初めて買ったジャズのレコードが、アート・ブレイキーの『危険な関係』、そのあとにリー・モーガンの『サイド・ワインダー』だったか。ちょっとこの2枚のどっちかは記憶にあやふや。もちろんどちらもシングルのドーナツ盤。その当時の音源というのは限られていたから、どっちもイヤになるくらい聞いた。考えてみれば、いくらでも音源が手に入る今と比べると、逆にシアワセだったような気がする。 それから40年の時間を経てやっとその元の『危険な関係』を観たのだから、感慨も一入(←漢字テストだw)。いきなり、タッタタタたらららぁ〜〜んとリー・モーガンのペットが流れるんだと思いきや、タイトルバックは、ポンポポポポポンとモンク。これがまたたまらない。しばらく途切れることなくモンク、モンク。が、このモンクの不協和音が心地よすぎて、すーっと眠りにウトウト(〃´`)〜o○◯・・・ いかん、いかん(-。-;) この数日、見ながら寝てしまうのが続いている。疲れてるのか。キャサリンに「寝てんちゃう!」と起こされて、巻き戻し(ん?DVDで巻き戻すというのも変か)たら、30分も寝てたのが判明。困ったもんだ。
さて肝心の映画ですが、寝てしまうような退屈な映画というわけでなく、そりゃジェラール・フィリップにつきるのだけれど、ボク的にはもうジャンヌ・モローですよ、ジャンヌ・モロー。しかも60年だから、若い!可愛い!小悪魔。こういう女に唆されてみたい!と。なんかもうぞくぞくしてしまうなぁ。 話はまたそれるけれど、『危険な関係』は文庫でも出てたのね。アート・ブレイキーで知ったときには映画を観るにも観られず、ビデオなんてなかった時代ですもの、しかし「危険な関係」という言葉にそそられてオカズになるかと文庫も買ったはず。結局、読めてないままどこかに。それで、ジャンヌ・モローが自分への愛を証明するために、ジェラール・フィリップに他の女と寝させるのだけれど、エロい話なわけで、いまならハダカ全開だろうけど(あ、スティーブン・フリアーズ監督がマルコビッチでリメイクしてんだよなぁ、オリジナル観もしないで観る気がしないので観てませんが)、なんせ60年ですから、ビーチクも見えませんよ。見えたからってどうなんだって、そいえば『イマージュ』なんて超つまらんかったし、それより見えなくても、ジャンヌ・モローのドレスのジッパーが下げられて、背中が見えるだけでぞくぞく来ちゃう。はい、背中フェチなもので(^。^;) ジェラールが関係するアネット・ヴァディムもジャンヌ・ヴァレリーも、ビーチク見せずとも適度なチラ見せしてくれていいですねぇ。 をっと、アート・ブレイキーは、後半になって、実際にパーティでのライブシーンががっちり見せてくれるし、を^、そうそうモンクのピアノソロの『危険な関係』も流れて、いやぁ、なんでこんな満足、満足という映画なのに、なんで居眠ってしまうのか、われながら情けない。