お通夜から何度もお経あげられていると、麻痺してくるというか、感じなくなってくる。
灰になってしまうと、人間というのはうまくできたもので、もうすでに物体としても存在しなくなったものに、ある種の諦念のような精神機構が作用し始めるようだ。それはそれでいいのだ。