| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コメント・ご意見・ご感想は、e-mailにて コメント(ツッコミ)はできない設定にしています。 |
20031104 Tue [長年日記]◆ 田口ランディ『コンセント』(2000 幻冬舎)いちおう読みましたけどね、むなしいなぁ....話がせつないであるとか、虚無感に貫かれているというのじゃなくて、話そのものが空嘘(←あえて口偏つけておきました)。きのう読みかけの時にもことばに重さがない、すこすこなんだと書いたけれど、ことばそのものが希薄なので、それらをいくら重ねられたところで、話に真実味が出てこない。そして最後に、ヴァギナがコンセントだったなんて、アホくさ。時間の無駄でした。 まぁ、ひとつ読むだけ読んだから、それでいいだろ。二度とランディは読むことはない。ことばの使い方にはうんざりさせられるのはもうたくさん。 「男のファンタジーが動きだすと、セリフがやたらと芝居がかってくる。」 「渋谷のホテルを出てからBunkamuraのカフェテリアでお茶を飲んで別れた。」 「アイスコーヒーのミルクがマーブル模様に輪を描く。」 「頭の中のハードディスクに検索をかけている。ヒューンとモーターの回転音が聞こえてきそうだ。」 「でも、本当に危機一髪だった。紙一枚の距離で列車が止まったの」
|
|