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20040503 Mon [長年日記]GWの徘徊老人
恋に憑かれた女がひとり をりゃ、GWなんてのはね、どこ行っても人いっぱいで、行列だらけでよう、誰が三千院くんだりまで行くか。おじさんは30年前のほろ苦い思い出を噛みしめながら、玄琢からとぼとぼ歩いて、鷹峯光悦寺へ。いや、さすがに光悦寺なんかに来る奇特な観光客は少のうてよろしおすなぁ(いきなり京都弁)。でもどこで調べたのか、やっぱりGW、ちょちょっと人が来ておりました。 源光庵光悦寺から帰ろうとすると、《血天井》なる文字が目に飛び込んできた。なんじゃそりゃ。と、別に《血天井》ということばにひかれたわけでもないが、せっかく鷹峯まで来たんだからちょっと寄ってみよかと入ったら、《血天井》ということばにひかれた人間がうようよおるんだよなぁ。いま調べたら、和久峻三「京都洛北密室の血天井」なんのまであるようで。 でも血天井はどうもピンと来ないな。あ、そーですか、って程度。よっぽど霊感から見離されているようだ。それより迷いの窓、悟りの窓のほうがなんぼいいことか。もちろん迷いの窓ですが、その窓に正対してしばし佇む。仏罰必定。 餅鷹峯から下って、今宮神社のあぶり餅ってのも芸がないんだけれど、ま、これもせっかくだからと寄ってみたら、さすが観光商法。ずらららら〜っと並ぶ観光客ども。あんなもの、並んでまで食うようなものではないのでパス。あぶり餅よりやっぱり双葉の豆大福だろ。が、ここもずららららーーっと並んでおる。双葉の豆大福ならしょっちゅう食うてるから、ちっ、豆大福、1ヶぽっち買うのになんで並ばなアカンねんとむかつきながらも、なんせ腹へってたし、それに持って帰ったのを食うより店の前ですぐぱくつくという誘惑にかてず、並んだ。15分弱。意外と早かったから許す。お店の前で食べなはったら、そらやわらこーっておいしゅおすえ(いきなり京都弁) ほんやら洞もう疲れた。さらに豆大福1ヶが空腹を刺激。ほんやら洞にて本日は沈没。珍しく甲斐さんが店に立っていて、なんとうことでしょ、甲斐さんの「猫の泉」を持ってるなんて。あのぉ、サイン… 岡林なんかとこのほんやら洞を開いて、京都の70年カルチャーでは甲斐さん抜きに語れない。そのわりにすごい照れ屋さんで風体に似合わず可愛いのだ。『地図のない京都』も買って、これにもしっかりサインしてもらう。で、やっぱり浅川マキなんぞがかかっていて ♪〜 さびしさには 名前がない
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