ぎゃふん。文章、構成の上手さがどうこうとか、決して言えませんって。す、すごすぎる。話の中に文化論であるとか、もちろん恋愛観であるとか、織り込まれているのだけれど、その論考のバックボーンの大きさに畏れおののくばかり。最近の作家のってその逆なんだよねぇ。
いまにも離婚しようかとしている夫婦。そしてその妻の老父は自分たちより若い女を迎え入れている。その二組の男女のありようがメイン。この終わり方がもう最高に痺れる。