今もそうだけど、小さい頃から、何が嫌いって蛇ほど嫌いなものはなかった。もちろん触ったことなどない。1mより近くにいるだけで卒倒してしまう。辛うじて動物園のガラス張りの向こうにいるのは見ることができた。 そういえば、新潟県の道の駅だかで一升瓶に詰めたマムシを売っていた。窒息しないように酒瓶の口に小枝を差し込んで結わえ付けてあった。しこれって、誰かムカついた奴がいたら、その家にマムシの入った一升瓶をの投げ込むことも可能で、こんなものを売るなんて犯罪だろう。もちろんこれは酒を注ぎ込んでマムシ酒を作るらしい目的で売っているのだが、それにしてもだ白昼堂々と売ってるなんて信じられない。 小さい頃に、ということは50年も前、戎橋商店街の坂本の赤まむしの店があった。(京都の京極商店街にはまだあるが)その前を通るときには必ず怖いもの見たさにガラスショーケースの向こうのマムシを覗きこんでいたものである。