もうエロい、エロい。ハダカどころか、ビーチクも出てこないのに、このエロさってなに? 見てるうちに長イスに押し倒したい衝動がむらむら。もたそれをぐっとこらえる緊張感がなんとも言えないんですね。たぶん、20代ではわからないエロさかもしれません。 『真夜中の招待状』を見たあと、あまりの情けなさに、見始めたのだが、これが『真夜中〜』とはうってかわってぐいぐい引っ張り込まれる。あんな映画のあとにみたら、何でもよく見えるのかもしれませんがw さすがに時間が時間なだけに途中で切って続きをってことにしましたが、いや、こうでないとね。オトナです。『真夜中〜』に限らず、日本の映画みてるとガキくさくていけない。それに対して、ほんとオトナの映画ですねぇ。 アンナ(サンドリーヌ・ボネール)が、税理士のウィリアム(ファブリス・ルキーニ)を、カウンセラーと間違えて、話し始める。そこから二人の抜き差しならない心理的な関係がという...ちょっと『読書する女』を思い出したけどね。いいねぇ。
なぜか抜け落ちてるシャブロル...ヌーベルヴァーグを語る上で外せないらしい『いとこ同士』。これがあたったおかげでロメールの『獅子座』ができたってさ ポールがちょいとすかしててイヤミったらしい感じが始めはするのだが、これもありかと。それにひきかえ、シャルルのほうがどんどんまぬけになっていく。なるほど『狂った果実』('56)からのインスパイアね。時代のずれはしかたないにしても、なんせ50年前のだし。しかし50年かぁ。ヌーベルヴァーグも石原慎太郎も半世紀前の話になりましたか。。。。