日活がロマンポルノ路線に移行して、6回目の配給だったとか。そして72年初めに、猥陳だかで、この『恋の狩人』が摘発されて、皮肉なことに、この摘発で日活ロマンポルノが公に認知された。ボク自身で振り返ってみると、ロマンポルノを初めて観たというのはこの後だったか、あんまり定かでない。ときどき、オークラやら新東宝のいわゆる成人映画を見には行ってたが。たぶん記憶では、ふっと新宿で時間つぶしに見たのが最初だったか。田中真理が出ていた。それまでの成人映画にはこんな美人の女は出てなくて、ボクもそれで一気にロマンポルノのファンになったのだが、それが、何だったか、ほんとに覚えていない。どんな映画だったかさえ記憶にない。ただ田中真理が出ていたということだけ。 さて、正直なところ、この『恋の狩人』も今の今まで見たことがなかった。そりゃそうでしょ、その後の裁判で、最終的には無罪を勝ち獲りはしたもの、お蔵入り状態になって、どこかで自主上映されたにすぎないから。その裁判で山口清一郎監督の「自然なる性が余りにも豊かであると国家が嫉妬する」とともに田中真理が女闘士として真っ向から権力に盾突いた形になって、考えて見れば、赤軍の浅間山荘が72年の2月末で、それまでの転換点でもあったわけで、そのくすぶりみたいな、何かこの裁判で一矢報いたいって願望があったのかもしれないな。 そういう昔話はおいといて、この裁判で田中真理が超有名になったから、ん?ということは、ボクの初ロマンポルノはやっぱりこれ以前なのかな。まぁ、いいや(^。^;) それでね、この映画はてっきり田中真理が主役だと思って見てたから、あれぇ〜ってなっちゃって、実は原英美が主役なのね。タイトルロールでも、原英美のほうが田中真理より前にあったから変だなと思ったのだ。でも原英美にゃ悪いが、田中真理の美貌やスタイルに完全に食われてるやん。いつから田中真理に話が移るんだろと見てしまってましたよ。ちなみに、脚本の「こうやまきよみ」というのは、神代辰巳とこの監督の山口清一郎。道理で。なるほど。そういうわけだったのですか。神代がらみってことで、話がすっきりした。どんなんやねんw
wikiの日活ロマンポルノ作品一覧で、調べたんだけど、ボクのロマンポルノの見始めは、確かもう1本には片桐夕子が出ていて、とすると『濡れたハイウェイ』と『花ひらく夕子』だろうけど、その時期71年年末に新宿に行ってないんだよ。新宿が間違いなければ、72年2月のたぶん『しなやかな獣たち』。このとき新宿にいたのは確か。もう一本が片桐夕子というのは間違いかな。中川梨絵だね。うん、このときしかないはず。ということは『恋の狩人』の一件で、スケベ心がそそられたってことですねw