのようだ。わからないまま、クリックするとゲームが始まった。20年ほど前のアドベンチャー・ゲームのようで、すべてテキスト。英語ですが...どうも何か戦闘げーむのようなのだが、Michael Jacksonとは全く関係なさそう。3回ほどクリックしたら、どうやら敵を倒したようだ。だが、つまらないので、やめてしまった。
 朝起きて、twitter見ると、そのとある人が、ごめんなさいと粒谷いている。ボクがフォローしてる人からも「何、これ?」とメッセージ来てたり。どうも140kingofpopで遊んでしまうと、自分がフォローしてる人にスパムが送られるらしい。
 ううっ、やってもたがな。最近、ミクシではヤバいなと感じながら敷居高くしてたのに、はは、まんまと引っかかってしまいましたヤン。考えてみりゃ、アプリなんてのは実行ファイルだから、どないなるや知れたもんでない。君子、あやうきに近寄らずってことです。羹に懲りて膾を吹きましょう。

まごの差し出し名でダイレクトメッセージ受け取った人、ごめんなさい<m(__)m>


20091122 Sun [長年日記]

『詩写真(仮)』展終了

 この2週間、多くの方に見に来ていただいてありがとうございました。
 と、いちおうご挨拶_(._.)_

 きょう最終日はまたちょっと同窓会状態に。中学の同期の旧姓Tさん来訪。全然、知らなかった接点が発覚。というのは、ボクは小3までNHK児童劇団に在籍したのだが、小4になるときにほぉり出されて、そのあとに旧姓Tさんが入団していた。昔のアルバムをひっぱり出して来たら、「あ、クロちゃんや」と。そのクロちゃんボクも覚えてました。あれから50年クロちゃんとは全くアカの他人なのだが、不思議なつながり。ま、そのような昔の暴露話で勝手に盛り上がっていた2週間でもあったのです。

 それはそうと、『詩写真(仮)』は最後まで(仮)が付いたままだった。「え?(仮)付いたままなの?」とよく聞かれた。そのことに関して、高田さんは明確な解釈を示してくれた。
 彼女が高校の美術部時代に3校合同の美術展を開いていたのだが、その展覧会名は彼女が名付けたのだが「寓展」。寓展はそれ以後、10何年か続いて開催されたらしい。さてその「寓」という漢字こそ「(仮)」なんだという。つまり寓居の寓、仮住まいだと。「これで完成ですか」と言った人がいるのだが、いまこうして展示や一冊の本となって、一見完結したように見えても、やはりこれは「寓」つまり仮住まいでしかない。元々、詩も写真も、高田さんとボクそれぞれが独立してあったものをコラボレーションさせた。どちらが寓なのか、どちらがそこに棲む人なのか、この際関係ない。どちらも寓であり、どちらもそこに棲む人である。その意味で『お互いが「ため」にしてないのがいいね』と評してくれた人がいたのはありがたかった。気がついた人がいるかもしれないが、5月の展示のときと、棲み家を変えた作品もある。より棲み良い寓をさがしただけだ。5月の展示は展示で(仮)で、今回の展示も(仮)である。そしてもちろん一冊の本も(仮)である。もっと言うならば、作品に完成などないはずである。詩も小説も作者が死ぬまで形を変えて行くものだ。写真はどうだ?そこに提出された写真はそれで完成のように見えるだろうが、次にプリントされるときは何らかの違いがあって当然である。だから完成なんてありえない話なのだ。あくまでも(仮)でいい。そのことはこうした作品についてだけでなく、生きるということについてもそうじゃないのか。仙人なんていやしない。
 そしてもう少し辞書をくってみると、「寓」というのは、寓話、寓意というように、詩と写真がお互いに「かこつけて,それとなくある意をほのめかすこと」 まさに表現したかったのはそれだったのかと思う。いや、ほのめかすと見せかけただけだ。ある意は見る人が勝手に妄想してくれたらいい。それを横でほくそ笑んでいたい。

 『詩写真(仮)』のあとがきにも記したけれど、とにかくボクのわがままにつきあってくれた高田さんにはありがとうと言いたい。今年1年のいちばん大きな仕事がやっと一段落ついてちょっとホッとしたよ。

※『お互いが「ため」にしてないのがいいね』というのは、ちょっと聞き間違えていたようだ。正確には『お互いが』ではなくて、『コラボの「ため」にしてないのがいいね』ということのようだ。つまり「さぁ、コラボレーションしますよ」としてないのがいいというわけである。組み合わせてみるとおもしろいだろうという単純な発想からスタートして、ただそこにあった素材となる詩と写真を組み合わせただけである。そしてその狙いは上にも書いたように、その解釈は見る側に任せてほぉり投げてみただけである。だから『コラボの「ため」にしてないのがいいね』と言ってもらえたのはもっとありがたい評だった。

※※ 「ためにする」小学館『現代国語例解辞典第2版』では《ある目的を遂げようとする下心を持って、また、自分の利益を図る下心があって事を行う。》だという。はてなキーワードでは「ためにする議論」とは《何らかの意図のために、あらかじめ結論を決め、都合のいい論拠だけを挙げているような議論》とあって、さらにしょぼい新和英中辞典には「幹事長の発言には何か政治的にためにするところがあった」という例文があがっていた。つまりその人が言いたかったのは《ためにするコラボでないのがよかった》と。そういう意味だったのか。日本語は難しい。そいう用法って知らなかった(恥) はいはい、と聞いていたのだが、なるほどそう受け取ってもらっていたなら、なおさらありがたい評であった。


20091123 Mon [長年日記]

本日の散歩

 shinさんとtwitterで企んで、西成から大正を歩く。天下茶屋で落ち合って、まずは100円ラーメンで腹ごしらえ。中定450円にshinさんはいたく感動していた様子。この100円ラーメン、家事都合で長い間閉めていたのだが、1年ほど前にリニューアル(嫁さんも)したら、売りもののラーメンが300円に値上がり。ラーメンと炒飯で700円というふつーの中華屋になっていたのだが、きょう見ると、ラーメン300円が200円に値下げしていた。中定も550円から450円に逆戻り。中定の献立は変っていなかったがチャーシューが薄くなっていた。う〜ん、それでもなぁ、かつてのラーメン+炒飯で430円だったことを考えると、以前のような有難みはなくなった。
 西成はやっぱりこの時期、よく猫に遭遇するよ。全部で10匹はいたか。西天の地下道を抜けて津守まで。天気がいいので活写カッシャ。落合下の渡で大正に渡る。Shinさんは渡しは二度目だというのに渡船の写真を全く撮ろうとしないのはさすがというていいのだろうか。変なヤツw しばらく撮るものもあまりないままに大正内港へ。『詩写真(仮)』に入れたワンコとも再会。きょうはかったるいのか、ううううと唸っているだけ。
 はしけ桟橋で歩きはおしまい。赤バスで三軒屋まで。そこからナンバまでまた歩いてコーヒー。コーヒーも450円。中定とつい比較してしまう。


ミクの方舟

なんかアホくさくて、ちょっと前にミクシのあっちこっちで見かけた「2012年12月21日(最後のミクシィ日記) 」また何をあのフォトンベルトのことかいなとスルーしたら、いまわかった情報では、これも怪ミクシがらみ。ミクシの運営のヤツにフォトンベルトの狂信者がいるのかゐ(苦笑) 要は2012年というまたいかにものパニック映画のタイアップ
 「2012年12月21日(最後のミクシィ日記)」につけられたリンクから日記を書いたりなんかすると、ミクシから「ミクの方舟」なるものの乗船券だか(失笑)のメールが送られてきて、しかもウィルスぶちこまれたみたいに、ご丁寧にトップページの自分のプロフィール写真の下にバナーが表示されるらしい。で、輪をかけてたちの悪いことに、その日記を削除してもそのバナーは消えないらしいよ。

 で、ムキになることもないんだが、ついこういうのはむかつくからね、調べてみると、その日記は携帯からだと、くだんねぇ日記が自動生成されて、なんかそんな日記、掲げられたらハズいよなぁ。そして「あなたが救いたい人10人選びなさい」と来るらしい。あのどうにもならないアセンションの、選ばれたものだけが別の次元に移れるというのから来てるんだろうが、いやらしいったらありゃしない。さらに、その選ばれた10人にはミクシからメールが届くのか?こっれって、完全にチェーンメールですね。しかもミクシが扇動してるんだからたちが悪い。ネットを運営する立場のもの自らがチェーンメールをバラまくのって道義上許されないことですよ。
 ミクシと映画会社の策略にのせられて、図らずも実行部隊にさせられた人、お気の毒。


20091124 Tue [長年日記]

安良夫さん『篠山紀信氏、家宅捜索』

 ミクシの足あとにふっと安良夫さんを見つけて見にいったら、もう10日ほど前の日記で例の篠山紀信の一件に触れていた。ちょっと引用しておくと、

本気で無断で写真を撮ったらいけないなんて、国家権力が考えているのなら、僕らは写真家、芸術家は徹底抗戦しなければならない。
----------------
今や芸術家は戦うしかない。それができないのなら、日本人はアート「芸術」をやる必要も、論じる必要もない。

 いや、けっこうあっち飛びこっち飛びする文章だけれど、久しぶりに痛快に読ませてもらった。なるほどねと思うところ多々あり。写真撮るんだったら、やっぱり覚悟しとかないとね。

 話は変わるが、最近、ミクシに悪態ばかりついているが(それほどミクシは劣悪化してきてるのだが)、こういう一文、つまりほとんど推敲などもなくて、本音をついているのに出会えるもミクシの良さだったなぁと思う。日記を書くという敷居を低くした功績は大きいよ。その分、つまらん日記が多いのも確かだけど。しかしこうして安良夫さんと面識がなくてもマイミクとして、彼の日記を読めるというのはミクシならではのことだったように思える。
 ここ最近(特にボイス登場以降)、一日に日記の更新が上がってくるのが10人程度。そのうち外部ブログなどに書かれたというのをさっ引くと7,8人ってところか。マイミク190人もいてもこの数。もちろんマイミクでも非表示にしてるがいるけど。ミクシってのは、SNSというある程度囲われた中で日記を書けるというので成長してきたはずなのに、何か見失ってるところ大きい。

 ミクシに限らず、周囲に惑わされて自分本来のスタイルを見失うのはつらい。


20091125 Wed [長年日記]

篠山紀信=ポール・マッカートニ 荒木経惟=ボブ・マーリー

 篠山紀信のあの事件の話の流れで荒木経惟の話になり、『複写「写真時代」』をひっぱり出してきたら、表紙が公園で荒木と末井がモデルの女の子の振り袖の裾をもちあげてる。もう20年も前の話だが、これを証拠に引っ張られんじゃないか。あ、時効ですけど。そんなこと言いだしたら、遠野で藤田朋子脱がしてるのも、河童淵という遠野ではずせない観光地で、公然猥褻でさかのぼってしょっぴかれるて不思議じゃない。
 今回、荒木経惟じゃなくて篠山紀信だったのは、やっぱり篠山のほうがマスコミ的に宣伝効果が高いと官憲が踏んだからなのか? そういや、かつて、ポール・マッカートニーが大麻所持で日本公演の間、ぶちこまれたというのに、その同時期、ボブ・マーリーは日本のステージの上でバンバンやりまくってたというのは有名な話で、それになぞらえると、さしずめ、篠山はポールで、荒木はボブ・マーリーだと。
 どっちが好きなんというと、断然ボブ・マーリーですよね。ジョンだけね、ビートルズは、という話をしていた。するとakiさんがぼそっと、でもボクはビートルズだからと、あ、失礼しやした。Beatles_Fanなんていうサイトやってたね。でもやっぱりポールと比べたら、ボブ・マーリーでしょ。篠山紀信と比べたら、やっぱり荒木経惟でしょ(笑)

ジョセフ・ロージー『エヴァの匂い』 (1962 仏)

 きっちりこのVHS持ってるの忘れてた。ジャケないし、ビデオテープ本体だけ。いつ買ったんだろ。
 ジャンヌ・モローの『突然炎のごとく ジュールとジム』と双璧をなす悪女モノ。まぁ、なんとスタンリー・ベイカーの情けなさよ(-。-;) 『突然炎のごとく』でもそうだけれど、この女だったら破滅しちゃてもいいと思ってしまうんでしょね。しかし、現実にそういう女っているよなぁ。ところが、現実にいるそういう女ってジャンヌ・モローとは似ても似つかぬカエルみたいな女だったりして。よく犯罪であるでしょ。テレビで顔写真なんか見たら、なんで?と。いや、それでは話にならない。ここはマイ女王様ジャンヌ・モローでなきゃ。ジャンヌ・モローなら、なんもかんも投げ捨ててMになりましょう。結局、スタンリー・ベイカーかい(^。^;)
 なんか、冗談っぽいことばかり書いてますが、舞台は主にベニス。ゴンドラ、仮面。それらが非常に象徴的に使われている。そしてなんていうのかなぁ、カットのつなぎが凄いの。あと構図の組みかたがもう何とも言えずすごい。絵を観てるだけで十分なくらい。あぁ、かっっこいいというんでもないんだなぁ、いいなぁ。


20091126 Thu [長年日記]

ストリートビュー

 ちょっと早起きしたので、こないだから話になっているカメちゃんが昔住んでいた家を撮りに行く。おかげでギャラリーに着いたら12時ジャスト(^。^;)
 早速、その写真データをカメちゃんに送ってやったら、えらい感激してくれて、「いまプリントアウトしてお母さんと二人で泣く」とメールあり。カメちゃんはともかくお母さんにしてみればそりゃ思い入れがあるんだろうな。
 話がちょっと戻るが、少し前にカメちゃんが昔住んでいた家はこのあたりだったとストリートビューでさがしたんよね。でも見つからなかった。写ってない可能性もあると、実際に先週に行ってみたら、やっぱりない。ふうちゃんのことだから、筋を間違えてんじゃないかと、もう少し範囲を拡げてさがしてみたけど、ない。なかったでとふうちゃんに言って、もう一度ストリートビューで、ちゃんと見つかった。きっちり一筋間違えてやんの。そのことをきっちりカメちゃんにメールしてるんだもんね。ほんとふうちゃんっておしゃべりなんだから。そしたらカメちゃんから、ここだよとストリートビューのURLが送られてきた。ちっ、黙って写真送り付けてビックリさせてやろうと思っていたのに。それにしても高校生か、キミらw
 まぁ、いいか、あれだけ感激してもらえたら。

重大な打ち明け話

 ここでも書けませんけどね。とりあえず重大な打ち明け話を聞かされました。

mixi同級生

 最近mixiヤバいって、ここんとこ再三書いてるけど、またしてもやってくれました新機能

  「mixi同級生」新登場!学校つながりでみつけやすく

 もうこうなると失笑するしかない、

 ものは試しでちょっとやってみたのだが、まず出身校(小、中 要するに学校ならよい)を入力すると登録するか、迫られる。登録したら一覧を見せてあげますときたもんだ。とりあえず 登録してみると、名前を求められる。そこで、本名のほうが見つけてもらいやすいが、あだななどでも可という意味のことが書かれていて、なりすましはやめましょうとも(-。-;)
 はい、これで登録した名簿が見れるわけだわ。見放題だわ!まぁ、同窓会名簿つくってるみたいなもんよ。実際は正直に入れたもんだから、その名簿にはだぁれも登録しておらん。いちおう、前後2学年だけしか見れないというキメ細かな配慮です、さすがミクシ。
 ところがだ! 名前入力のところでの「なりすまし」という文言にはたと気がつくでしょ。つまり最初に登録する高校なら高校が、自分の母校である必要なんかない。大阪女学院でもフェリスでもいいのだ。ついでにプロフィールの設定で、いま20歳くらいにすりゃいいのです。同窓会名簿っていちおう公には販売してませんでしょ。出身校の間でしか手に入らない。それがいとも簡単に入手できるのだよ、ミクシでは。なんて便利! すばらしい!!! 

 というわけで、をっと、ヤベぇなと、消そうと思ってもなかなかその削除のほうほうが見つからない。やっとこさ、トップに戻って、設定変更で消せましたけどね。いちおう《・登録を解除した学校とその学校区分は、180日間再登録することができません。》なんてあるんだけど、これって何の屁のつっぱりにもなりゃせんでしょ。ましてや、招待制もなくなった、野放しオープンミクシでは、その気になりゃ、アカウント削除すりゃ、またなりすましで情報収集加納姉妹ですね。

君子、あやうきに近寄らず ってことです。 それにしてもなんとかしてくれよ、このミクシの幼稚化。


20091127 Fri [長年日記]

i'm a


 しないといけないことがいっぱいあるのに、なぁ〜んもする気しなくて、こんなの作って遊んでました。こまったもんだわ


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