9時ころになってゴンがやってきて、いろいろ話する。ギャラリーの本棚をながめながら、ふっと、「この写真集は何度見ても泣いてしまうよ」って話しながら、パラパラとめくって、やっぱりラストのあの一枚を見ると、うるっと来てしまう。それからこぶしの花を抱えたアラキーの影が写った写真を見せてると、あら、《'90 1 26》 なんて偶然というべきか。亡くなったのは正確には27日の午前3時ころだったはず。ということは17年前のちょうど今なのだ。 なんぼあれでも人様の命日までいちいち覚えてるわけでなし、しかし、こんなふうにその日にどんぴしゃ見ているというのも、何かあるのかなと思ってしまうのだった。人生ってそんなんだろうなとつくづく思う。