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20031102 Sun [長年日記]◆ 泉鏡花『高野聖』(1900)あらかたの話はいろいろ聞き知っていても、きっちり読んだら、やっぱりおもろいなぁ。しかもちゃんと舊字舊かなのテキストで。ここらは舊字舊かなでないと気分が出やんでしょ、なんて、ところどころ読めなかったりもするんだけど。 蛭の森のむごたらしさなんて圧巻。白痴が出てくるのってさぁリンチばりで、いや、リンチが真似したんじゃないのって(笑) 女の家の下の水のところでの妖しさってほんとたまんねぇ。 ◆ 泉鏡花『眉かくしの霊』(1924)旅先に出て霊に出会う話。ってその旅先が奈良井だったから、何となく知ってるような。でもこれまで何度も奈良井に行ってながら、この話の舞台が奈良井だと知らなかったとは... で、奈良井に行く前に松本に行ってるんだけど、松本の宿の無愛想なことをしきりにぼやいてるのには笑ってしまう。 はは、どこが霊なんだいと思っていたら、中盤から。一気にラストの情景はすごいやな。座敷が一瞬にして桔梗ヶ池に変わるなんか、そこらのホラー映画なんか太刀打ちできんよ。そして霊のなまめかしさときたら。ん〜、こんな女の霊となら混浴してみたいものだ。と、いみふめ ◆ 須藤英一『日本百名道』(2003 大島書店)須藤さんは個人的に知ってるからあんまり言えないんだけど(^_^ゞ ちょっと優等生の解答を見せられたようでもの足りない。たしかに外すに外せない道なんだけれど、もっとバイク乗りという視点からの思い入れの込められた道がリストアップされていてもいいんじゃないか。 例えば、遠野の荒川高原を縦走する道でるとか、その荒川高原を走り抜けるバイクの写真を見てバイクに乗りたいと思ったボクなんかにとっては、あまり自分も走ってみたいとくすぐられることはなかった。
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