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20091001 Thu [長年日記]奥田瑛二『るにん』ずばり、長過ぎっ! 最低、30分は縮められるでしょ。ラストの立ち回りや、引き回しなんていらない、いらない。西島が飛び出してったとこで、凍らせてしまえば済むわけで、もういいですってくらい、しつこい^_^; 奥田瑛二の監督ってのはこんなに粘着質なのかね。そのラストだけでなくても、かなりのパートでしつこいし、どうにもならない「闇」にしてしまいたかったのかなぁ。群像のうち誰一人としてハッピーに終わらない。それはそれでありでしょうけど、後味悪いよなぁ。 それはそれとして、松坂慶子も老けたなぁって、この役作りのために減量したとか、その分もあるんでしょうけど、あ、ボクよりひとつ下ですか^_^; そりゃ、老けたとってボクにくらべりゃ、ははぁ〜〜_(._.)_ いや、50越えての、まぁおっぱいの形がくずれてるとか、それよりも脱げる!ってのに頭が下ります。シャーロット・ランプリングも『スイミング・プール』では脱いでたし、はい、松坂慶子だけで最後まで見ることができました。ラストは着物の上からだけれど亀甲縛りだし^_^;をいをい あ、鷹さん、お久しぶりです(^_^) てか、数日前に『荒野のダッチワイフ』で20代の鷹さん見たとこだけどw 相変わらずのくさい演技で、伊藤麻里也の股間に顔を埋めて、くっそ〜〜^_^; 頭なぐられて海に沈むとこなんかまさに鷹まるだしでした。まぁ端役ですが、鷹さんの元気なくさい芝居をみると、ほんとうれしくなります、はい。 20091002 Fri [長年日記]相米慎二『風花』(2001)をおとー、これ相米慎二の遺作かよぉ〜、マジ(-。-;) いや、相米慎二っての『ラブホテル』はむちゃ好きで、何回観たかなぁ、つい2月ほど前にも観てたし。で、ふつうそういう好きな映画があると、同じ監督のもういいちょ、もういっちょと観るんだけど、どういうわけか、ぷっつり。これって、もう8年も前の映画なのかと思えるくらい、相米慎二って亡くなったよなぁ、で、これいつの?と観ながら思ってた。うはぁ〜、2001年当時、あれだけまごれびゅ書いててきれいに抜け落ちてるの申し訳ない_(._.)_
はい、前置きが長くなったけど、これ、話としたらベタだけど、むっちゃいいです。ボクってだいたいロードムービー好きだから^_^; まずは小泉今日子ね、この映画時点で36歳か、「ヤマトナデシコ七変化」(84)当時のイメージがボクにとっては強いから、ずいぶん老けたなぁって、老けたといっても、いい老けかたしてるよなぁって、だから、相米慎二の監督でありながら、つい2,3年前の映画の気がしてた。それ以上に浅野忠信がいい。すっかり長髪ボサボサ、なかば無精ヒゲというどちらかというと精悍なイメージが焼き付いてるから、この情けな男、いいじゃない、いいじゃないと観てた。 とにかくおすすめ。恋愛関係にはならないラブストーリーです。 20091003 Sat [長年日記]20091004 Sun [長年日記]遠藤賢司『満足できるかな』
何日か前に、家に帰ったらキャサリンがYouTubeで、遠藤賢司を引っぱり出している。それは何故かと尋ねたら、ベンベン(合いの手よろしく)、『20世紀少年』だってさ。もうミーハーなんだから。そういや、遠藤賢司に、あなたもミーハー、わたしもミーハーってのがあったな。 ミクシにて また日曜は夜中すぎまで、ふぅ〜〜っ。帰りにスー玉で50円引きにつられて、ついおかずを買ったのでh,夜中なのに腹いっぱい。こんあんでは寝れません^_^;
最近、ミクシの日記の更新頻度がガタ落ちして、みなさまにご迷惑(マイミクの最新日記に度々現れること)おかけしていませんが、いかがお過ごしでしょうか。 と、書いたところコメント多し。で、そのレスとしてさらに
ミクシの最初の頃、ミクシって何?って聞かれた時、「新型の出会い系」とよく答えてた。確かに、学校の職員室のPCからミクシにアクセスすると、「出会い系」を理由にブロックされてた。しかり。 20091005 Mon [長年日記]「B0」展@nano galleryぷらぷらと昼過ぎに家を出て、ふっとnano galleryに立寄る。6人がB0の大きさ(ああいういわゆる美術の場合、号数でいうんじゃないの?)の作品を展示。ギャラリーの窓を遮蔽して少し暗めの中にポツンとひとり作家の人が座っていた。はじめてっきり彼の個展かと思ってしまって、一人でよくこんなにもテイストのちがうのを6点も創れるなんて、どんな頭の中やと思ったよ。 ジミー・ケッツ「Brightside」展@ベルギー・フランドル交流センター この色使いは日本人になかなかできないなぁ。がっつり原色。これまでのフランドルセンターの展示はやや重い目の展示が多かったけど、見た目にキッチュで一見楽しげに見える。だけど、ウェブ・ページの案内にも「鮮やかな色彩を用いながらも、飲食店で孤独な表情を見せる人や、閉店したカジノの寂れた跡地などを撮っている。」とあるように、鮮やかであるためにその寂しさがくっきり出てくる。なんかカラー撮りたくなってくる。 そして(-.-;)今週も完全オフにしてやろうと目論んでいたのだが、ドタキャンやら、トラブルのおかげで、穴埋めのためギャラリーへ。まつうらさんが平岡珈琲店に展示しているというので、歩いて撮りながら行くつもりが、へたれてしまう。天気も今にも降り出しそうだったのでますます気分は↓。ヨドバシにも行けず。 操上和美『ゼラチンシルバーLOVE』
操上和美って商業写真のトップっていうイメージが強くて、写真作家というところではあまり語られない。そんな線引きなんか関係ないのにね。 操上和美自身が、自分の写真のベースになったという一枚。 20091006 Tue [長年日記]ああ、大ボケ一部のあのひとや、あの人や、あの人に「きょうは実は3周年だ」などと口走ってしまった。夜遅くに帰りがけに、オープンしたのが土曜日だから、日、月、火と3年経ったら、曜日がずれて、ん?うるう年をはさんでるから、水曜日ちゃうのかと頭の中で暗算してた。家に帰って調べてみると、あしたやん、あした10/7やん。あ〜、ボケてるなぁ、昭和町の1年ちょっとは助走みたいなもんだし、まぁ、そんなもんなのです。 セドリック・クラピッシュ『PARIS』ロマン・デュリスとジュリエット・ビノシュを軸とした、クラピッシュお得意の群像劇。なんだか、いっぱい人が出てきて、それぞれが直接の関わりがあるわけでないので、それぞれの話を同時進行で追いかけていかないといけないので、しんどいっちゃしんどい。どこが本線なのか見極めるのも大変。いきなりカメルーン?に話が飛んだりしてしまう。そんなのをどうなったんだと追っかけてたら、わけわからなくなります。もうちっと絞り込んで深く掘り下げてくれればいいのにとも思えるのだけれど、それでもロマン・デュリスとビノシュの話だけだと重くてなんかとてもベタになってしまう。そんなのをかわしてしまう巧さがクラピッシュにはあるんでしょ。しょせんは、ある人が他の人の生活やら考えやらに注目したところで、見えてない部分が多いわけで、それでもそれなりに関わりをもっていく、それが人生なんだと。だからこそ面白いんでしょ。女子学生(メラニー・ロラン)にいれこむ教授のファブリス・ルキー二がいいねぇ。2時間チョイのチョイ長い目の映画に関わらず、退屈しないで見てられて、それでほんのりと余韻を残してしまう、いい映画です。 20091008 Thu [長年日記]台風一過 ひさしぶりの、何でもこの規模の台風が来るのは10年ぶりだとか。コースは伊勢湾台風とほぼ似通ってるのか、夜中に紀伊半島をかすめて知多半島に上陸。朝方寝ぼけて起き、窓から木が大きく揺れるのをぼぉーっと見る。 ドードー15号
ゼンリツセンガン ミクシのニュースでアラーキーが「ゼンリツセンガン」だというのを知る。「入院中も白衣の天使を激写」ってね、アラーキーらしい。10月に出版された写真集が「ゼンリツセンガン」だというのも。 マーティン・スコセッシ『ニューヨーク・ストーリー』あら、これスコセッシだけじゃなくて、フランシス・フォード・コッポラ、ウディ・アレンのオムニバスだったんだ。てっきりスコセッシがウディ・アレンを使って撮ったんだと思ってた。道理で2本目、3本目はスコセッシらしくないわけだ。つ〜か、オムニバスだと知らないで見始めたんだから。 いちおう、ニューヨークのいい気なアーティストの話。2本目がニューヨークの大富豪。で、3本目はウディ・アレンだから、『ニューヨーク・ストーリー』なんだろうけど、?が3つくらい付くか。気軽に観てる分には当たり障りがなくてよろし。3本目はちょっとオカンみたいだったww ジェームズ・アイヴォリー『眺めのいい部屋』 ずいぶん以前にまごれびゅにも書いたの、いま読み返してみて、やっぱりわざわざリッピングしてまで観ることもなかったなと。凡庸ですね。ただこの間にフィレンツェに実際に行ったから、どんなもんでしょって思ったの。振りチンシーンも今度はばっちり。でもそれで?ってところ。ま、ボカシ入ってるというのも変だけど、わざわざ映し出してくれなくてもいいし、かと言って、映らないように撮るというのも変だしってところ。ま、ボーっと観る分にはいい映画かもしれない。 20091009 Fri [長年日記]ウディ・アレン『マンハッタン』別にニューヨークづいてるわけではないけど、『ニューヨーク・ストーリー』に続いて『マンハッタン』
昔はウディ・アレンはよく観たんだけどなぁ、いつからか観なくなったなぁ。で、観ていて気がついたんだけど、ウディ・アレンって村上春樹に似てないか? セリフの多さに、目が字幕に行ってしまって映像を見落とすこと頻繁。これはウディ・アレンのせいではないけど、とにかくよくしゃべる。うるさい。同じように春樹の文章も冗長。ウザイ。それとか、この二人、よく簡単にメイク・ラブできるもんだと呆れる。初めて、村上春樹の顔写真見たときに、よくあんな小説が書けるなと思った。ウディ・アレンとダイアン・キートンやミア・ファローというのは今でも信じられない。思うに、この二人、きっとナルシストなんでしょね。ナルシストが悪いってわけじゃないけど、ボクもかなりのナルシストなんだが、それにしてもなぁ。
伝説のボブ・ディラン《ニューポートフォークフェスティバル》 伝説と化した'65年のニューポートのライブ。このとき、初めて、フォークギターからエレキのバンド編成になって、ブーイングと怒号のなかで...というやつ。 ※ いま調べてたら「Liar!」は66年のロイヤル・アルバート・ホールのライブでのこと。
20091010 Sat [長年日記]詩写真(仮)
詩・高田文月、写真・大木一範によるコラボレーション詩写真(仮)展は、今年5月、gallery maggotにて開催されました。その展示から一冊の「詩写真集」ができあがりました。詩と写真の不思議な融合をお楽しみください。
大阪に着いてから、incorrect addressとかで運送会社に滞留してたのが無事到着。 夜に高田さんに配達。祝杯はあげてませんねw 祝杯は11月の展示の時にとっておきましょう。二人してビンボーだしw はい、そこのあなた買ってくださいよ!! ここでスライドショーで一通り見れるようにしています。 20091011 Sun [長年日記]秋刀魚の歌あはれ はい、今晩の夕食はさんまでした。「さんま苦いか塩つぱいか」と言ひつつ、さんまを食らひ、まだ若い頃はこの「苦いか」という意味をしらなかったなぁとしみじみ腹のまわりの苦みを味わう。 庄野潤三 その秋刀魚を食べながら、キャサリンが佐藤春夫は住中だというので、そうか、そんなはずないと答えると、じゃぁ、伊藤左千夫。それ伊東静雄のまちがだろう。で、すぐにwikiで調べたら、庄野潤三は伊東静雄に教わっていた。そういや、庄野潤三の5期下のボクの父も伊東静雄に習ったと話していた。当時、「乞食」というあだ名だったとずっと昔に聞いた。それで、wikiで庄野潤三をみると、なんとついこないだの9月21日に老衰で亡くなっている(合掌) 小津安二郎『秋刀魚の味』(1962) 秋刀魚に調子にのって、小津安二郎の『秋刀魚の味』ですね。男優では、笠智衆、佐田啓二、三上真一郎、東野英治郎、中村伸郎、北竜二。女優では岩下志麻、岡田茉莉子、杉村春子、岸田今日子と凄いメンツ。岩下志麻と岡田茉莉子が共演してるって他にあった? いや、今じゃ信じられないくらいのキャストで、それでいて全く無駄がない。完璧というべきか。文句つけるとすると、料亭での飲み食いシーンが多いかってくらい。小津の映画にはどっちかというと珍しいギャグもいっぱいあって面白い。料亭シーンの笠智衆、中村伸郎、北竜二の3人がいいのだなぁ。「あのクスリ」いまでいうバイアグラか、当時もそんなのあったのか。それとか騙し合いとか。それがギャグに留まらないで、きっちり本線に組み込まれてくのがすごい。先月観た『彼岸花』もそうだけど、娘(岩下志麻)の結婚式シーンはすっとばす。が、岩下志麻の嫁入り姿はきっちり映す。この嫁入り姿はまさに花嫁人形ですよ。が、相手の男も一度も現れない。徹底的に無駄を省く。その省略形がもう完璧なのだからどうしようもない。 20091012 Mon [長年日記]20091013 Tue [長年日記]ノーマン・ジュイソン『ザ・ハリケーン』 久しぶりにハリウッド(^.^;) "ハリケーン"のことは、もう30年も前にディランの"DESIRE"(映画の中でも使われていた)の中で知っていたけれど、その後、どうなったのかよくわかってなかった。この映画は、かなり史実に基づいているようで、その史実であることが、かなり吸引力をもつことになったんじゃないか。 20091014 Wed [長年日記]是枝裕和『幻の光』(1995)
これも観たことあるし、まごれびゅにもすでに書いている。決して、おもしろい映画でもなければ、はっきり言うとしんきくさい映画。だけどなぜか好きだな。今回ももう一度観てみて、やっぱり好きだな。江角はヘタだし、そういうのをさっぴいても好きだな。宮本輝の原作もまた読み返してみたくなる。短いからw 20091016 Fri [長年日記]脳力大学-漢字テスト Pearlの6-45をスキャン中、フォトショップも使えないので、暇つぶしに漢字テストをやってみる。25くらいは楽勝だが、だんだん難しくなり、聞いたこともないような単語が出てくる。連続36まで伸ばしたけど、同じ問題が頻出して意外とつまらない。家に帰ってキャサリンにやらせようとしたけど、賢明にも手を出そうとしない。例えば「孜孜」なんてこんなもん読めたって、もはや趣味の問題で教養の問題ではない。漢字なんてのは日常の中で本を読むなりして身に付いていくもの。その意味でいえば、漢検ってのもおかしいやんね。やっぱり時間の無駄か。招待状、送った人、ごめんなさい。適当に遊んで放置してください。 ちなみにアウトになったの書いといたろ。嫌みかw マーティン・スコセッシ『アリスの恋』(1974) こっれて観たことあるような、無いような感がずっと観ている間つきまとう。なんせ70年代映画ですからね、妙な安心感あるいは同時代感がそう感じさせるのか。女の自立やウーマンリブ運動がもっとも盛んだったわけで、実質上、主演のエレン・バースティン自身もこの映画のプロデュースに加わって、ラストをどうするかに議論があったらしい。自動車事故で夫が亡くなくしたアリスが自立していく話だが、その夫(ハーヴェイ・カイテル)の「(晩ご飯を)つくるのはキミ」というセリフがその以前の女性差別構造を象徴している。 20091017 Sat [長年日記]20091019 Mon [長年日記]本日のサイクリング
20091020 Tue [長年日記]2度あることは きのうの現像。この前に1本、うっかり忘れたのも合わせて5本。まぁ、別に日記に書く話でもない。 前浴と停止の取り違え。2度あることは3度ある。で、その3度目がきのう出たわけだから、もう間違わないでシュ。もしまたやったら、それ見たことかとご報告させていただきます。 20091021 Wed [長年日記]張芸謀『LOVERS』(2004)張芸謀の『HERO』に続く武侠モンと聞いていたから、いまいち見る気にならなかった。それにあの北京五輪で名を下げてるからねぇ。でもまぁ、チャン・ツィイーにつられて見てみたら、けっこう面白かった。相変わらず、『マトリックス』の類いのCGはどうでもいいのだけれど、裏切りの裏切りというか、どんでん返しのどんでん返しで、退屈せずに見れましたよ。そうおかたく考えずにぼやーっと見る分にはOK。チャン・ツィイー、見えそうで見えませんよ(笑) 悪しからずw 20091023 Fri [長年日記]ボケてますか ヤフオクで売れたSquarepusher、発送する前にとりあえずmp3に録っといてと、そのまま中身空で送ってしまいました。きのう夜遅かったからでしょうか。 20091026 Mon [長年日記]本日のお散歩地図(twitpicから画像を外部に貼り出せるかと思ったのに。近々、こっちのも貼るようにして)
きのうの夜からの雨が昼近くになっても降り止まないので、傘チャリでカメラというのはかなり無理があるので、きょうはお歩き。 ミケランジェロ・アントニオーニ『夜』('74)やっと見ました『夜』。なんかこの『夜』とか見ていて、いちばん好きなのはアントニオーニじゃなかろかなんて思うのですよ。広っぱでのでっかいロケット花火の打ち上げのシーンだとかね、あ、これなんかが『欲望』のラストなんかにつながってくんでしょ。マストロヤンニは『ドルチェ・ビータ』に重なってくるんだけど、こういう役回りさせたらほんと最高。で、やっぱり、ジャンヌ・モローです。『モデラート・カンタービレ』のジャンヌ・モローってのは高田さんのおすすめですが、『死刑台のメロディー』のジャンヌ・モローに重なってくる。それにモニカ・ビッチ。いや、モニカについふらっと行ってしまうのもわかるんですよ、ボクも行っちゃいそう(-。-;) でもなんだかんだって、ジャンヌ・モローなんです。女は静かな大人の女に限る。これぞ、オトナの映画! ミケランジェロ・アントニオーニ『さすらいの二人』('74)ネタばらしまくりーぬのまごれびゅを見てね。このラスト10分は痺れまくりです。涙が出てきそうなくらい。そのまごれびゅにも書いたるけど、日本公開当時のキャッチコピーは《《永遠の愛を求めて さすらう男と女−− / 巨匠アントニオーニが流麗に描く哀しくも美しい愛の旅路−− / あの人はもういない つかの間の幸福が過ぎ 又、一人ぼっちになってしまった》噴飯モノですよ。このコピーにつられて映画館に見に行って、ぐっすり寝た人ってどれくらいいるんでしょね。それはともかくとして、ため息の出る映像の連続。過激な『砂丘』のラストより、ボクはこの『さすらいの二人』のラストは、ボクが見た映画の中でナンバー1です。アントニオーニ、最高! 20091027 Tue [長年日記]山口清一郎『恋の狩人 ラブ・ハンター』 日活がロマンポルノ路線に移行して、6回目の配給だったとか。そして72年初めに、猥陳だかで、この『恋の狩人』が摘発されて、皮肉なことに、この摘発で日活ロマンポルノが公に認知された。ボク自身で振り返ってみると、ロマンポルノを初めて観たというのはこの後だったか、あんまり定かでない。ときどき、オークラやら新東宝のいわゆる成人映画を見には行ってたが。たぶん記憶では、ふっと新宿で時間つぶしに見たのが最初だったか。田中真理が出ていた。それまでの成人映画にはこんな美人の女は出てなくて、ボクもそれで一気にロマンポルノのファンになったのだが、それが、何だったか、ほんとに覚えていない。どんな映画だったかさえ記憶にない。ただ田中真理が出ていたということだけ。 wikiの日活ロマンポルノ作品一覧で、調べたんだけど、ボクのロマンポルノの見始めは、確かもう1本には片桐夕子が出ていて、とすると『濡れたハイウェイ』と『花ひらく夕子』だろうけど、その時期71年年末に新宿に行ってないんだよ。新宿が間違いなければ、72年2月のたぶん『しなやかな獣たち』。このとき新宿にいたのは確か。もう一本が片桐夕子というのは間違いかな。中川梨絵だね。うん、このときしかないはず。ということは『恋の狩人』の一件で、スケベ心がそそられたってことですねw 20091028 Wed [長年日記]ミケランジェロ・アントニオーニ『さすらい』(1957) 原題「IL GRIDO」は「さすらい」じゃなくて「絶叫」 ふむ ヤフオク出品無料キャンペーン出品中が残り少なくなってくると、突然、告知される。きのうきょうと、これまでの売れ残りをひたすら再出品。まぁ、全部、まともに出品してたら出品だけで3000円近くもかかるのだからいたしかたないか。出品料払ってまで出すこともないのいっぱいあるしw はい、買ってください。 20091029 Thu [長年日記]諏訪敦彦『不完全なふたり』(2006) いいねぇ、全然動かないカメラに長回し。めまぐるしくこれでもかと親切きわまりなく見せつけてくれる映画に慣れてしまうと、こんなの映画じゃないですってね(-。-;) はい、寝てしまってください。 20091030 Fri [長年日記]大きなお世話ぢゃMadame Fine says:はい、訳しますと、「この構図はすごく好きです。個人的には完全に窓だけになるように左と上を少しカットしればと思います。」 はいはい、個人的に人の作品をこうだったらいいのになあというのはそれはそれでいいです。ボクも、ここのところもっと焼き込んだらとか、これいらんよなぁとか思いますもの。あくまで個人的にね。貴重なご意見ありがとうございます。ちゃんと人の話も聞いて、ためしにフォトショップで左と上を詰めてもみましたよ。素直だねw が、面倒だから、スルーしてたら、きょうはNOTEという機能で、残す部分はここだ"cut like this"と四角く囲んでくれよりました。ほっとけ!ヽ(`Д´)ノ このNOTEという機能はウザくて極力使わないし、人につけさせないように設定していたのに、おかしいなぁ。写真の上にマウスが行くと、すっとその四角が見えるようになる仕組み。これって、その場限りじゃなくて、他の者が見ても見えるのだよ。ボクとその意見を持っている人だけで、その場で議論があるのじゃなくて、写真がその勝手に付け加えられた四角によって第三者には異なって見える。それもなぁ、ずっと見てくれて、いろいろ話してるのが相手だったら、まだしも、つい最近、ポッとcontactして、noteを書き込むのってどうよ(-_-;) 誰かさんだったら怒りまくるだろうなw ボクもたいがい怒ってる( #` ¬´#) そのnoteは速攻で削除しましたが、ほんと、こういうのを大きなお世話、とんでもない迷惑というのです。 20091031 Sat [長年日記]ミヒャエル・ハネケ『タイム・オブ・ザ・ウルフ』きのう、途中まで見て、眠かったので、あ、いや、映画が退屈で眠いのでなくて、ほんと眠かった。して、きょうはその続きから、見終わり。あいかわらず、きっついなぁ、ハネケの映画は(-。-;) ハネケ、カフカの『城』も撮ってるけど、それ以上にカフカチック。いや、もう完全にカフカなのかもしれません。なんでも『ピアニスト』以前にこの構想があって、ユペールとハネケで資金を集めたらしいのだが集まらず、『ピアニスト』が当たったおかげで陽の目を見たという。そのユペールが淡々と演じていていいなぁ。大げさじゃない。そういうと、ベアトリス・ダルだってそう。えっ、これがあのダルってくらいに抑えた演技。ボクは好きですよ。でもふつうに女性にはおすすめできません。 天国にいちばん近い島 ニューカレドニアからの来客Fabriceあり。なんかとても人なつっこくて、おみやげだとニューカレドニアの紙幣をおいていく。どこで使う?w |
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