どこのサイトだったか、人間関係がややこしくて、話に入って行きにくいと書いてたけど、ほんまにその通りでございます(-。-;) その分、だいぶ損をしてる。上のように図式化してみると、たいして複雑でもないのだけれど、それぞれの関係が希薄、いや、関係の描写が希薄なのです。話としては、ニッキー(ジェラール・ランヴァン)が軸になるのだが、エマニュエル・ベアールとの関係ってどうよ。というかこの映画での彼女の存在が中途半端。エマニュエルにぞっこんのボクにはどうもねぇ。 まぁ、けっこうな大団円を見せるのだけど、ベタですねぇ。とくに打ち上げ花火かよっ、ベタすぎる。あの打ち上げ花火よりはマリアンヌが「ROSE」を歌うシーンのほうが何倍もよろし。ラストにそのようなシーンを並べ過ぎ。となるのは、それ以前の人間関係を明確に示してないから、ということになるのでしょか。 だからってイヤミなわけでもなくて、まぁ、ふつうですね。 よくもなく悪くもなく、さほど退屈なわけでもなく、要するに毒にも薬にもならない映画でしょか。