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20030123 Thu [長年日記]◆ 皆川博子『ジャムの真昼』(2000 集英社)Helmut Newton, Robert Doisneau, Gerard DI-MACCIO, Ralph Gibson, Hiroshi Nonami, Eugene Atget, JAN SAUDEK 7つのそれぞれの写真、または絵からインスパイアされた短編7本。単純には幻想文学に取り込まれるだろうけれど、かなりしたたかに鋭い。写真(または絵)を眺めながらの妄想をかきたてられるが、さすが書き手が女の分シビア。妙にざらついた痕跡を残してくれる。ボクとしてはAtgetからの『光る輪』が好き。 ◆ 小野塚かほり『ジョルナダ』(2002 祥伝社)いいなぁ、やっぱり小野塚。えーっと短編が5本。戻るに戻れない過去をひきずりながらも過去を立ちきる、なんて書いたら月並みだけれど、こういうふうにぴーんと弾いてくれるってのもそうそうないな。ざわざわ音がする。おっさんぽく表現してみると、ビンビンに勃起させられて小指で裏筋を弾かれるって感じ(爆汁) 『青髭』をベースにした『髭』もいい。まじ勃起します。
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