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20070507 Mon [長年日記]バタ子昔、熊井啓の嫁さんの熊井明子が書いた本を読んでて、何匹も何匹も飼い猫が死んで行く。いたたまれなくなって「この人、猫殺しちゃうか」などと読むの止めてしまったことがある。先月エミリが死んだところなのに、こういうのって続くんだよね…
バタ子は神戸の六甲道の瓦礫の中から拾ってきた。まる12年。人間に換算したら80歳弱。はじめ黒猫をもって帰ろうと思ったのに、どうしても黒猫を捕まえられないで、そうしたらバタ子が背中に乗ってきたので、しゃあないか、これも縁かなと思いながら、デイパックに詰め込んでバイクで走り出した。東灘を過ぎて芦屋まで来たら、デイパックの中でもぞもぞ上に這い上がって、頭でチャックをこじ開けて、にゃあにゃあ鳴く。背中には乗ってはみたけれどどこに連れ去られるのか不安だったのかもしれない。道端に座って、しばらくなだめすかしてたのだった。震災が落ち着いてから、バタ子の元の飼い主のところ(まだ公園でバラック建)に、こんな立派になったよって写真持ってってやったのだが、ちょうどお留守で、写真だけおいて、それっきりになってしまった。 こんなふうにボク自身が拾ってきた猫だったので、やっぱり愛着みたいなのあるのかもしれない。GWにちょうどとんとんが帰ってきたころに、ほとんど食べなくなって、無理やり口にご飯を突っ込んでやったら、少しだけ元気になって、まぐろの刺身とか、森永の焼きプリンとかもボクのをとって食べてたのになぁ。おとといあたりからまた食べなくなって、きのうも朝に奮発して焼きプリンを2つも買ってやったのに、全然食べようとしないで、牛乳を舐めようとするんだけれど、ほとんど力がなくて、やっぱりもうダメかなあと思って出て行った。夜遅くに帰ってきたら、あーちゃんの部屋の押し入れの中で静かに冷たくなってた。 |
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