と、いきなり結果から。 落ち着いて頭から行くと、伊良部いらいらいらいらいらぶぅーたれ、ノーアウトからすっとカウント取りに行ってランナー出すワ。それでも藤本のファインプレーとかでなんとか切り抜けてた。3回広島の攻撃を簡単に2アウトとって、やっとこさ伊良部も落ち着いてきたかと思うたら、2アウトから内野安打。続くシーツに左中間にほりこまれて、嗚呼、きょうもまたかいな、と思ってたら、そう思いながらも、きょう負けといて、あとからプレーボールのヤクルト負けてくれて、あした広島一撃という線も捨てがたかったのだ。 一方、打つほうは、きのうの完封の続き。2回の桧山のでかいのも、あれ、打った瞬間に「行ったぁぁ〜〜っ!」と叫んだのに浜風に押し戻されて、シーツのは浜風に乗ってるのに、ほんま、なんと申しましょうか(←小西得郎風に。と言ってもほとんど誰も知らんわな、小西得郎)ツキにも見放されたとでも申しておきましょう。満塁になったら、回ってきたのが金本やしね。 やっとのことで5回1アウトから藤本が初ヒット。これを伊良部がきっちり送って、沖原タイムリー。これで1-2。6回、7回と、嗚呼、1点が┗(-_-;)┛オ・・オモイ・・・ずしんと重い雰囲気が垂れ込めとるの。 しかしねぇ、伊良部、6回途中からリガンと、シーツの2ランだけでようしのいできたよ。これ、大きかったね。 8回裏、これ、予感がしたんよね、片岡。さぁそろそろカンニンしたろかという神様の思し召しとでも申しましょうか、桧山のホームランを押し戻した浜風は止まっていて、むしろ追い風気味。がつぅ〜んの一発はライトスタンドまっしぐら。ついに同点。そのあとなおも満塁で今度は桧山。ここも桧山が流れはこっちに来てるんだし、なんとかするだろ、という予感はものの見事にはずれて凡退。まさか、それ以上の展開を用意してるとは。 さて、いよいよ、同点のまま9回。矢野ががつぅ〜〜んとサヨナラホームランんんんんん!なんて、これは予感じゃなしに期待でしたが、ははは、そううまいこと行くわけなくて、いや、それより今年のタイガースはヒーロー持ち回りということを忘れてた。きょうのキーは藤本だったんですね。結果的に赤星がヒーローなんだけど、5回の1点といい、この9回のサヨナラ劇といい、キーは藤本。詰めの段階に入ってミスばっかりやらかして、いつ下に落とされても不思議やなかった藤本がキーを握ってたのだ。初回の藤本のファインプレーがなかったら、あのまま伊良部はがたがたと行ってしまってたかも。それとね、ヤクルトと7-7で引き分けたゲームで12回裏の守りで、なんで藤本にかえて久慈を出さんのやと思ってたのね。敢えてこの期に及んで藤本を使い続けたというのは、星野のもっている何かだったんだろうと思うのであります。 その藤本がきれいにショートオーバーのヒットで出て、そして片岡。うまいこと回ってくるわな。ここらあたり、もう時の運としか言い様がない。それでもここで一気に片岡をヒーローに仕上げてしまうのじゃないのが、もう神のなせる業。片岡のライト前で1-3塁。1-2塁だったら神の書いたシナリオにそぐわないのだ。続く沖原はもうすでに5回に花を持たせてあるわけで、当然のごとくに満塁策をとって敬遠。そして赤星。この一打のために、神はこの10日ほど赤星をスポイルし続けてたと言っても過言やないでしょ。 その初球、打った瞬間にわかった。手にしたメガホンでそこらあたりガンガンどつきまわしてたのだ。思うにね、この最後の1点というのは星野を一番悩ませた3人がかりでむしりとったんだから、あの星野が赤星の頭を抱きかかえているシーンというのは涙モンでありました。いや、マジに泣けてきたよ。ちなみに本日のキーマンであるところのサヨナラのホームインをした藤本、すぐさま赤星のところに走っていこうとするのを、がちょーんと金本のプロレス技一撃。グラウンドで転がってました。キーマンというよりモンキーマンなのであした。興奮してるようで冷静に見てるのだって、実は夜中に何度も流れるリプレー見ていて発見したのですがヽ(´o`)ノ
一方、浜スタのヤクルトのほうはというと、1回に先制で3点とったものの、浜スタ名物のホームラン連発で、逆転されよった。こうなると、もう家でじっとしてられない。タイガージャージを引っ張り出してきて、メガホン首からかけて阪神前へ一目散。道頓堀ねぇ、さすがにおっちゃん、いやオトナの分別ってものよ。
梅田について太融寺にバイクをとめておいて、阪神前へ行くと意外や静か。ちらほらとしかそれらしき人間はおらんのだよ。タバコすいがてら、ボクよりちょっと若い同類がおって「おとんアホちゃうかぁ、言われた」
歩道橋の上に上がると、数ヶ所でラジカセを中心に人山ができつつあるとこ。8回裏ヤクルトの攻撃中。古田、ヒット。ちっ。さっさと終らんかい。そのあと誰やわからんがとにかくアウトで歓声がわき起こる。9回、人山はどんどん大きくなって歩道橋を埋め尽くし始めると、曽根崎署のポリどもがハンドマイクで「通行の邪魔になりますから立ち止まらないで下さい」「本日この場所でのイベントは予定されていません」アフォちゃうか。イベントというのはお上が用意して集まるのとちゃうがな、こういう風にやね、誰が呼びかけるでもなく人が集まるということこそ大事なんだよ、ほんまなんもわかっとらんなぁ。
そうこうしてたらいよいよ9回2アウト。思わず一斉に「あっとひとりっ!あっとひとりっ!」が、その瞬間にその場の人間が気がついた、あと一人コールしたら、ラジカセなんも聞こえなくなる。はっと、あと一人コールが止んだ瞬間にゲームセット。タイガース優勝!ヽ(´o`)ノヽ(^o^)丿\^O^/\(^◇^)/ヽ(^O^)ノ\^o^/\(-o-)/\(ToT)/\(~o~)/ヽ(^。^)ノ\(^o^)/(「ばんざい」で登録してあるフェースマーク全部出すで)ヽ(^。^)ノヽ(^o^)ノヽ(^◇^)ノ\(-O-)/\(^^)/\(^_^)/\(^O^)/\(TOT)/ はぁ〜あともう知らん。六甲おろし、なんべん歌うた?
しかしやねぇ、マスコミが騒ぎたててたからか、曽根崎署の警備がきつくて、優勝決定自主イベント一通り収まるのを待っていたかのように歩道橋の上から排除されてしまったのだ。凸(~O~)shit!!!! それでも排除されてそれで収まってしまうはずもなくて、あちこちで散発的に人山ができてしまう。これ、政治的なもんやったら、とっくにデモ指揮逮捕されてんでしょうが。しゃあないなぁとあちらさんも思ってんだかどうだか、単に事故発生したときの責任逃れでやってるとしか思えないんだがね。しまいには人山を制服警官で取り囲んで、その人山が膨れるのを阻止しようとしてやがんの。しかしな、そんなことしたって、30分もその包囲網を維持できるわけなくて、ものの30分ほどで六甲おろしの群集の勝ちよ。
その人山の周辺では号外が撒かれだして、そっちのほぷが狂乱状態。いや、まじに事故起っても不思議やないほどだった。官憲はそういうのを整理すりゃええのに。
11時過ぎになって道頓堀に移動。梅田にくらべれば道頓堀はほぼ無政府状態。これがエエんだかどうだか、誰かが飛び込んだら、もうすぐつぎの人間が欄干に上がっている。ボクは、なんぼなんでもいちおう、オトナですからね、分別ありますしね、こう見えてもきちゃないのはゴメンしたい。道頓堀飛び込みって誰がやりだしたんだか、ただ見ててもあんまりおもろいもんちゃうな。ちなみに5300人飛び込んだというけど、「いっぺん飛び込んだらなんべん飛び込んでもおんなじや」というとるくらいで、延べ5300人、実数では2,3000人ってとこちゃう。65くらいのおっちゃん(前にどっかで会うたことあるような)は「わし、きょう3回目や」
道頓堀にダイブするんやったら、シーツにダイブしたいな。最近、全然ダイブしとらんし。
家に帰ったら1時前。胴上げシーンもけっきょくのところ見てなかったから、チャンネルあっちこっち。民放どこでもずっと特番やってたよ。これって関西だけみたい。東京では夜中になると、もうふつうの放送に戻ってしまってると、Ton2から嘆きの電話が入る。
今年の全勝利のリプレーやってたり、ボクがこれはイケルんちゃうと思うたのは、4/26甲子園の広島戦、1-7と6点リードされてたのを8回に一挙9点でひっくり返したゲーム。ボクはこれを九条のパチンコ屋の前のテレビで見たのだった。
と、気がついたら3時を回っていて、大慌てで号外をアップして寝たのだった。