これが中平康監督で映画化されたのはボクがまだ中学生の時。そのころ、『砂の女』、『砂の器』というふうに、やたら《砂》というのが目についた。当時の中学生にとって非常に扇情的だったのが、印象に残っている。親父の本棚から『砂の上の〜』をこっそり抜き出してきて、乳房を力をこめて掴むと、乳汁が流れ出した、などというのにはひどく興奮していた。あとの2つはそれから何年か経って映画で見たし、本も読んだ。ところがどういうわけか、一番興奮していたはずの『砂の上の〜』の映画も見ずじまいだったが、やっとのことで読んだヨ。
やっぱりガキの頃に獲得してしまった性癖のせいか、ひどく興奮する。ストーリーとしても抜群だし、その1ショット1ショットのボカシの効いた鮮烈さはたまらない。こう書くと、映画みたいに思えるけど、あくまで文章のほう。いったい吉行の文章表現ってのは映画以上に映画的だ。
昔の映画もどっかで頑張って捜しだしてきて見たいけれど、誰かつくらへんかなぁ。映画以上に映画的な小説を映画化するのはむちゃ難しいとは思うけれど。
そして、いつものように、ぽんとほおり出されるのだった。
※ その中平康監督の『砂の上の植物群』は、《中平康レトロスペクティヴ》の1つとして11/11, 12 15:00 渋谷ユーロスペースにかかるらしい。いいなぁ、東京は(゜゜)
9時過ぎに目が覚めはしたけれど、そのままベッドから抜け出せないで、『砂の上の植物群』を読みきる。するとまた静かに眠る。ふっと目が覚めて、また『樹々は緑か』(『砂の上の〜』のデッサン)を読みながらまた眠る。ふっと目が覚めて、また『樹々は緑か』を読みながらまた眠る。ふっと目が覚めて、また『樹々は緑か』をやっと読みきったら、しゃきっと目が覚めた。昼の1時過ぎ。
吉行の『砂の上の植物群』のモチーフになったKleeをネットで探す。意外とありそうでない。そのまま、美術系のサイトのリンクをたどって、美術鑑賞。こうして快適な秋の一日は過ぎる。
はい、ご覽の通りでございます。ほんとダイエーは強いよ。きっちりダイエーの野球をやられて、タイガースの野球やらしてもらへんかったからな。
ボク的には、こないだも書いてたように、2勝4敗で負けると予想してたから、シリーズに入るまで、いや、シリーズに入ってからも、いまいち燃えなかった。それは冷静に考えたら、7月までのタイガースなら4勝1敗とかで勝てただろうけれど、8月以降のタイガースは戦力的にダウンしてたから、現段階ではダイエーのほうがずっと力は上だったもんね。
2日連続のサヨナラで俄然燃えてきたけれど、やっぱり第6戦ですか。ダイエーにダイエーの野球を思いださせてしまった。そんなところかな。MVPは杉内だって、ボクは川崎だと思うで。6,7戦のダイエーの得点ほとんどに奴がからんでた。王監督は長打力に差があったというけれど、赤星を抑えきって走らせなかったダイエーと、いとも簡単に川崎を塁に出してしまったタイガースの守備力の差だね。それにしても福岡Dの内野、よく撥ねるな。
まぁ、お疲れ、お疲れ。