この前タントテンポで会った徳平さんが来てくれて、『都市の断片』をおみやげにいただく。ポジで撮られたビビッドな写真は、ずばりツボ。無性にカラーで撮りたくなる。大道さんやエグルストンから離れようとしたんですがと言うのだが、それはそれ、いいものはいい。
そこで例えばあなたが写真を残したとしても、その事物としてのたこフェリーの寂しさは写っても、あなた自身の寂しさは写らない。なぜならあなたには重なる過去の思い出が無いからだ。しかし時が経てばその事象の記録として写真は違う価値を持つだろう。それが記録。気持ちは変わるが記録は変わらない。
これはきのうの某氏のツイート(すでに削除済み..w)だけれど、明石海峡のたこフェリーが廃止になる。その前にどっと鉄ちゃん類いのおっちゃんカメラマンが群がるんだろう。 たこフェリーにはボク的にはそう思い入れがあるわけではない。が、青函連絡船となると、そうも言ってられない。そしてその記録がボク自身に甘い揺さぶりをかける。さて、どうする、11/15まで。