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うらまごまご日記まごっとmaggot

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20090501 Fri [長年日記]

『凶区』

きのう4/30に、「大道さんの『凶区』」などと書いていたら、『凶区』ってのは、それ以前に詩の同人誌があった、とのコメントあり。

大道さんの『凶区 Erotica』が出たのは07年の6月(梅田のHEPでの『凶区』の写真展は去年08年の5月)。その写真集の中で「僕が60年代の終わりぐらいから、"凶区"とは言ってないけど、日常に存在する風景や時間というのは、とても禍々しいと思ってきたんです。」とある。また《当時の『朝日ジャーナル』には「凶区」というタイトルの森山の写真が何度か掲載されていた。》(コンプリート0944〜0947)

さて「凶区」というのは、wikiの鈴木志郎康の項によると《1964年、天沢退二郎、渡辺武信、菅谷規矩雄、藤田治、彦坂紹男、秋元潔、山本道子、野沢暎、高野民雄とともに、雑誌「凶区」創刊。「凶区」には、のちに金井美恵子が加入するが、1971年に廃刊宣言号を出す。鈴木は廃刊以前に脱退。》

うは、すごすぎっ(-。-;) なるほどね、「凶区」という言葉はあまりに現代詩すぎる。その当時に、森山大道と鈴木志郎康が出会っていて不思議じゃないね。その話は聞いたことがないけれど。

あ、『詩写真(仮)』始まりました。なんば経済新聞でも紹介していただいてます_(._.)_


20090502 Sat [長年日記]

なにやってんだ?

えらそうに せかいのどまんなかで
お、まいだ〜〜りん あいらぶゆ〜

   ながいきしてぇ〜〜な

ふぅさんもとうに逝っちゃったし、なんでみんなそんなに生き急ぐんだ。はい、同い年です。清志郎の訃報を聞いて、なんでまっさきにふぅさん思い出すんだ? ふぅさんが呼んだのかい?

後出しジャンケン

いまや恒例となった後出しジャンケン。誰や、そこで中出しジャケンと言うとんのは(-。-;) 誰も、言うてへんて、でも後出しジャンケンと、中出しジャケンて、似てるよな。あ、似てませんか、そう思うのは欲求不満ですか。はい、すいません、本題に戻ります。
1点、入替えました。いや、これは気になってたんだ。高田さん(って誰よ?w)に、これでいいか?と確認しようと、なんか自分ではめておいて違和感があったのね。そしたら高田さん(って誰よ?w)←あ、もうひつこいか^_^; 高田さんも違和感あるってからさ、いや、あっり向いてホイじゃないんだけど、エイヤっと合わせるはずだったけど、妙な違和感って感じるものだね。ことばのイメージにひきずられたくはないし、ことばに視覚的な押し付けはしたくない。まわり見たらいかにそんなの多いことか。でもどうもしっくりしないなと思ってたから。さて、その1点とはどれでしょう?w

そうそう、これを機に、って、それは次のスレに

『詩写真(仮)』出版

ってたいそうなことでなくて自費出版。ま、簡単には製本しちゃおうかと企んでます。、そんな資金なんてないので、予約出版ってことで、1冊3500円でどない? ほとんど原価です。買うてください!! あ、まずは展示を見てから。8月ごろ出版予定です。

ピーター・ウェーバー『真珠の耳飾りの少女』(2003 英,ルクセンブルク)

これは期待してなかったんだけど、見事に裏切ってくれました(^_^) 見っけもん。ボクが見てるところに、ちらっと見に来たキャサリンが「フェルメール?」ってすぐ気づくくらい。それだけ再現してくれたら言うことなしです。

ちなみにネットでフェルメールを見るならここがベストです(^_^)


20090503 Sun [長年日記]

同窓会みたい

なんだかんだで、けっこう人来てくれてます、『詩写真(仮)』。ふつうだったらさ、ボクと高田さんと同じ高校なので、その同期のMLがあったりして、そっちなんかにも流して宣伝するもんだけど、してないってw すればいいのに、という声もあるんだけど、二人してそのえらぁ〜〜い高校の落ちこぼれ、アウトサイダーだったもんだからね。でもちゃんと東京からも駆けつけてもらって、いっとき同窓会状態でした。おみやげに生チョコもらって、をっ、3ヶ月遅れのヴァレンタインか(爆)と思ったら、みんなにそれぞれありましたw

さて、その同窓会みたいな席上で、いよいよ、出版しようという話が本格化した模様(ウィークエンダー風に←古っ)。もちろんサイン入り、エディションナンバーつきで、どうだぁ〜〜ヽ(^。^)ノ

山本政志『聴かれた女』

蒼井そらだそうです、あ、なぜか「蒼井そら」という名前は知ってたけど、見たことなかったAV(^.^;)

まぁまぁ、おもしろい、かな。演技うんぬんより、たぶん山本政志によるところが大なんでしょね。
DVDでは『聴かれた女の見られた夜』と題する別編集の1本が入ってたり、さすがに続けて見なかったけど、また今度ね。あと「男の視点」「女の視点」のシーンスイッチがあるらしく、なんとなく楽しみ。


20090504 Mon [長年日記]

きゃぴギャルと美人

めずらしくバーなんぞで、夜遅くにしっぽりと。ちょっとだけよ。↓そのきゃぴギャル。あとは例によって白川夜船


20090505 Tue [長年日記]

暗室作業中


そこはやなぁ、くいくいと蔽ってですねぇ、いや、コンセプトある・アートですね、こんこん


20090506 Wed [長年日記]

「宿根朝顔の壁」

『詩写真(仮)』もいよいよあしたで終わりなんだけど、この間、高田さんといろいろ話をしています。おおかたは、その昔話なのでありますが、あのときああだったこうっだったと。ところが最近のこととなると、ヤバい。
と、いうのは、「宿根朝顔の壁〜〜」という詩がありますが、それは西成区の最も東の端を南北に通り抜ける道のことがよまれてるわけです。飛田行ったことある人ならわかるだろうけど、いまや観光スポット・歴史遺産=百番の前の通りです。ふつう百番まであ行くけれど、その先は、地元のネイティブやないと、道路の立体交差をもぐってさらに南へ行かないでしょ。その「宿根朝顔の壁〜〜」の詩が結ばれる所にあるのが、上の写真の化粧品店。 実は、これ出してきたとき、高田さんが、「あそこの店やんなぁ」と言うのを、何を勘違いしたか、「ちゃうで、これは北天下茶屋の商店街の中の一軒やで」と否定したのでした。ところが、つい二日ほど前に、その「宿根朝顔の壁〜〜」に描かれた道をチャリで走って通勤したときに、ふっと店のテントに店名が記されているのを見て、あ、同じ店名の店や、あ、(写真の店の)支店かぁ、などと、もう一度よく見たら、同じ位置に資生堂のポスターが貼られている。な、なんと、そのものずばりに、我ながら唖然。よく考えりゃ、このような店が支店出してるなどありえないですね。
で、この写真が、偶然とはいえ、「宿根朝顔の壁〜〜」に並んで展示してたというのも何かの符合かもしれないと思うのでした。でね、「宿根朝顔の壁」に始まって、行き着く所がボクはこの店を撮りあげているのに、高田さんはその数軒手前のとある店をよみこんでいるのが、詩と写真の違いをすごく端的に表していて、ちょっとなるほどと納得したのでした。それはどういうことかは見に来ての話にしておきましょう。

高田さん自身は仕事の都合であすは3時くらいまで在廊予定。あすは最終日なので6時までですよ。

天下茶屋

上の話のために「天下茶屋」でググってたら発見。これが間違えた阪堺線北天下茶屋の商店街。このようなゆーつべ映像があるのにちょっと感動すらおぼえる。

補足説明しておきますが、この映像のラストで両側がシャッター下りてるけれど、ちゃんと元気に営業してますよ。シャッター商店街ではありません。たぶん定休日に録ったのでしょ。そして右側のシャッター閉まってるのが、「大阪一」美味いたこ焼です。「世界一」美味いたこ焼はここから歩いて10分ほどですが、とにかくここは「大阪一」です。これまでに何人かは連れてってあげたでしょ。そして北天下茶屋のホームのベンチで(懐)

さて、さらにゆーつべ見てたら、この1本はたまりませんでしょ。さすがにこの時期はすでに天下茶屋-今池間は廃線になっていた模様。


20090507 Thu [長年日記]

やまだ紫さん死去

やまだ紫さん(やまだ・むらさき=漫画家、京都精華大教授、本名白取三津子=しらとり・みつこ)5日午前4時16分、京都市左京区の病院で死去、60歳。東京都出身。
69年、「COM」誌上でデビュー。「ガロ」などで作品を発表した。代表作は「性悪猫」「しんきらり」など。

あさって5/9からの「猫ふん@」に「性悪猫」おいとこう。合掌

『詩写真(仮)』

『詩写真(仮)』は、宣伝もほとんどしなかったのに思いのほか多くの方にみていただけてありがとうございました。
詩と写真のコラボというのはけっこうあるっちゃあるんだけど、それは言ってはいけないことかもしれないのですが、歯が浮くような詩がつけられていたりでぶちこわしのパターンばかりのような気がします。著名なあの方でもね、あんなに力のある写真を撮りながら、自らのことばでさらに何を語りたいんだいって、ある種のレトリックに酔ってしまって...あ、そういうのはどうでもよくて、とにかく今回は高田さんの詩、ことばだったからこそ、できたと確信しています。ありがとうね。きのう雨の中を二人でチャリで走りながら、まさか45年も経ってこういう場をもてるとは夢にも思わなかった、としみじみ感じてました。自分でいうのもアレだけど、ある意味、二人ともくそマジメなんだろうね。お互い、だいぶ損もしてるけどw
ボクも写真だけじゃなくて、何か書こうかなぁ。

さて、『詩写真(仮)』の展示は宣伝しなかったけど、出版くらいは宣伝しとこ。展示をベースに、入替えたりもして、8月くらいには出版することになりました。出版記念パーティーやろか?w 買ってください。スポンサーになってください(爆)


20090508 Fri [長年日記]

大正彷徨

ナンバでバシまろと待ち合わせて、IKEAのシャトルバスで大正鶴浜へ。はい、しっかりホットドッグで腹ごしらえしたのち、いざ出撃。あら、IKEAでのお買い物は? あ、ほしいのがなかったってことでごめんなさい。

歩きとなると、きめ細かに撮って回れるのですよね。そして大正ってところは犬が多い。いちおう首輪はついてますが、いまどき野犬はおりません^_^; 鎖のついていない犬を見つけると、をい、大道犬になれ!と。犬としましてもですねぇ、いきなりあの目つきの悪い大道犬になるのは無理です。いちおう幸せに暮してるわけですから。
ね、そしていきおいアラーキーにもなってみたりして、「墓場だね、墓場。都市の墓場だよ。を、いいねぇ、ああ荒野ですよ、まさに。」はい、すいません、調子こいてたらまたしても手巻きのロールがすっぽ抜け。これを説明してたら長くなるので割愛。すると急にトーンダウンするも、鶴町の渡船待ちながら、パッと取り出すダークバック。こんなこともあろうかと、ちゃんと持ち歩く用意周到さかげん。をい、バシまろ、ヘアピン貸してくれ。あ〜、ローダー欲すぃ。あっ、ローターじゃないですよ、ぶぃ〜〜〜ん、ローダーね、フィルム巻くの。

大正区リリン・バシまろ

スレ変えようかと思ったが、そのまま行きます、中山製鋼。なんべん撮ってもいいねぇ。を、そうそう、バシまろに発見されてるの、「意外とまごさんファインダーのぞきますね」って、当たり前でしょ。クルマを駐めといて、撮り歩くのもできるっちゃできるんだけど、どことなく落ち着かないくて、やっぱり歩きですよ、写真は。と、言いながら、かなり疲れがでてくる。しんどい。やっとのことで、これぞ大正という喫茶店にて小休止。はっと時計を見て気がついた。もう5時ぢゃん^_^;
ここからまっすぐ帰ってたら、尼崎から大正まで撮り歩く大先生に笑われます。こっからIKEAに戻ってシャトルバスで帰ろうかという悪魔のささやきを退け、片山ストラテックから大正内港周辺をかなりくまなく歩き回って、とどめにはしけ桟橋まで歩いたら、、そのあたりからバシまろも声もなくなって、もくもくと歩く泉尾。コロッケ美味っ。ついに地下鉄の大正でダウン。

はい、展示の残りの作業を終わったのが夜中の1時よ。そっからナンバにおいたチャリまで歩きながら、さらに1本。それにしてもだ、GW明けとはいえ花金の深夜、大阪、人少ねぇ〜〜(-。-;) 家にたどりついたら夜中の2時半(=_ヾ)


20090509 Sat [長年日記]

猫ふんじゃったな@

きょうから始まり。そして8時までびっしり、みっちり。猫、何匹いてるか数える余裕もなし。
角のサクラさんとこにいたグレーのロシアンブルーもどきの子、死んじゃったんだって、急きょ追悼の意をこめて出してきました。

フィリップ・リオレ『マドモアゼル』

どこが『マドモアゼル』やねん?と、思うのだが、このタイトルは、カフェのギャルソンが、人妻に「マドモアゼル」と呼んだところから。まぁ具体的には邦題の副題としてつけられた「24時間の恋人」のほうが端的に表しているか。平たく言ってしまえば、「行きずりの恋」なんでしょうが...そうとも言えない微妙なライン
いい加減、年をとると、「恋に恋する」というか、まぁこういうのがあってもいいかと浸ってみたくもなるでしょ。ガキにゃわからんか(-。-;) なんて言うてるけど、そのような年も過ぎ去りつつある。ときにそのような目線に絡められたい欲求がなきにしもあらずなのだが、あ、いや、これ以上は書くまい、書くまい^_^;
 [amazon] Mademoiselle


20090511 Mon [長年日記]

アンドレ・テシネ『かげろう』(2003仏)

これ、ボクにとっては、なんかツボなんですけどね。ストライク。
だいたい、エマニュエル・ベアール、好きですから。あ、ちょっとすぐにコメントできない。久しぶりに、緊張を持続したまま、見ることができました◎
第2次対戦下、パリから逃げ出す兄妹を抱えたオディール(ベアール)、これにイヴァン(ギャスパー・ウリエル)がからんできて、まぁ、戦争、幼い女の子となると、図式が見えてくるのですが、これはそうじゃない。この女の子=クレメンス・メイヤーがすごくいい。この子がいいというより、この子の演出のもってきかたが最高なんでしょ。でなきゃ、クソみたいな話に陥るところです。で、やっぱり、ベアールがね、恋してしまいます。むっちゃ好きラブ(はぁ〜と)


20090514 Thu [長年日記]

クロード・シャブロル『石の微笑』(2004 仏)

クロード・シャブロルって、どうなんだか? ええんだか、つまらんのだか、いまいちようわかりません。なんかねぇ、カット割とかすごくおもしろいのだけれど、いまいち乗りきれない。これって何なんでしょね。


20090516 Sat [長年日記]

若松孝二『17歳の風景』

この元になった事件は覚えている。2000年の夏、この少年は野球部員だったのか、同じ高校生を4人、金属バットで殴ったあと、自分の母親も殴り殺した。そのあと、チャリでのあてのない逃避行。《15日間の逃避行中、少年は兵庫県西部付近から日本海側に抜け、北陸地方を経由して東北地方を北上。約1000kmの道のりを自転車だけで走破した。逮捕時の自転車は逃走時のものと違っており、少年は「(途中で)盗んだ」と供述。乗りつぶすたびに盗み、逮捕までに数台を乗り継いでいたようだ。目的地については「北海道に行こうと思った」と話している。》(岡山・金属バット母親殴殺事件より) この1000km以上のチャリによる逃避行のほうが金属バット母親殴殺という事実よりインパクトが強かった。なんでもその間、立体交差している道路の下などで寝ていたという話に、当時ボクはまだバイクで走っていたから、いい寝場所を見つけてたなぁと感心したものだった。
さて、この映画は、東京から、いや、最初のシーンが富士の裾野だからな、まぁ、いいや、雪山を抜け、日本海沿いに北上。元になった事件は夏だけど、冬に置き換えている。って、わけじゃないけど、『67歳の風景』というメイキング映画もあるらしい。つまり67歳の若松孝二の見た風景。そう、この映画はまさに若松孝二にとっての「風景論」なのだ。延々とチャリに乗って走る少年が映し出される。リアリズムを超越したリアリズム。その意味でもこの映画はいいねぇ。



20090518 Mon [長年日記]

《モノクローム展》@ギャラリーライムライト

児島さんといきなりインフルエンザの話に。それから写真の話やら、あれこれあれこれと1時間以上も。インフルエンザは騒ぎ立ててもどうにもならんし。あ、肝心の写真、あははは、さすが児島さん、というか、レベル高いですよ。ちゅうかね、まゆんがどんどん良くなって行くのにビックリ。

ふらふらと

10Wに《猫ふん》のぞきに行って、酒井さんにお礼も言わないと。そのあとヨドバシで、印画紙やらフィルムやら買って、お金払ったら、一気に暗くなるw
それはそれとして、街の中をチャリで走ってたらダイコクストアに長蛇の列ができてたり、少し異様な事態で、かと思えば、ラブホ街ではカップルが手をつないで歩いていて、通り過ぎたら、二人ともマスクしていて、このあと二人はどうすんだろう、といらぬ詮索、いや、妄想。かと思えば、ビルの外の喫煙所で4,5人が集まってタバコ、というのは今まで通りだが、その全員が顎にマスクというのもアホな景色。

長尾圭展『なんでもない から』

ふらっとギャラリーdenへ。ちょうど作家の長尾さんがいたので少し話す。写真ってのは、デジタルだろうが、アナログだろうが、プリントした時点でそこから先は基本的には変わらない。が、絵画っていうのはどこで完成なのか、あと一筆足したりもできるだろうにということを尋ねてみたら、おもしろい答えが返ってきた。自分の頭の中にイメージはあって、それを描き出して行く。そうして、出てきた絵に対して、ここに何かを描きたしたい、ここにこんなものがあればいいなと思った時点で筆を置く。つまり、その先に描かれたものは、自分にとっては、あざといものでしかない。(長尾さんが言ったのは「あざとい」ということばではなかったけれど)
何らかの信号が入ってきて、そのモノにカメラを向ける。そして瞬間的に何もさしはさまずにシャッターを切る。そこで、ファインダーの中でこのような構図にしてと意識しだした時点で、すでに終わってしまっている。

暗室

はい、ギャラリーに戻って夜中の2時まで暗室。あしたからの「後ろ姿は...」にいきなり2枚。インフルエンザとか、に限ったわけでもないが、夜更かしは一番身体に良くないですよ。と、帰り道のニシナリはインフルエンザなどどこ吹く風。



20090519 Tue [長年日記]

変な光景(その1

きのうラブホ街をチャリでぷらぷら走ってたら、仲良くお手てつないだカップルさん。この野郎、激写したろかと思いながら、横を通りすぎたら、二人してマスクしてるの。ふぅ〜ん、なるほど、こういう使い方があったか

変な光景(その2

とあるビルの1階出口の外。4,5人がたむろして、喫煙タイム。これはもう見慣れた光景ではあるが、その全員が顎にマスク。日に何度もマスクを顎にすることのほうが不潔

唾臭いマスク

話、変わりますが、チューしたりしたら、唾臭くなることないですか? もっと具体的に書くと、おっぱいにチューしたりして再びおっぱいに戻ってきたら、なんとなく自分の唾が臭い。(遠〜〜〜〜い記憶(汁))
それはなぜかというと唾液には雑菌がいっぱいおりましてですね、口の中では雑菌どうしの葛藤で生態系が保たれてるわけですよ。ところがいったん外に出ますと、雑菌が異様に繁殖するために、異臭をはなつ。元教師のいうことですw
つまりですね、マスクといえども体外ですから、マスクで生態系のくずれた雑菌の繁殖がお盛んなのです。で、何が言いたいかというと、一日中マスクしてるのは雑菌まみれになってるといっても過言じゃないです。オープンエアなところで一人でいるのならマスクはずしとけばと思うのです。ましてこれから暑くなって汗も加わるととんでもないでしゅ。
ついでに声を大にして言いたい!

甲子園球場のジェット風船禁止にしてくれ!!!!


20090520 Wed [長年日記]

関口現『SURVIVE STYLE 5+』

もう長い間うちのトイレにこのチラシが貼ってあって、そそ、この映画が出た2004年頃、トイレの壁紙が猫のツメ磨ぎのためにずたずたで、壁紙をひっちゃぶいたのはいいんだけど、その地のボードすらギタギタで、パテで埋めてからなどと考えてたら、壁紙張り替えるのもめんどくさくなって、びっしり映画や写真展のチラシで埋め尽くせばいいや。と、いうわけで、かれこれ5年の月日が経ちました。そしてようやくDVDで見ましたが、あ〜5年ほど前ってさ、蜷川実花の『mika』出たころだよねぇ。同じように原色ギトギトで、そのころの流行だった?
はい、前置きだけで終わりますが、なんだかんだでけっこうおもろいです。意外と乾いてるのですね。ということです。

ところできのうきょうとよく寝ます。ひょっとしてインフルエンザじゃないでしょかw 実はこれ見ながら、きのうも途中で寝てしまっていて、どこからだったかと、見始めたのだけれど、この映画って途中少々抜けていても問題ないっちゃないわけです。ところが見終わったあとに、DVDのサービスの予告編とか見たら、をいをい、そんなシーンなかったやんけと。はい、きっちり居眠ってたのでした。まぁ、こないに寝てしまうのは、おとといの暗室のせいもあるのだが、はぁ眠い、だるい。ごほっ、ごほっ。迂闊に咳のひとつもできやしない。


20090521 Thu [長年日記]

甲子園ジェット風船自粛…新型インフル対策

つい、2,3日前にちらっと読んだのでは、甲子園球場での試合は24日までないので、ジェット風船の是非は様子をみて決めるとか書いてあった。何を、アフォなこと言うとんねん。ボクはいまの状態はヒステリックな過剰反応と見ているのだけれど、こと甲子園球場のジェット風船に関しては問題ありすぎだろうと思う。つまり人の吐息をいっぱい詰め込んだ風船を、人の吐息で飛ばすとどうなるか。つまり吐息を頭上に撒き散らす。ジェット風船飛ばしたことある人、思い出してみ。飛ばしたあと、上を向いて口開けてるだろが。ばんばん入ってくるで、吐息の飛沫。アへアへ、女の吐息なら吸ってもみたいが。

ということで、アフォな阪神もやっと自粛要請にこぎつけた。ちゅうか、なんで、禁止にせんのや!往生際の悪い。これを機にジェット風船は永久に禁止にして欲しい。

三隅研次 『斬る』(1962)

DISCASのレビューに《この映画、何か変なのですが、何が変なのか正体を見極められない。もちろん、その変さはよい結果を生んでいるのですが。》と書かれてあるように、まさに変な映画。変といっても、きのうの『SURVIVE』とはまた違う変さで、要するにチャンバラ映画っちゃチャンバラなのですが、他の時代劇とは違ういわゆる「様式美」があるね。藤村志保、若〜〜い(^.^;)


20090522 Fri [長年日記]

ジャン=パスカル・アトゥ『待つ女』

原題が「7 ans」つまり「7年間」。この7年間というのは微妙な時間だとアトゥ自身が話していた。「7年目の浮気」のように。
《愛する夫が7年の刑で服役し離ればなれとなってしまった妻が、満たされない肉体の欲情をもてあました末、看守の男との情事に揺れ動くさまと、その裏に隠された驚愕の真実を描く官能ドラマ。》
というんですけど、フランス映画っぽく心理戦がなかなかのものでしたよ。いや、ネタバレしちゃうのでね、そのネタが全てといえば全てです。まぁ、もっとどろどろかとさほど期待もしてなかったのに、なるほどそういう展開か、フィクションとしてそういうのもありかなと、けっこうツボではあります。 収監されているのは夫でも、妻もある意味で収監されているわけです。
この「待つ女」=マイテ(ヴァレリー・ドンゼッリ)、これがまためっさ美人ってわけじゃないのだが、ごくふつうにいそうな女で、それが逆に妙にそそられるのでありました(^.^;)


20090526 Tue [長年日記]

ティエリー・クリファ 『輝ける女たち』


どこのサイトだったか、人間関係がややこしくて、話に入って行きにくいと書いてたけど、ほんまにその通りでございます(-。-;) その分、だいぶ損をしてる。上のように図式化してみると、たいして複雑でもないのだけれど、それぞれの関係が希薄、いや、関係の描写が希薄なのです。話としては、ニッキー(ジェラール・ランヴァン)が軸になるのだが、エマニュエル・ベアールとの関係ってどうよ。というかこの映画での彼女の存在が中途半端。エマニュエルにぞっこんのボクにはどうもねぇ。
まぁ、けっこうな大団円を見せるのだけど、ベタですねぇ。とくに打ち上げ花火かよっ、ベタすぎる。あの打ち上げ花火よりはマリアンヌが「ROSE」を歌うシーンのほうが何倍もよろし。ラストにそのようなシーンを並べ過ぎ。となるのは、それ以前の人間関係を明確に示してないから、ということになるのでしょか。
だからってイヤミなわけでもなくて、まぁ、ふつうですね。 よくもなく悪くもなく、さほど退屈なわけでもなく、要するに毒にも薬にもならない映画でしょか。


20090527 Wed [長年日記]

野村芳太郎『五瓣の椿』(1964)

昭和39年ったら、東京オリンピックの年ですが、中学1年だったボクちゃん、ちらっと見える岩下志麻の肌(裸でない)に欲情しておりました。なんか、雑誌のグラビアとかで見たような記憶が。どのような話なのか知らないままに、ただ「五瓣の椿」という言葉が記憶に残って

五辧の椿 (a five-petaled tsubaki)

さて、40年以上も経過して、ようやっと見たのだった(^.^;) いやぁ、岩下志麻、きれいです。あ、64年のブルーリボン賞・主演女優賞ですか。もらっても不思議ではないです。どこかのサイトに、これが吉永小百合でもこのおしのにはあってなくて、秋吉久美子ならとかって、あぁ、ちゃうちゃう、やっぱりこれは岩下志麻でないとアカンのじゃないでしょか。
でもね、周りの役者もすごいの。加藤嘉でしょ、伊藤雄之助でしょ、田村高廣でしょ、西村晃、岡田英次、大辻伺郎って、うは、みんなもうお亡くなりなってます。もう左幸子なんてすごいのなぁ。もちろん監督の野村芳太郎もな(南無)。まだこっちの人で、小沢昭一でしょ。それから加藤剛。それぞれがチョイ役じゃなくて、それぞれに光ってるからすごい。こうしてみたら黄金期だったんでしょ。さっきwiki見たら、この64年に岩下志麻の出演した映画が8本。ってのすごくない?AV撮ってんじゃないんだから。って落ちはそこかゐ(^.^;)

ということで、2時間40分の長尺に関わらずってところでした。


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